俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●五体俳句015・胸02・石塚友二

2010-11-02 07:20:38 | 五体俳句

●五体俳句015・02・石塚友二


○「野分いま渡りつつありの上」(石塚友二01)

季語(野分・秋)

 草の野を分けて吹く秋の強風のことを「野分」といいます。台風なども野分といえるでしょう。作者は眠りにつこうとしています。外は野分の風で荒れた天気です。自分の胸の上を野分が渡っていくようです。

 

石塚友二(いしづかともじ)(1906~1986)

代表句「百方に借あるごとし秋の暮」02

季語(秋の暮)

 

新潟県生まれ。高等小学校卒業後しばらく実家の農業に従ったが、1924年上京。→水原秋櫻子の「馬酔木」に投句する。東京堂勤務のかたわら→横光利一に入門、文芸に志す。東京堂退社後、1943年小説『松風』で池谷信三郎賞。1937年、→石田波郷を主宰として創刊された『鶴』に参加。1969年の波郷没後、継承して主宰。

コメント