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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●五体俳句019・頬・渡辺白泉

2010-11-30 00:04:15 | 五体俳句

●五体俳句019・・渡辺白泉

 


○「わがの枯野を剃つてをりにけり」(渡辺白泉01)

季語(枯野・冬)

 頬の髭はいかにも枯野のおもむきがあります。ましてや歳をとってくると白髪混じりの髭。まさしく枯野そのものです。その髭をざりざりと剃っています。

 

渡辺白泉(わたなべはくせん)(1913~1969)

代表句「戦争が廊下の奥に立ってゐた」02

季語(枯野・冬)

東京生まれ。慶大経済学部本科卒。1933年「馬酔木」に投句。翌年「句と評論」同人。1937年「風」を発刊。翌年「広場」に関係し、「京大俳句」に加盟。1939年「天香」創刊に参画。同年検挙され執筆禁止。戦後も俳句雑誌には深く関わらず、俳壇の外にあって作句した。

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渡辺白泉掲載句

2011/05/04       03あまりにも石白ければ石を切る(無季)〈色彩・白〉

2012/08/15       04赤く青く黄いろく黒く戦死せり(無季)〈色彩・多色〉

2012/07/04       05夏の海水兵ひとり紛失す(夏の海)〈特集・言葉(水)〉

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