
1.XQZ ME
2.DAYS WENT BY
3.ROOM NO.7
4.BLACK SHOES
5.ALL AROUND ME
6.SHININ’YOU,SHININ’DAY
7.SMOKY
8.21世紀の憂鬱
9.FLASHBACK MEMORIES
10.FEEL THE GROOVE
11.MUSTANG
12.KINDA BLUE
13.SMOKY
1999
振り替えの休日、妙に最近の音楽が面白くなく感じるバイオリズムが体を支配しているようなので、70年代のベタな雰囲気を味わいたくって、色々なアルバムの「スモーキー」を聞きまくっていました。やはりあの時代は素晴らしかった・・・と言う事で今回はChar第2弾です。
1988年から97年にかけてCharが立ち上げたインディズ・レーベル「江戸屋Record」時代のベスト盤です。サウンド的には都会的なアレンジ、タイトな演奏と言ったイメージがあります。チャー特有のドロッとしたブルースとかハードな演奏は影を潜めていた時代、最近は再びドロッとした演奏に戻ったような感じもあります。なんてね、熱烈なファンではないのですがリアルタイムに聞いていましたし「反骨ロック魂」と言う姿勢が好きでもあり、時として嫌いでもあり・・・
1曲目 切れの良いユッタリとしたデジタルリズム、アーシーな雰囲気も漂っているので、音的には彼の本質に近いかと思いますが、楽曲がブラスとデジタルリズム、そして粋なコーラス等でアーバン・モダンな雰囲気を醸し出しています。「行き着くところは此処かな」と思わせるようなサウンドではありますが・・・・粋な佳作。
2曲目 エコーに包まれ優しく漂うギターの音色、ストリングス系キーボードとタイトなリズム。奥行きのある優しくシットリとしたナンバー。チャーのボーカルも艶やかにシットリと心に染みいります。とにかくギターの音色が素敵ですね、ソロを弾きまくるわけではなく、楽曲の重要な構成として曲を支配しています。確かに初期のスタイルとは全然違いますね。これも中々の名曲、個人的にはマイナーでシットリとしたのは門戸が広い。
3曲目 チャーの場合日本語の歌詞が余り合わないような気がします、何故なんでしょうか。結構最初からノリノリの英語歌詞の曲が多かったためでしょうか。この曲はレゲエビート的なリズムに乗った、ユッタリとしたナンバーですが、日本語の歌詞に何となく違和感を感じます、個人的な見解ですが。ギターの音色も普段は聞かれない線の細い音色です。
4曲目 タイトな歌謡ロックナンバー、日本語の歌詞ですがこの曲は攻撃性が漂っていますので違和感がない。多少漂うアーバンな雰囲気が小粋なチャーらしいナンバーですね。
5曲目 ミディアムテンポのシットリとしたナンバー、ボーカルパートは英語で艶やかに、やはりアーバンな雰囲気が漂っています。(この時期の特徴か??)間奏のギターソロのディストーションの効いたフュージョン系の音色とフレジング(何だそりゃ・・・)が素晴らしいですね。
6曲目 ファーストアルバムのトップナンバー。柔らかなナンバーなのでボーカルに硬さがあったような印象がありましたが、ボーカルに深みが出てきていますが、基本は変わりませんね。ブラスにコーラスと打ち込み系的なリズム、都会的なフレーバーが漂っている分お洒落になっています。間奏の少し枯れたようなムスタングの音色が素敵、中々聴き応えのあるソロパートです。
7曲目 さてスモーキー。全開で突き進む格好良さが魅力の元曲、荒々しさと若々しさが迸るギタープレイ、ロックボーカルの見本のような外連味タップリのボーカルパート、何をとっても「格好いい!!」の一言の時代の名曲です。それがどの様に変わっているかと言うと、奥行きのある硬質なリズムが印象的ですね。イントロからテーマにかけてのギターとボーカルは余り変わりません。ギターパートも落ち着いた感が漂っていますが、変化は少ない。キーボードがエレピからオルガンに代わっている分ソウルフルさが漂っています。基本は変わらずリズムに重きを置いたアレンジが光ります。
