
とりあえずTV版のサントラは最後です。「カウボーイ・ビバップ」と言う我々中年でも楽しむことが出来る、いや中年だからこそ理解できるアニメも衝撃的であり画期的でしたが、今となっては大人が楽しむアニメは当たり前のモノとして堂々と世の中に位置づけられています。と言うよりも時代が変わりアニメ初期世代(アトムを子供の時にリアルタイムで楽しんだ世代でしょうね)がいい中年になってきたと言うことでしょうが・・・何となく想像すると不気味なのですが、プログレを聞き狂うジジイがはびこる(それほど人数はいませんが)時代というのも・・・想像できませんし、想像したくない。
1. BLUE
Vocal : Mai Yamane
Soprano Voice : Soichiro Otsuka
with Gabiela Robin
And Seatbelts
名曲「ブルー」。イントロは天使のコーラス。歪んだギターにポコポコとしたリズムマシーン。山根嬢のボーカルがシットリと漂いながら徐々徐々に盛り上がり、壮絶なるボーカルとなる。壮大でドラマチックで、夜の大空を漂っている様な、天使達に誘われて天に召される魂の叫びの様に。素晴らしいの一言。この人はいいボーカリストですね、ボーカル嫌いの私もかなり興味を持っています。声が渋くて素敵です。
2. WORDS THAT WE COULDN'T SAY
Vocal : Steve Conte
And Seatbelts
切ない曲、少しボサノバっぽいサウンド。ギターの響きとシットリとしたボーカルに、ストリングスが優しく絡みつく。リズム隊タイト、エレキベースが意外と曲の雰囲気に合っています。ストリングスとリズム隊をバックに演奏する生ギターがまた素晴らしい。(短いのですが)
3. AUTUMN IN GANYMEDE
Seatbelts
ブイブイと響きわたるベースにチャカチャカとパーカッションが、ブラス隊がゆったりとテーマを演奏。少しだけテーマの部分はジャズ・ロックのフレーバーを感じます。ギターのパートはジャズギターですが、やはり曲の展開が少しジャズ・ロック風。無理矢理かな・・・ベースが少しうねっているし。
4. MUSHROOM HUNTING
Drums : Jim Mussen
E.Piano : Mark Soskin
E.Bass : Booker King
Trumpet : Steven Berstein
Trombone : Josh Roseman
T.Sax : Paul Shapiro
Conga : Danny Snadownick
Voice : Tulivu-Donna Cumberbatch
これもファンキーなブラス・ジャズ・ロックと言ってしまうと、乱暴すぎますか。テーマはサックス、とても艶っぽい。国名を羅列するだけのボーカル。ベースラインは終始ノリのいいラインを演奏。合間合間でブラスが参加し、マッシュルーム・ハンティング・・・何のことか分からないでしょう。時代にあった合法ドラッグ・キノコチャンのことですね。
5. GO GO CACTUS MAN
Seatbelts
さすらいのカウボーイ、完全にマカロニウエスタン。まあストーリーもそんな感じでしたので。お馬鹿2人の物語。意外とエレキギターが似合っているのが不思議です。
6. CHICKEN BONE
Voice : Sydney with sister R
And Seatbelts
デジタル打ち込み系サウンド、ダブっぽい。ボーカルは何となく女の子、アインも唸っています。長い曲ですが山場はない。
7. THE REAL MAN
Bass : Bakabon Suzuki
And Seatbelts
