ビバ!迷宮の街角

小道に迷い込めばそこは未開のラビリント。ネオン管が誘う飲み屋街、豆タイルも眩しい赤線の街・・・。

夜のお菓子の里~その1(静岡県浜松市)

2015年10月27日 | 寺社仏閣
 過ぎ去った夏の面影を残しつつ、詩情を含んだ秋の日差しに、琥珀色に輝く湖を汽笛を鳴らして進む遊覧船。浜名湖は忘れえぬひとときを訪れた旅人に約束します・・・。
  


浜名湖に行ってまいりました。お目当ては浜名湖畔にある遊園地「浜名湖パルパル」で土日に催されるニンニンジャーショーでした。 淡水と海水が交わる汽水湖の浜名湖に付き出した庄内半島。その付け根に広がる、岸が入り組んだ奇景に広がる遊園地施設は、1959年堀江城の城跡に遠鉄によって建てられ、その名も「遠鉄舘山寺遊園地」。周辺の舘山寺温泉が1958年に出来たので、それに合わせたレジャー開発だったのでしょう。
   

 折り悪くその日は雨。JR浜松駅前からバスで起伏に飛んだ道を45分、やっとこさ浜名湖パルパルに着きましたが、雨に煙り、全ての遊具も停止していて、ショーは中止!?の不安がよぎります。そうこうしている内に晴れ間が広がり、期待のショーが開催。ところが悪役の漫談みたいなやり取りが、のんびりとしたローカル色溢れる雰囲気で、目をパチクリ。でもスーツアクターのアクションはカッコいいし、半円形の舞台は、古代ローマの剣闘士の戦いを見ているみたいな気分にさせてくれました。撮ったアクターの写真はブログに投稿不可なのが悔やまれます。


 パルパルを後にして、日が暮れないうちに観山寺温泉街を散歩。温泉街の寂れっぷりは全国共通。しかし秋の連休中にこれでは・・・。
  

 湖畔に新旧の旅館が立ち並んでいましたが、廃屋旅館も沢山あって・・・うなぎパイの看板だけがつやつや。
  
 連れ込み旅館やスナックはわずかに痕跡を残すのみ。
  

 湖に突き出た小島のような館山に佇むお寺は「曹洞宗秋葉山舘山寺」です。遠州秋葉山の僧侶が修験道の修行の末に神格化され、秋葉大権現という火伏せの神様となった秋葉信仰のお寺です。この館山寺の歴史は古く、平安時代に弘法大師が開山したという由緒正しきお寺です。山の中には遊歩道があって、湖水を眺めながら散策を楽しめます。これまた古い社殿の愛宕神社もありました。
  

 館山の中腹にある穴大師です。横穴式古墳を基礎とした岩窟です。古墳の横穴でお大師様が修行!?
  

 

 雨でジトジト、もう帰りたい~。アクセスも楽な江ノ島のほうが数千倍楽しいでしゅ。  

 お大師様の霊場を軽んじると刻んでうなぎの餌にしてよ。(館山の慈悲深い大観音様)

 うなぎの骨のお土産もありました。うなぎに捨てる場所なし。夜のお菓子の里~その2へ続く。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