8曲目 タイトルから考えればクリムゾンにインスパイアされた曲と勝手に思うのですが、実はストレートで硬質なハード・ロック・ナンバー。ボーカルパートはシンプルなバックを従え淡々と、後半ブラスが加わったり色々と変化を見せますが、オリエンタルなギターソロが興味深い。
9曲目 素敵な歌謡ロック・ナンバー。初期のナンバーに近い雰囲気に、今風のリズムとブラス・アレンジ。ボーカルパートは低音でシットリと染みいってきます。さびの転調しながら艶やかに響くボーカルは最高です、ギターは余り味わえませんが、ボーカルを中心とした纏まりの良い曲、名曲ですね。
10曲目 こう言うのを「いかしたナンバー」と言うのでしょうね。切れの良いリズムとアコギの響き、ソウルフルで切り込むようなボーカル回し、日本語でのこの手の切れ切れの曲は少し苦手なのですが、アコギのハーモニクスに免じて・・・・
11曲目 ムスタングを駆使したソウルフルでジミヘンチックなナンバー。タイトな演奏に黒々としたボーカル、終始鳴り響いている単調なムスタングの呻き。ソロパートもシンプルそのもの。
12曲目 今度はブルース・ナンバー、都会的な雰囲気を漂わせながらボーカルがシットリと漂います。良いですねぇ、この雰囲気は。泣きのギターも良い感じ、ソロパートも弾きまくらず良い案配で。ラストのパートはかなりの聞き所、ギターの音色が大変素晴らしい名演。
13曲目 スモーキーのライブです。ブラス陣も活躍するパワフルな荒々しさが素晴らしい演奏です。
実は全体に黒っぽさが目立つ時代だったのですね。現代風の黒っぽさ、肩の力を抜いたセンスの良いソウル風味。ギターは余り弾きまくらないで、楽曲の雰囲気で勝負しています。確かに初期や他の時代とは一線を画す時期だったというのがよく分かります。これはこれで「有り」なのではないでしょうか。

2.DAYS WENT BY
3.ROOM NO.7
4.BLACK SHOES
5.ALL AROUND ME
6.SHININ’YOU,SHININ’DAY
7.SMOKY
8.21世紀の憂鬱
9.FLASHBACK MEMORIES
10.FEEL THE GROOVE
11.MUSTANG
12.KINDA BLUE
13.SMOKY
1999
振り替えの休日、妙に最近の音楽が面白くなく感じるバイオリズムが体を支配しているようなので、70年代のベタな雰囲気を味わいたくって、色々なアルバムの「スモーキー」を聞きまくっていました。やはりあの時代は素晴らしかった・・・と言う事で今回はChar第2弾です。
1988年から97年にかけてCharが立ち上げたインディズ・レーベル「江戸屋Record」時代のベスト盤です。サウンド的には都会的なアレンジ、タイトな演奏と言ったイメージがあります。チャー特有のドロッとしたブルースとかハードな演奏は影を潜めていた時代、最近は再びドロッとした演奏に戻ったような感じもあります。なんてね、熱烈なファンではないのですがリアルタイムに聞いていましたし「反骨ロック魂」と言う姿勢が好きでもあり、時として嫌いでもあり・・・
1曲目 切れの良いユッタリとしたデジタルリズム、アーシーな雰囲気も漂っているので、音的には彼の本質に近いかと思いますが、楽曲がブラスとデジタルリズム、そして粋なコーラス等でアーバン・モダンな雰囲気を醸し出しています。「行き着くところは此処かな」と思わせるようなサウンドではありますが・・・・粋な佳作。
2曲目 エコーに包まれ優しく漂うギターの音色、ストリングス系キーボードとタイトなリズム。奥行きのある優しくシットリとしたナンバー。チャーのボーカルも艶やかにシットリと心に染みいります。とにかくギターの音色が素敵ですね、ソロを弾きまくるわけではなく、楽曲の重要な構成として曲を支配しています。確かに初期のスタイルとは全然違いますね。これも中々の名曲、個人的にはマイナーでシットリとしたのは門戸が広い。
