ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

能里子のワンポイントアドバイス

2024-03-11 08:36:57 | エッセー
 私達には「喜怒哀楽」のさまざまな感情がありますが、最も心身に負担
がかかり、リスクが多いのが「怒り」です。怒りは本能的なナマの感情ですが、常識的な人はある程度コントロールできますが、そうでない人も世の
中には結構多いようです。認知症の余命は3年から5年と言うのは、認知症
そのものがが原因で亡くなるのでなく、絶えず怒っているため、あらゆる
器官に負担がかかり、そのため早く亡くなるのだそうです。

 夫が認知症になったとき、「心理のプロとして、絶対に怒らせない介護
をしよう」と、心に誓いました。そのため、色々余病がありながら、夫は
穏やかで、12年経過した今でもかなり元気に生きています。
 短気な方は「怒るのは自分の命が目減りしているのだ」と、肝に銘じて
下さいね。何故なら怒りは大脳や、心臓に負担をかけているのですから。
中国には「一笑一若、一怒一老」という諺があるそうですが、日本にも
「短気は短命」と言う事実に基いた言葉もあります。

 気が短い方はかっかした時は、深呼吸をゆっくり3回から5回位くり返すと、気持ちがかなり鎮まるので試してください。私はそんなときには「自分は
今毒ガスを発生している」と、自分に言い聞かせてコントロールしています。
 怒られている人は消化器系に負担をかけるので、怒っている人より実は
怒られている人の方が、体へのリスクは少ないのです。
 そのため怒っている人には「バカ!自分の命を縮めている」と、冷静に
さりげなく観察して下さいね。すると自分の気持ちも落ち着くことでしょう。

コメント
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