
これは昔からある言葉で「やもめ」とは、配偶者を亡くした夫や妻の事
を言う。私は長年夫を介護していたが、年齢も違うし平均寿命の差も
あるし、夫を先に送って上げたいと思っていた。
そして 認知症認知症、心臓病、その他色々な病名がある夫を看取った
とき、淋しさより「夫をいつも上機嫌で幸せに介護できたこと」を感じた。
でも、そんな気持はお葬式までだった。

天性エキセントリックなほど憶病,淋しがりで、一人がこれほど辛い
とは思わなかった。もしも私が心理のプロではなく、瞑想を毎日していな
かったら、もしかしたらこの世に存在しなかったかも知れない。
今整形外科へ行ったが、先生が「高齢で奥さんに先立たれたご主人は
やせて、身なりも構わなくなり、ちゃんと食べているのだろうか?お風呂
も入っているのだろうか?と心配することが多い。でも奥さん方はそう
なっても、身ぎれいでしっかりしている」と話して下さった。

そんな意味では女性の方が強いのは確かで、私も毎日淋しがっているが
食事もきちんとしているし、身なりもできるだけ小ぎれいにと努力している。
夫の写真を大きなテーブルの上の飾り、朝はコーヒーを上げ、夜はビール
で乾杯し話しながら食べているが、男性にはそんな発想はないのだろう。
明るく派手な妻が好きだった夫、暗い顔しているときっと心配するかも
知れない。今晩もまた大好きな夫と乾杯するつもりだ。
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