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悪者を仕立て上げ、世間を煽る報道に意味はあるのか?

2019-03-09 10:33:05 | マスコミ批判
死亡前、透析中止を撤回の意向 医師確認後再開せず、福生病院


このニュース、昨日テレビで報道されているのを観ましたが、

その前にネットニュースで記事を読んでいたので

すごく違和感を感じました。


流れとしては、

女性が透析中止の意思確認書にサインをした。

ご主人は病院からそれを聞かされた(つまり夫婦で話し合って決めたわけではない。)。

透析を中止してから具合が悪くなった後、

透析再開の意思を示したり、撤回したりがあった。

最終的に再開の意思をご主人が聞き、外科医に伝えたけど再開する前に死んじゃった。

そのときご主人はこれまでのストレスで胃に穴が開いてしまって手術を受けていたので、

奥さんの死に目に会えなかった。

透析を本人の意思で中止してよかったのかどうか、調査が入った。

という感じです。


ご主人としては奥さんの意思を尊重させたけど、

果たしてこれでよかったのか、自問自答の日々というところだと思います。


この問題は正解がないと思うのです。

人工透析は治療ではなく、生きるために必要な処置です。

やめれば確実に死んでしまう。

お医者さんと言えども

本人がやめたいと言い出してしまったら、

強制することなんてできないでしょ。


癌の診断を受けて治療をしないで

自分らしく最後まで生きるという選択をする人もいるぐらいです。


本人がどう生きたいか、どう死にたいか。

それが一番重要です。


このご主人にとっては、

もう少し奥さんとしっかり話し合って決めれば

後悔がなかったかもしれませんが、

夫婦のことですからご自分で答えを出すしかありません。


多くの人がそういう印象を持ったニュースだと思うのです。

それをマスゴミがまるで医者がやめるような方向に持って行ったんじゃないか?

というようなニュアンスで報道するのが腹が立ちます


以前、病気腎移植でマスゴミに叩かれまくった医師がいました。

患者さんたちはこの医師のことを悪く言わないし、

自分の腎臓よりはまだましだということで

病気腎の移植に同意をしたわけですが、

マスゴミは悪魔のようにこの医師を叩きまくりました。


今回のニュースは、このときのように

透析を中止した医者が悪い、

再開を希望したのに再開しなかった医者が悪い

という方向に持っていきたい雰囲気を感じます。


医師不足が深刻化している現状で、

本人の意思を尊重すると

マスゴミが医者を悪者に仕立て上げていたら、

だれもそんな職業に就きたいと思わなくなります。


治らない病気の治療や緩和処置というデリケートな問題は、

無知なマスゴミに扱えるような代物じゃないのです。


大事なのは患者の意思。

冷静に判断できるときに決めたことを尊重するのが普通です。

そうでないと例えば健康保険証の裏面なんかに

「移植に使っていいですよ」っていう意思確認書があるけど、

実際そうなったときに本当にいいのかな?ってなって、

結局なにもできないってことになったら困るじゃないですか。


人が亡くなることを何とも思わないお医者さんはいません。

みんなが本当にこれでいいのかなと自問自答しながらやっていることを

だれかを悪者にして騒ぎ立てる報道は止めてほしい


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