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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
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俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●方法俳句016・当然01・巌谷小波(いわやさざなみ)

2010-11-11 07:24:12 | 方法俳句

方法俳句016・当然01・巌谷小波

 


○「炉開や宇治から届く宇治の水」(巌谷小波01)

季語(炉開・冬)

 炉を開く今日この頃、宇治から届きました。宇治の水が。
 いわば、「あたりまえ」のことが17文字のなかで、あえて言われるとなぜか「なるほど」とうなってしまいます。そこには厳然として逃れられない、あたりまえの「因果」が存在しているのです。


 
巌谷小波(いわやさざなみ(1870~1933)

代表句「茶碗酒どてらの膝にこぼれけり」02

季語(どてら・冬)

東京生まれ。小説家。父は書家の一六。幼時から文学に親しみ、ドイツ語も学ぶ。1887年硯友社に参加して小説を発表。同年、杉浦重剛の称好塾に入り大町桂月江見水蔭を知る。1891年『こがね丸』を発表し、以後児童文学に力を注ぐ。後年は早稲田大学講師、文部省の各種委員などを歴任。『日本昔噺』『世界お伽噺』など童話の編纂も多い。

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