ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

 「世界心理治療学会」で発表した小池能里子のアドバイス

2023-05-17 02:21:22 | エッセー

 ★    効果的な「イメージ・トレーニング」

私達は気づかずに自己暗示と、イメージで生きています。それらは学校のイメージ

会社のイメージ、他人のイメージなどいろいろとあります。イメージとは、「心の中の

キャンバスに、姿や形としてありありと思い描く」ことです。

 実は潜在意識は(無意識)は、イメージ体験も本当に体験したことも、あまり区別が

つきません。そのため、良いイメージを描き続けているのと、悲観的なイメージを描い

ている結果は大きく、まさしく「天と地との差」となるのです。

 そのため、ポジティブでプラス方向のイメージを、毎日思い描きましょう。

 目標を実現させるためには、「そうなったら良いな」ではなく、出来るだけ具体的に

「すでにそうなった自分自身の姿」をまざまざと、ありありとイメージすることが大変

効果的です。また実際にイメージには、嗅覚、聴覚、触覚なども存在します。

 これはエキセントリックなものではなく、感受性の強いタイプにはあり得る

事実です。私の経験ですが40年以上前に、インドの聖地リシケシで、感動的な

瞑想状態を体験しました。そのときにメディテーションホール聞いた、対岸の

ヒンズー教寺院の幻想的なコーランや、荘厳でピーンと張り詰めているけれど

その中にもなぜか癒されるような雰囲気や匂いなど、今でもありありとまざまざと

肌で感じられるのです。

 また、ガン治療のため入院していたクライアントから、「ガンが消えた」と嬉しい

報告を受けた時、全身にしびれるような感動とともに、昔の病院の匂いだった

クレゾールが私の鼻に、強烈に感じられたこともありました。

 かなり感覚的な人に限られる現象かも知れませんが、現実にあることは確かです。

★成功体験や幸せ体験があったら

 その達成感、幸福感、感動などは無論ですが、雰囲気、匂い、聞こえていた音楽

肌で感じた暖かさ、涼しさなども、しっかり潜在意識にインプットしましょう。

 するとそれらはいつでも思い出すことができて、あなたの心に明々と灯っている

未来への希望のシンボルとなり、次へのステップアップにつながるはず。

 私は心理カウンセラーとして、大勢の夢や願望を達成するために、そのノウハウを

アドバイスし、「それらの方々の夢や願望が実現できた」ことを経験したからです。

また、私自身も高齢になりましたが、過去の目標はほとんど達成できました。

現在は認知症歴満11年、さまざまな病気を併せ持つ90歳の夫を、「信じられない

ほど元気な状態」と他人に驚かれるほど、明るく元気で穏やかな「認知症優等生」

として長年介護しています。夫は今でも「ときどきああ幸せ」と、言ってくれ

ますが、私の近未来の目標はきっと実現できると、イメージを描きつつ毎日介護して

います。大切なことはできないと諦めずに「理想、願望、目標、のための、プラス

イメージ」を、信じて毎日描き続けることです。

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