俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句019・痛覚02・加藤楸邨
「顔いたきまで悴みて鉄を打つ」(→加藤楸邨03)
季語(悴む・冬)
五感俳句は引き続き「痛覚」。ひどい寒気の中では、顔がひりひりと痛むほどです。おまけに年のせいか厳冬に自転車を漕いでいると涙まで出てきます。「顔いたきまで悴んだ」後に部屋のストーブにあたっていると今度は顔が火照って来ます。そんなことを繰り返しながら顔は歳を重ねていくのです。