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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
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俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●五感俳句015・聴覚07・原子公平

2010-11-01 00:08:30 | 五感俳句

●五感俳句015・聴覚07・原子公平



虫しぐれ裏声悲しくなる酔歌」(原子公平01)

季語(虫しぐれ・秋)

 「聴覚」は「虫しぐれ」と「酔歌」の両方をとらえています。大勢で唄う酔歌ではなく、おそらく一人の酔っぱらいが唄って酔歌でしょう。その声が裏返っていることに悲哀を感じています。

 

原子公平(はらここうへい)(1919~2004)

代表句「水温むうしろに人のゐるごとし」02

季語(水温む・春)

本籍地は青森市。北海道生まれ。北朝鮮の元山中学、旧制三高を経て、東大仏文科を卒業。→加藤楸邨の「寒雷」に拠る。戦後→沢木欣一らと「風」創刊。岩波書店、小学館に勤務。昭和47年から「風涛」主宰。

 

原子公平掲載句

2014/04/11          03春愁や一升びんの肩やさし(春愁)〈特集・数詞の一〉

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