この曲が凄い、バカボン鈴木大爆発。狂気を帯びたストリングスに異様な効果音、パーカッションも忙しなく加わり地獄絵が描かれていきます。いきなりのファンキーでテンションの高いベースがブイブイブイブイと、とんでもないラインを弾きこなす。一定のコード進行を延々と壮絶なベースラインを冷静に演奏、ベーシストとしての個人的な目標としても良い演奏ですね。ベースと言う楽器本来の基本を守りながらも中心線から上下に暴れまくる。凄い凄い・・・こういうベースが弾きたかった。
8. N.Y.RUSH
Drums : Bobby Previte
E.Piano : Mark Soskin
Bass : Booker King
Guitar : Stuw Cutler
T.Sax : Paul Shapiro
Trumpet : Steven Berstein
ローズの音色とリズム隊をバックにした、ブラスの美しいアンサンブル・サウンドです。映像もユラユラと漂うソード・フィッシュでしたから、多少振幅を感じさせるジャズ・サウンドですね。ローズのソロが素晴らしい。ブラスアンサンブルと言っても・・・2人だけだったのか。確かにシートベルツとは違った雰囲気の演奏ではあります。
9. ADIEU
Vocal : Emily Bindiger
Drums : Tony Reedus
Piano : Mark Soskin
Bass : Booker King
Guitar : Stuw Cutler
ピアノの調べに乗った明るい女性ボーカルが、艶(あで)やかに艶(つや)やかに。シットリと流れるボーカルが心に染み入ってきます。また、ピアノの音色が素晴らしい。ボーカルはジャズではないと思いますが、バックは素敵なピアノトリオ。美しいですね。
10. CALL ME CALL ME
Vocal : Steven Conte
And Seatbelts
エド、アインとの別れ。シーンのイメージが強すぎて哀しみに満ちた様な曲です。タイトなリズム隊とストリングスをバックに切々と歌い上げるボーカル。ストリングスの響きも哀しみを誘います。
11. AVE MARIA
Vocal : Jerzy Knetig
Orchestra : Warsaw Phiharmonic Orchestra
Conducted : Anthony Inglis
この曲はそのまんま「アベマリア」歌曲なのですが、実に素晴らしい。陰惨な光景と格調高いオペラが同居しているシーンも凄いのですが、何と言ってもオペラ何ぞ全く興味のない私の魂を揺さぶったというか・・・まいってしまったのですよ・・・へへへっ。魂に共鳴する歌声というとキザっぽいですが。歌の終わりの余韻からストリングスにかけての部分は背中ゾワゾワモノです。(風邪ひいている分けではないですよ)
12. STELLA BY MOOR
Seatbelts
オルゴールサウンド、盲目の少女。
13. FLYING TEAPOT
Vocal : Emily Bindiger
Words by Tomoko Tane
Piano : Mark Soskin
Trumpet : Steven Berstein
このボーカルを聞いていると若い頃の太田裕美を思いだしてしまいます。美しいピアノをバックに響きのいいボーカルが明るく響きわたる。清々しさもあり実に爽やかな歌声です。後半のトランペットも響きわたっています。
14. WO QUI NON COIN
Vocal : Aoi "ED" Tada
Words by Gabriela Robin
And Seatbelts
「僕の子犬がいなくなった、白い足白い尻尾、ズウッと一緒だったのに、フウウッ・・・」唯一に近い日本語のボーカル、少しアニメっぽいと言うか、少し異質ではありますが・・・好きです。フランス語にも変化していますよ。犬も鳴いてるし・・・
