オセロ ２７

2.1　ゲームの状態を表現する

2.2.1　ゲームの木

　たとえば4×4オセロの盤面を左上から1~16とする。6と11が白、7と10が黒。

　白が石をおける場所は3,8,9,14の4か所。

　どこでも同じなのでとりあえず3におく。7の黒石がうらがえって白になる。次に黒が石をおける場所は2,4,12の3か所。

オセロ ２６

（本読みのつづき）

2章　思考プログラミングの基礎

「この章では、オセロのような思考ゲームをプログラミングするための最も基本的な考え方とそのプログラムについて解説します。 ここで示すミニマックス (Mini Max) 法、評価関数、α-β法はオセロに限らず、チェスや将棋などの完全情報ゲームをコンピュータにプレイさせるためにはなくてはならないものです。」

　ミニマックスというのは、二人用のゲームをひとりでやるときのアレのことだろう。評価関数、α-β法というのが何なのか、現時点ではよく分からない。

2.1　思考ゲームを記述するプログラミング言語

　ここでひとつ残念なお知らせ。どうやらBASICは思考ゲームのプログラミングには不向きであるらしい。

「現在パーソナル・コンピュータのプログラミングで最も広く使われているのは、“初心者のための言語” と言われている BASIC でしょう。 BASIC は、ほとんどすべてのパソコンに標準装備されていて、その使いやすさから多くの人に親しまれています。しかし残念なことに、 BASIC はオセロのような思考ゲームのプログラムを記述するにはあまり役に立たない言語なのです。」