
初期作品集 Disk 1
1. 夜が明けたら
2. ふしあわせという名の猫
3. 淋しさには名前がない
4. ちっちゃな時から
5. めくら花
6. ゴビンダ
7. 別れ
8. にぎわい
9. 難破ブルース
10. セント・ジェームス病院
11. 裏窓
12. ハスリン・ダン
13. あの娘がくれたブルース
14. 花いちもんめ
Jazz Version Disk 2
1. 都会に雨が降る頃
2. あの男がピアノを弾いた
3. 港町
4. グッド・バイ
5. 暗い眼をした女優
6. 忘れたよ
7. 新曲“B”
8. 夕暮れのまんなか
9. ちょっと長い関係のブルース
10. 同~今夜はもうおしまい
11. マイ・マン(シングル・ヴァージョン)
1995
5本林立していたCDタワー(放置CD群ですね・・・)の微妙なバランスを保っていたのは妙に分厚いこのCDのおかげだったのですが・・・・・
山下洋輔トリオが絡んでいた浅川マキの「ねえっ、ちょっと、水夫さん・・・・」が聞きたくて探していたら「初期作品集、ジャズバージョン」を発見、「これじゃない!!!」と収録曲も見ずに購入・・・・で外れでした。あれは「MAKI Ⅵ」だったようですね。期待の曲が入って無いので1度聞いてお蔵入りの野積み状態。で・・・・崩れたので再び聴くことにいたします。でも膨大な曲数なのでいつもの通りサクサクと・・・・・
Disk 1
1曲目 倦怠感タップリのボーカルにフルートがフワフワと飛び交う、バックはジャージーで落ち着いた音、歌い方はまさにこの時代の味様なためが利いた妙なためが利いた歌い方。意外と演奏に違和感は感じない。
2曲目 下手なウェス・モンゴメリーみたいなギター、そしてボーカルはスウーーーーット伸びてウニウニとコブシを利かす。フルートがピラピラと絡みつき中々素敵な演奏です。「不幸せという名の猫が」・・・・なんて素敵な題名なのでしょうか。谷山浩子あたりに歌わせたいですね。フルートが熱い。
3曲目 ハプシコードのような軋んだキーボードとの弾き語りのようです。落ち着いた演奏です。しかし・・・・登場する楽器が普通ではない。
4曲目 ブラスが熱いR&B、和田アキ子に歌わせたい。(そればっかり・・・)やさぐれた感じがチャームポイント・・・
5曲目 楽器ばかりに気をとられぇ・・・・コメントが疎かに・・・・バスドラが異様。ソリッドな泣きのギターをご堪能・・・・「おいら」死語ですね。
6曲目 インド歌謡・・・・・何歌ってるのかサッパリサッパリ・・・・コーラスのおっさん達が異様。
7曲目 一転日差しのまどろみの中のような美しいトラッド・フォークの様なサウンド。ライブですがもの凄い浮遊感。この人は楽器の使い方が尋常ではない。
8曲目 ライブの方が私好みのボーカルに聞こえます。ストレートで心地よい。ゆったりとした幸せサウンド。
9曲目 泉谷しげるが乱入ライブ。会場が異様に盛り上がっています。このマキの歌い方が好き!ギターリスト泉谷の神髄を聞け・・・それほどではない。
10曲目 ペットが響き渡るセントジェームス病院、ライブが続きます。妖気漂うボーカルが聞き手を奈落へ突き落とす。(それほどでもないか)
11曲目 貫禄の曲が続きます。昭和歌謡ブルース、明るさの欠片もありゃしない。もの凄い世界・・・・現代ではない近世・・・・異物だ・・・・クラリネットが悲しくブロウ。
12曲目 明るいブルース「ハスリン・ダン」、気怠さと猥雑さをタップリと盛り込んだ以外と明るいナンバー、明快ブルージーなギターが中々の聞き所。
13曲目 いやぁ・・・・気怠いなぁ・・・・2コードの気怠いブルース、聞き覚えのあるパクリ・ギターリフがポイント。
14曲目 これも迫力のある曲ですね。南洋チックな(絶対に伝わらないな・・・この例えでは・・・)演奏に朗々と歌い上げるボーカル、歌詞の内容が如何にもマキと言った感じ。
Disk 2
1曲目 さてさてジャズバージョン。洋輔さんのピアノに川端民生のベース、近藤等則のペット。少しフリーキーな香りを残したピアノが炸裂し、ペットもかなりフリーキーに吠えまくるというか、ノイズですね。勝手気ままなバックに比べシットリと切なく歌い上げるボーカルがとても生えています。
2曲目 1曲目と同じセット。アップテンポに走り回るベースとピアノ、そしてペットもブギャブギャと吹きまくる。ボーカルより演奏の方に重きを置いているような。フリージャズとのコラボレイションは意外と興味深い。懐の深い人ですねぇ。山下洋輔さんはここまで。