15. ROAD TO THE WEST
Seatbelts
幻想的なシンセをバックに響きわたるサックス。浮遊感タップリのサウンドは私の守備範囲と言っても良いでしょう。曲という感じてはありませんが素晴らしい。
16. FAREWELL BLUES
Drums : Boddy Previte
Piano : Mark Soskin
Bass : Booker King
Trumpet : Steven Berstein
ミュートを効かせたペットが切なく切なく、悲しいですね。ワンホーン・カルテットのシットリとした大人の演奏。
17. See You Space Cowboy...
by Seatsbelts
主人公が死んでしまって第2弾は無いと思っていましたが、劇場版で復活を遂げました。生き返らせた訳ではなくアウト・ストーリーなのですが、ファンとしては大変嬉しいことでした。またスパイクとジェットの時代遅れの活躍が見れるというのは。で、最終場面に流れわたるこの曲、イントロから目頭がウルウルと・・・山根嬢のハスキーボイスが哀しみに満ちた歌詞を歌い上げます。元曲は毎回のエンディングテーマ、それも素晴らしいのですが、このアレンジされた曲もまた実に素晴らしい。
1作目のブラスセクション爆発サウンド、2作目の七色のゲストボーカル満載サウンド。どちらも捨てがたい魅力的な作品でしたが、個人的にはこの3作目が一番のお気に入りです。ブラスはとても控えめですが、全体に漂うジャズ・フレーバーとジャズロック風のサウンドが最高に素晴らしい。そして1-7-11-17と個人的に大好きな曲がタップリと詰まっています。聞く人によって好みの作品が別れると思いますが、三作とも実に素晴らしいサウンドには違いありません。サントラという枠を軽く越えていますね。
1. BLUE
Vocal : Mai Yamane
Soprano Voice : Soichiro Otsuka
with Gabiela Robin
And Seatbelts
名曲「ブルー」。イントロは天使のコーラス。歪んだギターにポコポコとしたリズムマシーン。山根嬢のボーカルがシットリと漂いながら徐々徐々に盛り上がり、壮絶なるボーカルとなる。壮大でドラマチックで、夜の大空を漂っている様な、天使達に誘われて天に召される魂の叫びの様に。素晴らしいの一言。この人はいいボーカリストですね、ボーカル嫌いの私もかなり興味を持っています。声が渋くて素敵です。
2. WORDS THAT WE COULDN'T SAY
Vocal : Steve Conte
And Seatbelts
切ない曲、少しボサノバっぽいサウンド。ギターの響きとシットリとしたボーカルに、ストリングスが優しく絡みつく。リズム隊タイト、エレキベースが意外と曲の雰囲気に合っています。ストリングスとリズム隊をバックに演奏する生ギターがまた素晴らしい。(短いのですが)
3. AUTUMN IN GANYMEDE
Seatbelts
ブイブイと響きわたるベースにチャカチャカとパーカッションが、ブラス隊がゆったりとテーマを演奏。少しだけテーマの部分はジャズ・ロックのフレーバーを感じます。ギターのパートはジャズギターですが、やはり曲の展開が少しジャズ・ロック風。無理矢理かな・・・ベースが少しうねっているし。
4. MUSHROOM HUNTING
Drums : Jim Mussen
E.Piano : Mark Soskin
E.Bass : Booker King
Trumpet : Steven Berstein
Trombone : Josh Roseman
T.Sax : Paul Shapiro
Conga : Danny Snadownick
Voice : Tulivu-Donna Cumberbatch
これもファンキーなブラス・ジャズ・ロックと言ってしまうと、乱暴すぎますか。テーマはサックス、とても艶っぽい。国名を羅列するだけのボーカル。ベースラインは終始ノリのいいラインを演奏。合間合間でブラスが参加し、マッシュルーム・ハンティング・・・何のことか分からないでしょう。時代にあった合法ドラッグ・キノコチャンのことですね。
5. GO GO CACTUS MAN
Seatbelts
さすらいのカウボーイ、完全にマカロニウエスタン。まあストーリーもそんな感じでしたので。お馬鹿2人の物語。意外とエレキギターが似合っているのが不思議です。
6. CHICKEN BONE
Voice : Sydney with sister R
And Seatbelts
デジタル打ち込み系サウンド、ダブっぽい。ボーカルは何となく女の子、アインも唸っています。長い曲ですが山場はない。
7. THE REAL MAN
Bass : Bakabon Suzuki
And Seatbelts
この曲が凄い、バカボン鈴木大爆発。狂気を帯びたストリングスに異様な効果音、パーカッションも忙しなく加わり地獄絵が描かれていきます。いきなりのファンキーでテンションの高いベースがブイブイブイブイと、とんでもないラインを弾きこなす。一定のコード進行を延々と壮絶なベースラインを冷静に演奏、ベーシストとしての個人的な目標としても良い演奏ですね。ベースと言う楽器本来の基本を守りながらも中心線から上下に暴れまくる。凄い凄い・・・こういうベースが弾きたかった。