3曲目 チャーの場合日本語の歌詞が余り合わないような気がします、何故なんでしょうか。結構最初からノリノリの英語歌詞の曲が多かったためでしょうか。この曲はレゲエビート的なリズムに乗った、ユッタリとしたナンバーですが、日本語の歌詞に何となく違和感を感じます、個人的な見解ですが。ギターの音色も普段は聞かれない線の細い音色です。
4曲目 タイトな歌謡ロックナンバー、日本語の歌詞ですがこの曲は攻撃性が漂っていますので違和感がない。多少漂うアーバンな雰囲気が小粋なチャーらしいナンバーですね。
5曲目 ミディアムテンポのシットリとしたナンバー、ボーカルパートは英語で艶やかに、やはりアーバンな雰囲気が漂っています。(この時期の特徴か??)間奏のギターソロのディストーションの効いたフュージョン系の音色とフレジング(何だそりゃ・・・)が素晴らしいですね。
6曲目 ファーストアルバムのトップナンバー。柔らかなナンバーなのでボーカルに硬さがあったような印象がありましたが、ボーカルに深みが出てきていますが、基本は変わりませんね。ブラスにコーラスと打ち込み系的なリズム、都会的なフレーバーが漂っている分お洒落になっています。間奏の少し枯れたようなムスタングの音色が素敵、中々聴き応えのあるソロパートです。
7曲目 さてスモーキー。全開で突き進む格好良さが魅力の元曲、荒々しさと若々しさが迸るギタープレイ、ロックボーカルの見本のような外連味タップリのボーカルパート、何をとっても「格好いい!!」の一言の時代の名曲です。それがどの様に変わっているかと言うと、奥行きのある硬質なリズムが印象的ですね。イントロからテーマにかけてのギターとボーカルは余り変わりません。ギターパートも落ち着いた感が漂っていますが、変化は少ない。キーボードがエレピからオルガンに代わっている分ソウルフルさが漂っています。基本は変わらずリズムに重きを置いたアレンジが光ります。
8曲目 タイトルから考えればクリムゾンにインスパイアされた曲と勝手に思うのですが、実はストレートで硬質なハード・ロック・ナンバー。ボーカルパートはシンプルなバックを従え淡々と、後半ブラスが加わったり色々と変化を見せますが、オリエンタルなギターソロが興味深い。
9曲目 素敵な歌謡ロック・ナンバー。初期のナンバーに近い雰囲気に、今風のリズムとブラス・アレンジ。ボーカルパートは低音でシットリと染みいってきます。さびの転調しながら艶やかに響くボーカルは最高です、ギターは余り味わえませんが、ボーカルを中心とした纏まりの良い曲、名曲ですね。
10曲目 こう言うのを「いかしたナンバー」と言うのでしょうね。切れの良いリズムとアコギの響き、ソウルフルで切り込むようなボーカル回し、日本語でのこの手の切れ切れの曲は少し苦手なのですが、アコギのハーモニクスに免じて・・・・
11曲目 ムスタングを駆使したソウルフルでジミヘンチックなナンバー。タイトな演奏に黒々としたボーカル、終始鳴り響いている単調なムスタングの呻き。ソロパートもシンプルそのもの。
12曲目 今度はブルース・ナンバー、都会的な雰囲気を漂わせながらボーカルがシットリと漂います。良いですねぇ、この雰囲気は。泣きのギターも良い感じ、ソロパートも弾きまくらず良い案配で。ラストのパートはかなりの聞き所、ギターの音色が大変素晴らしい名演。
13曲目 スモーキーのライブです。ブラス陣も活躍するパワフルな荒々しさが素晴らしい演奏です。
実は全体に黒っぽさが目立つ時代だったのですね。現代風の黒っぽさ、肩の力を抜いたセンスの良いソウル風味。ギターは余り弾きまくらないで、楽曲の雰囲気で勝負しています。確かに初期や他の時代とは一線を画す時期だったというのがよく分かります。これはこれで「有り」なのではないでしょうか。

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