3曲目 この曲当たりから本田俊之が参加、この曲はドラムが森山威男。この曲の山下洋輔トリオバージョンが聴きたかったのです・・・・が。かなりジャズっぽさの濃い洒落た演奏になっていますが、聴きたかったのはもっとコッテリとした演奏でした。杉本喜代志のギターと本田さんのフルートがお洒落。
4曲目 シットリとしたピアノに高らかに鳴り響くペットでは無くってアルトか?音が変。続いて登場したギターがいい雰囲気を醸し出しています。ボーカル抜きで引っ張りまくるイントロ、と言うか歌詞途中から参加と言った感じですね。
5曲目 一転してファンクナンバー?テンションがジャズではないドラムはつのだひろ。アグレッシブなエレキギターに単調なベース、ジャズではない・・・・フュージョン。面白みが全然無いのは何故・・・・
6曲目 ファンキーナンバーが続きます。うねるベースにパシャパシャとしたドラム、そして中華風のギターとリード、チープな演奏の上をボーカルがフワフワフワフワと・・・・工夫は感じられますが。この人にこんな軽さは必要ないぞ。
7曲目 レゲエバージョン・・・・・軽めのペットにスカしたビートは少し煩い。全く受け入れられないですね・・・・・困った。
8曲目 ジャズではないし・・・・軍歌のような・・・・ボーカルもおっさんみたいだし・・・・無茶な曲だ。
9曲目 そうそう、こういう気だるいブルースが最高ですよ。シットリとピアノトリオをバックに歌い上げられりぁ最高の時を過ごせます。ああっよかった。
10曲目 ひいいっ・・・・同じ曲をフリーキーでフュージョンチックなバックで・・・・バックの演奏が新しすぎて・・・・違和感を通り越して・・・・ボーカルが呪いのように聞こえます。恐ろしい・・・・
11曲目 最後は是非シットリと歌ってもらいましょう。ピアノとシットリ絡みながら、少しシャンソンのように流れるボーカルは一安心。
ジャズバージョンのほとんどが受け入れ拒否状態・・・・・と言うことを再認識して少しショックかな。
山下洋輔との親交が深いミュージシャンです。「酒場の船乗り」的な世界は古典芸能の世界ですね。やはり山下洋輔トリオとの競演盤「MAKI Ⅵ」がどうしても欲しくなってしまいました。
1. 夜が明けたら
2. ふしあわせという名の猫
3. 淋しさには名前がない
4. ちっちゃな時から
5. めくら花
6. ゴビンダ
7. 別れ
8. にぎわい
9. 難破ブルース
10. セント・ジェームス病院
11. 裏窓
12. ハスリン・ダン
13. あの娘がくれたブルース
14. 花いちもんめ
Jazz Version Disk 2
1. 都会に雨が降る頃
2. あの男がピアノを弾いた
3. 港町
4. グッド・バイ
5. 暗い眼をした女優
6. 忘れたよ
7. 新曲“B”
8. 夕暮れのまんなか
9. ちょっと長い関係のブルース
10. 同~今夜はもうおしまい
11. マイ・マン(シングル・ヴァージョン)
1995
5本林立していたCDタワー(放置CD群ですね・・・)の微妙なバランスを保っていたのは妙に分厚いこのCDのおかげだったのですが・・・・・
山下洋輔トリオが絡んでいた浅川マキの「ねえっ、ちょっと、水夫さん・・・・」が聞きたくて探していたら「初期作品集、ジャズバージョン」を発見、「これじゃない!!!」と収録曲も見ずに購入・・・・で外れでした。あれは「MAKI Ⅵ」だったようですね。期待の曲が入って無いので1度聞いてお蔵入りの野積み状態。で・・・・崩れたので再び聴くことにいたします。でも膨大な曲数なのでいつもの通りサクサクと・・・・・
Disk 1
1曲目 倦怠感タップリのボーカルにフルートがフワフワと飛び交う、バックはジャージーで落ち着いた音、歌い方はまさにこの時代の味様なためが利いた妙なためが利いた歌い方。意外と演奏に違和感は感じない。
2曲目 下手なウェス・モンゴメリーみたいなギター、そしてボーカルはスウーーーーット伸びてウニウニとコブシを利かす。フルートがピラピラと絡みつき中々素敵な演奏です。「不幸せという名の猫が」・・・・なんて素敵な題名なのでしょうか。谷山浩子あたりに歌わせたいですね。フルートが熱い。
3曲目 ハプシコードのような軋んだキーボードとの弾き語りのようです。落ち着いた演奏です。しかし・・・・登場する楽器が普通ではない。
4曲目 ブラスが熱いR&B、和田アキ子に歌わせたい。(そればっかり・・・)やさぐれた感じがチャームポイント・・・