8. N.Y.RUSH
Drums : Bobby Previte
E.Piano : Mark Soskin
Bass : Booker King
Guitar : Stuw Cutler
T.Sax : Paul Shapiro
Trumpet : Steven Berstein
ローズの音色とリズム隊をバックにした、ブラスの美しいアンサンブル・サウンドです。映像もユラユラと漂うソード・フィッシュでしたから、多少振幅を感じさせるジャズ・サウンドですね。ローズのソロが素晴らしい。ブラスアンサンブルと言っても・・・2人だけだったのか。確かにシートベルツとは違った雰囲気の演奏ではあります。
9. ADIEU
Vocal : Emily Bindiger
Drums : Tony Reedus
Piano : Mark Soskin
Bass : Booker King
Guitar : Stuw Cutler
ピアノの調べに乗った明るい女性ボーカルが、艶(あで)やかに艶(つや)やかに。シットリと流れるボーカルが心に染み入ってきます。また、ピアノの音色が素晴らしい。ボーカルはジャズではないと思いますが、バックは素敵なピアノトリオ。美しいですね。
10. CALL ME CALL ME
Vocal : Steven Conte
And Seatbelts
エド、アインとの別れ。シーンのイメージが強すぎて哀しみに満ちた様な曲です。タイトなリズム隊とストリングスをバックに切々と歌い上げるボーカル。ストリングスの響きも哀しみを誘います。
11. AVE MARIA
Vocal : Jerzy Knetig
Orchestra : Warsaw Phiharmonic Orchestra
Conducted : Anthony Inglis
この曲はそのまんま「アベマリア」歌曲なのですが、実に素晴らしい。陰惨な光景と格調高いオペラが同居しているシーンも凄いのですが、何と言ってもオペラ何ぞ全く興味のない私の魂を揺さぶったというか・・・まいってしまったのですよ・・・へへへっ。魂に共鳴する歌声というとキザっぽいですが。歌の終わりの余韻からストリングスにかけての部分は背中ゾワゾワモノです。(風邪ひいている分けではないですよ)
12. STELLA BY MOOR
Seatbelts
オルゴールサウンド、盲目の少女。
13. FLYING TEAPOT
Vocal : Emily Bindiger
Words by Tomoko Tane
Piano : Mark Soskin
Trumpet : Steven Berstein
このボーカルを聞いていると若い頃の太田裕美を思いだしてしまいます。美しいピアノをバックに響きのいいボーカルが明るく響きわたる。清々しさもあり実に爽やかな歌声です。後半のトランペットも響きわたっています。
14. WO QUI NON COIN
Vocal : Aoi "ED" Tada
Words by Gabriela Robin
And Seatbelts
「僕の子犬がいなくなった、白い足白い尻尾、ズウッと一緒だったのに、フウウッ・・・」唯一に近い日本語のボーカル、少しアニメっぽいと言うか、少し異質ではありますが・・・好きです。フランス語にも変化していますよ。犬も鳴いてるし・・・
15. ROAD TO THE WEST
Seatbelts
幻想的なシンセをバックに響きわたるサックス。浮遊感タップリのサウンドは私の守備範囲と言っても良いでしょう。曲という感じてはありませんが素晴らしい。
16. FAREWELL BLUES
Drums : Boddy Previte
Piano : Mark Soskin
Bass : Booker King
Trumpet : Steven Berstein
ミュートを効かせたペットが切なく切なく、悲しいですね。ワンホーン・カルテットのシットリとした大人の演奏。
17. See You Space Cowboy...
by Seatsbelts
主人公が死んでしまって第2弾は無いと思っていましたが、劇場版で復活を遂げました。生き返らせた訳ではなくアウト・ストーリーなのですが、ファンとしては大変嬉しいことでした。またスパイクとジェットの時代遅れの活躍が見れるというのは。で、最終場面に流れわたるこの曲、イントロから目頭がウルウルと・・・山根嬢のハスキーボイスが哀しみに満ちた歌詞を歌い上げます。元曲は毎回のエンディングテーマ、それも素晴らしいのですが、このアレンジされた曲もまた実に素晴らしい。
1作目のブラスセクション爆発サウンド、2作目の七色のゲストボーカル満載サウンド。どちらも捨てがたい魅力的な作品でしたが、個人的にはこの3作目が一番のお気に入りです。ブラスはとても控えめですが、全体に漂うジャズ・フレーバーとジャズロック風のサウンドが最高に素晴らしい。そして1-7-11-17と個人的に大好きな曲がタップリと詰まっています。聞く人によって好みの作品が別れると思いますが、三作とも実に素晴らしいサウンドには違いありません。サントラという枠を軽く越えていますね。
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