俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句017・味覚(脂)02・石井露月
○「木枯や脂がかりし魚の味」(石井露月01)
○季語(木枯・初冬)
【鑑賞】:魚を食べたあとの脂っぽい生臭さが口の中に残っています。木枯らしが吹く一日です。
○石井露月(いしいろげつ)(1873~1928)
○好きな一句:「草枯や海士が墓皆海に向く」02
○季語(草枯・三冬)
【Profile】:秋田県女米木(現秋田市旧雄和町)生まれ。秋田中学中退後、東京・京都に医を学び、医業開業試験に合格して、帰郷。女米木山中に医院を開業した。秋田の→島田五空と親交があり、→正岡子規の指導を受け五空らと雑誌「俳星」を創刊。図書を寄贈して女米木文庫を創設し、青少年の教育にも尽力。→高浜虚子・→河東碧梧桐・→佐藤紅緑とともに子規門四天王と称される。
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石井露月掲載句
03秋立つか雲の音聞け山の上(秋立つ・初秋)〈五感444・聴覚108〉2019/8/11
04白木槿言葉短く別れけり(白木槿・初秋)〈次元661・短い3(時間)〉2024/8/17