俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○五体俳句0333・頭03・岡本信男01・2017-05-30(火)
○「出立の彼を頭上に溝浚う」(「現代俳句歳時記」1989)(岡本信男01)
○季語(溝浚う・夏) 「しゅったつのかれをずじょうにみぞさらう」(→「増殖する俳句歳時記」より引用)【→五体俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「出立」ですから、単なる外出ではなくもっと重い意味がありそうです。側溝の低いところで溝浚をしている作者は、出かける彼を見上げる立場にいます。
●岡本信男(おかもとのぶお)(1926~1989)
○好きな一句「雨の中乾電池購ふ他人の死」(『銀絞雑記』1985)02
○季語(無季) 「あめのなかかんでんちかふたにんのし」(→「俳句空間―豈weekly」より引用)
【Profile】:愛知県出身。→加藤かけい、→山口誓子に師事。「環礁」「天狼」「頂点」同人を経て「花曜」「地表」同人。晩年は兄事する→小川双々子の「地表」を活動の場とした。(「俳句舎の俳人名鑑」より)