俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○方法俳句0331・オノマトペ040・河内静魚01・2017-05-19(金)
○「さはさはと涼し和菓子の包み紙」(河内静魚01)
○季語(涼し・夏) 「さはさはとすずしわがしのつつみがみ」(「俳句界201508」より引用)【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:和菓子の箱を包んでいる包紙というよりは、個々の和菓子を包む薄紙でしょう。さわさわ初夏の風に揺れるほどの薄紙です。
●河内静魚(かわうちせいぎょ)
○好きな一句「われ佇てば一感嘆符夏木立」(『氷湖』1988)02
○季語(夏木立) 「われたてばいちかんたんふなつこだち」(「俳句四季201604」より引用)
【Profile】:1950年、宮城県石巻市出身、東京都在住。幼少から高校まで福島県相馬市で過ごす。→水原秋櫻子・→加藤楸邨に師事。2001年第4回朝日俳句新人賞準賞。「馬酔木」「寒雷」を経て、2004年「毬」創刊主宰。「夏風」で文學の森賞準大賞受賞。
↓
河内静魚掲載句
03若竹や音を殺せし箸遣ひ(若竹・仲夏)〈特集484・台所用具俳句1-3(箸)〉2020/6/26
04鯉の目の中の金色初しぐれ(初しぐれ・初冬)〈特集557・今年の漢字6(2016)(金)〉2021/11/19