Vita Mandoloncellistica

マンドロンチェロ弾きcockatooの生活
マンドリン関係のこと・・・は少ないかも(笑)

演奏会の贈り物

2005年05月23日 | Mandolin Life
昨日のアンサンブル・アメデオの「5月の風コンサート」。

全席指定というのもマンドリン界では新しい試みでしたが(マンドリンのコンサートで私が経験したことのある「全席指定」はクボタ フィロだけでした)、「プレゼント預かり無し」というのも、珍しかったのではないでしょうか?
青少年音楽祭(JMJコンサート)ではそういうことがあったと思いますが、それは管弦楽・合唱・マンドリンの各部門の演奏会ですから、預かっていたら収拾が付かないだろうなぁ~ と納得した覚えがあります。

この件について出演者のシルベスさまが詳細なコメントを昨日のblogに寄せてくださっていますが、要約すると・・・

 ・チケットをちゃんと買ってもらって、そのかわり手ぶらでどうぞ
 ・「プレゼント預かり係り」をお願いするためにかかる経費(謝礼)の削減
 ・「預かったプレゼントの置き場」になってしまっていたクロークの有効活用


というようなことが主な理由で、今回は「プレゼント預かり無し」ということになったようです。

なるほど。


そもそも、「演奏会に贈り物を持って行く」という習慣はどこから始まったのかしらん?
アマチュアの吹奏楽や管弦楽や合唱の世界では同じようなことがあるんでしょうか?

頂く立場に立ってみると、単純に嬉しいんです。 みなさま、だんだん私の好みなんかもわかってきてくださっているようで(笑)、ホントにんまいものばかり。 いつもありがとうございます。

でも同時に申し訳ないような心苦しいような気持ちにもなりますよね。 栗饅ぽるたんではチケットを買っていただいていることも多いですし。 「チケットありがとう」なんてカードを添えていただいたりして、いやいや「ありがとう」っていうのは私が言うべきことですからぁー!!

今現在私が出演している演奏会は年に3回。 ほとんどの方からはいただく方がはるかに多いんです。 中には頂いてばっかりで一度も差し上げたこのとない方もいらっしゃいます。

ま、考え方によっては、御中元や御歳暮じゃありませんから、「頂いたから差し上げる」ってのもおかしな考え方なのかもしれません。 でもそういう意識強いですよね。

あとは「聴きに来たよー」って足跡を残すような気持ちとかなのかな。



学生の頃社交的じゃなかった(笑)私と指揮者のK氏は、演奏会の時の贈り物が無いことで有名でした(苦笑) ほとんど貰ったこと無かったなぁ~ 「貰わないから持って行く必要もないから金かかんなくていいぜぇ~!」なんて強がっていましたが、段ボール箱いっぱいに貰っている全マン委員なんかをみて、ちょっと羨ましかったりして(爆)

高校時代は「演奏会の贈り物」というと花束がほとんどだったような記憶があります。 都心の演奏会場の近くで買うと高いから、地元の花屋さんで買ってせっせと持って行ったもんです(笑)

その甲斐あってか高校3年生の時の演奏会が終わったあと、舞台裏からロビーに出る扉を開けると、セーラー服姿で花束を持った少女が立っていました。 憧れの「高嶺の花」だった○○女子高のK子ちゃんです。

 「あ、cockatooくん・・・」

 「えっ!? いやこれから胴上げなんだけど」(←あほ)

 「あの・・・これ・・・」

高そうな大きな花束を押し付けるように渡し、走り去るK子ちゃん。

 「ま、まいったなぁ~ そんなに恥ずかしがらなくたっていいのに・・・ふっ」(←あほ)



高校生のクセに夕方からの演奏会でしたし、会場は杉並公会堂(あらっ!? 新しくなるのね?)。 家が遠かったK子ちゃんは急いで帰りたかったらしいです(泣笑)



あれっ!?
もっと真摯に「マンドリン演奏会での贈り物について」語ろうと思っていたのに・・・ あれっ!?