ストロング(後編)

2008年07月24日 | 写真でGO!
人は自然の放つ色に憧れて染料を作った。
その美しさを創造したい……と、
その美しさを身に纏いたい……と。
自然には人が憧れ続けた色があるのだ。



鳥たちの歌声はどこまでも澄み、
木々のざわめきは山の鼓動を刻む。
水の流れは風を冷やし、空を癒す。
人の作り出す音だけが静寂。



揺れる木々は風の足跡
緑の香りを乗せて、森を駆ける足跡
山を下り、夏の知らせを乗せて
どこまでも、どこまでも、遠く。








ロープウェイに揺られて山頂まで来ましたよっと



さっそく展望台でパチリ。
そのまま奥へと進んでいく。



麓ではまだ天気がよかったのに、山頂についてから雲が多くなってきた。
光が弱いよ!なにやってんの!

ぜぇぜぇ、言いながら山頂を一回りし、
「ちぇ……天気悪ぃ……」
と諦めて帰りのロープウェイを待っていると……
日が差してきた!



もう一周やったらぁ!!



うおおおおぉぉぉぉぉぉぉ、展望台に戻るんじゃああああっ!

ぜーはーぜーはー
はひぃ、はひぃ



もう肩で息をしながら写真を撮る。
なんとか光量が十分の写真が撮れた。
すると……

「やっほー!」

小さな女の子が叫んでいた。

「やっほー!」

山びこかぁ。いいよ、いいよ!
返ってこないけど気持ちが大事だ。
どんどん叫びなさい^^

ある程度、叫び終わって女の子が下ってきた。

女の子:「やっほー、やっほー」

呟きながら降りてくる。
微笑ましい光景に目を細めていると……

女の子:「やっほー、やっほー、ヌーブラ、ヤッホー♪」

なんですとっ!?
コメント (2)
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