5曲目 楽器ばかりに気をとられぇ・・・・コメントが疎かに・・・・バスドラが異様。ソリッドな泣きのギターをご堪能・・・・「おいら」死語ですね。
6曲目 インド歌謡・・・・・何歌ってるのかサッパリサッパリ・・・・コーラスのおっさん達が異様。
7曲目 一転日差しのまどろみの中のような美しいトラッド・フォークの様なサウンド。ライブですがもの凄い浮遊感。この人は楽器の使い方が尋常ではない。
8曲目 ライブの方が私好みのボーカルに聞こえます。ストレートで心地よい。ゆったりとした幸せサウンド。
9曲目 泉谷しげるが乱入ライブ。会場が異様に盛り上がっています。このマキの歌い方が好き!ギターリスト泉谷の神髄を聞け・・・それほどではない。
10曲目 ペットが響き渡るセントジェームス病院、ライブが続きます。妖気漂うボーカルが聞き手を奈落へ突き落とす。(それほどでもないか)
11曲目 貫禄の曲が続きます。昭和歌謡ブルース、明るさの欠片もありゃしない。もの凄い世界・・・・現代ではない近世・・・・異物だ・・・・クラリネットが悲しくブロウ。
12曲目 明るいブルース「ハスリン・ダン」、気怠さと猥雑さをタップリと盛り込んだ以外と明るいナンバー、明快ブルージーなギターが中々の聞き所。
13曲目 いやぁ・・・・気怠いなぁ・・・・2コードの気怠いブルース、聞き覚えのあるパクリ・ギターリフがポイント。
14曲目 これも迫力のある曲ですね。南洋チックな(絶対に伝わらないな・・・この例えでは・・・)演奏に朗々と歌い上げるボーカル、歌詞の内容が如何にもマキと言った感じ。
Disk 2
1曲目 さてさてジャズバージョン。洋輔さんのピアノに川端民生のベース、近藤等則のペット。少しフリーキーな香りを残したピアノが炸裂し、ペットもかなりフリーキーに吠えまくるというか、ノイズですね。勝手気ままなバックに比べシットリと切なく歌い上げるボーカルがとても生えています。
2曲目 1曲目と同じセット。アップテンポに走り回るベースとピアノ、そしてペットもブギャブギャと吹きまくる。ボーカルより演奏の方に重きを置いているような。フリージャズとのコラボレイションは意外と興味深い。懐の深い人ですねぇ。山下洋輔さんはここまで。
3曲目 この曲当たりから本田俊之が参加、この曲はドラムが森山威男。この曲の山下洋輔トリオバージョンが聴きたかったのです・・・・が。かなりジャズっぽさの濃い洒落た演奏になっていますが、聴きたかったのはもっとコッテリとした演奏でした。杉本喜代志のギターと本田さんのフルートがお洒落。
4曲目 シットリとしたピアノに高らかに鳴り響くペットでは無くってアルトか?音が変。続いて登場したギターがいい雰囲気を醸し出しています。ボーカル抜きで引っ張りまくるイントロ、と言うか歌詞途中から参加と言った感じですね。
5曲目 一転してファンクナンバー?テンションがジャズではないドラムはつのだひろ。アグレッシブなエレキギターに単調なベース、ジャズではない・・・・フュージョン。面白みが全然無いのは何故・・・・
6曲目 ファンキーナンバーが続きます。うねるベースにパシャパシャとしたドラム、そして中華風のギターとリード、チープな演奏の上をボーカルがフワフワフワフワと・・・・工夫は感じられますが。この人にこんな軽さは必要ないぞ。
7曲目 レゲエバージョン・・・・・軽めのペットにスカしたビートは少し煩い。全く受け入れられないですね・・・・・困った。
8曲目 ジャズではないし・・・・軍歌のような・・・・ボーカルもおっさんみたいだし・・・・無茶な曲だ。
9曲目 そうそう、こういう気だるいブルースが最高ですよ。シットリとピアノトリオをバックに歌い上げられりぁ最高の時を過ごせます。ああっよかった。
10曲目 ひいいっ・・・・同じ曲をフリーキーでフュージョンチックなバックで・・・・バックの演奏が新しすぎて・・・・違和感を通り越して・・・・ボーカルが呪いのように聞こえます。恐ろしい・・・・
11曲目 最後は是非シットリと歌ってもらいましょう。ピアノとシットリ絡みながら、少しシャンソンのように流れるボーカルは一安心。
ジャズバージョンのほとんどが受け入れ拒否状態・・・・・と言うことを再認識して少しショックかな。
山下洋輔との親交が深いミュージシャンです。「酒場の船乗り」的な世界は古典芸能の世界ですね。やはり山下洋輔トリオとの競演盤「MAKI Ⅵ」がどうしても欲しくなってしまいました。
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