俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●五感俳句016・質感(重)01・石川桂郎

2010-11-08 00:29:14 | 五感俳句

●五感俳句016・質感(重)01・石川桂郎



○「塗椀に割つてよ寒卵」(石川桂郎01)

季語(寒卵・冬)

 寒卵は、産卵数が少なく栄養もあり日もちがいいとされます。漆黒の塗椀に寒卵を割り入れました。卵はぬるりと椀におさまり、手にその重さを感じました。

 

石川桂郎(いしかわけいろう)(1909~1975)

代表句「遠蛙酒の器の水を呑む」02

季語(遠蛙・夏)

東京三田出身。家業の理髪業に従い1941年廃業。1934年より俳句を始め、37年→石田波郷の『鶴』に拠り、39年→横光利一の門をたたき小説を学ぶ。『俳句研究』『俳句』の編集長を経て『風土』主宰。1973年の『風狂列伝』により第25回読売文学賞。1975年『高蘆』以後の作品により第9回蛇笏賞受賞。

石川桂郎掲載句

2014/07/21          03土用太郎一日熱き茶でとほす(土用太郎・夏)〈五感・熱感〉

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