重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

再訪「とっくりとっくん」の里

2008-12-20 | つれずれ


覚えてくださっているでしょうか?
拙ブログの今年9月6日付「とっくりとっくん」、翌7日付「続『とっくんとっくん』&余話」で書いた岐阜県土岐市下石(おろし)地区を、3カ月ぶりに訪ねてきました。


「あれから、(町おこしキャラクターの)『とっくりとっくん』を見る来られる方が増えましたよ」というコメントを昨日、地区に住む方からいただきました(投稿者のご希望で非公開にさせていただきましたが)。
そこで、
様子を見に出掛けたのです。



集落のあちこちに置かれた30体近い「とっくん」の中でも、私が一番気に入っている



「ノゾキ」が好きなこの「とっくん」は、
いまだに「その筋」に捕まることなく、ノゾキ続けていました。


一方、
私が前回訪ねた1カ月後に開催された「第12回下石どえらあええ陶器祭り」では
何体かの新人「とっくん」もデビューしたようです。

町内の食堂の前に置かれた新人「とっくん」は



ラーメンを食べていましたし、


うなぎ屋さんの店先のこちらは



うなぎをさばき中?


さらに、和菓子屋さんの前の新人2人は



碁に興じ、


さらにさらに、ある料理屋さんの店内では



別の1組が将棋を指していました。

碁も将棋も、それぞれの仕草、表情が全然違うところが
この「とっくん」作りにかける「陶芸職人たちのこだわり」なんでしょうね。



と同時に、
この町に来るたびに、思うんです。

「とっくりとっくん」のほのぼのとした暖かさは、
この町に住む人たちの心の温かさそのものではないのかなあ、って。


だって、



町を走るバス停の前に、
こうして、使わなくなった椅子を出してくれている光景は
各地で見ないわけではありません。

けれども、ここでは、
その椅子の上にわざわざ、
決して使い古しではなさそうなクッションまで置かれていました。

ということは、
雨が降り出せば取り込み、
止めばまた置いてくれているということなんでしょ?

そんな細やかで温かな心配りが、
この町を歩いているとなぜか感じる心地良さの
根っこにあるのかも知れません。


今日も、
カメラ片手に歩いていると、
すれ違った小学生らしき男の子から、声を掛けられました。

「こんにちは」


とても
嬉しかったです。



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