★自分に鞭を当てない体の鍛え方
若さと健康を保つためには、運動が大切ですが、それが必ずしも良くない場合は
多分そのやり方が、その人に合っていないからなのでしょう。
私はもともとダンス教師でしたが、若い頃はかなりハードに体を鍛えていました。
34歳でヨーガに出合い、以前から感じていた「体は心そのものだ」と言う事実を強く感じました。
ヨーガ、さまざまなダンス、体操などで絶えず自分を鍛えていましたが、その間に腰と膝をダンスで
傷めたのがきっかけで、より自分の体に敏感になったのでしょう。
年齢と共に「これは体が嫌がっている」と、体の中の声が聞こえるようになったのです。
例えばテレビで見た体操を「これは良さそう」と、しばらく続けていると、それが自分に合わない
場合には、必ず体に違和感があったり、痛みを感じたりするのです。
どんな良い体操でも、それらがすべての人に良い訳ではないのは事実ですが、年齢が増えることで
そんな「体の中の声を聴きながら、鍛える」ことが必要だと思います。
「もっとがんばろう」と、無理をすると必ず体を傷めることになるのです。
現在84歳の私は、毎日自分のための運動は欠かせませんが、年齢と共に少しづつ内容を変えて
行っているため、体のコリや痛みなどは全くありません。でも理想的には死ぬまで「ダンス教師的
な姿勢をキープ」したいので、いろいろと工夫をして毎日レッスンをしています。
また1年半ほど前に「スタンフォード式疲れない体」(サンマーク出版)を読みながら、自分なりに
勉強しています。スタンフォホードのアスリート集団が、疲れずケガをしないため行っていると言う
その中で最も世界最新の疲労予防「IAP」メソッドが、私に最も合っている方法と気づきました。
「IAPメソッド」は腹式呼吸ではなく、腹圧呼吸と言われるものですが、腹式呼吸は息を吸ってお腹を膨らまし
吐くときはへこましますが、この「IAP」メソッドは息を吸ってお腹を膨らますのは同じですが、吐くとき
にもお腹を膨らますのです。呼吸法になれない方は、少々難しいと思いますが、私6は60歳前後の元ヨーガの
アシスタントの「モニタークラス」の3人に指導しましたら、すぐにできました。
疲労予防にも、若さを保つためにも続けると、大変効果があると思っています。
その効果は本書では、このような効果があると説明されています。
1 腹圧が高まることで体の中の中心(体幹と背柱)がしっかり安定する。
2 体幹と背柱が安定すると、正しい姿勢になる。
3 正しい姿勢になると、中枢神経と体の連携がスムーズになる。
4 中枢神経と体の連携がスムーズになると、体が「ベストポジション」(体の格パーツ 本来
あるべきところにきちんとある状態)になる。
5 体がベストポジションになると、無理な動きがなくなる。
6 無理な動きがなくなると、体のパフォーマンス・レベルが上がり、疲れやケガも防げ
これはかなり難しい呼吸法ですが、初めに腹式呼吸をマスターしてから練習すると良いと思いました。
大分前ですが著者の山田先生が日本に帰国なさり、NHKに出演し、そのやり方を紹介していたので
そのやり方の写真をとりましたのでご紹介しましょう。
1 やり方はお腹の柔らかい部分に両手を当てます。
2 3秒かけてそこをふくらますように息をすいます。
3 お腹をふくらましたまま6秒かけて息を吐きます。
朝夕毎日8回ぐらいくり返すと、必ずマスターできるそうですので、ぜひ練習して
疲れない体を手にいれましょう。
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