金丸文武の日本放浪ブログ

放浪の詩うたい 金丸文武の日本放浪での出来事

雪山での孤立

2008-01-23 14:30:20 | Weblog
走り慣れた箱根の山。夜中の3時過ぎ。対向車はほとんどない。湯本温泉街も静まり返っている。


東海と関東の境に立ちはだかる天下の険、箱根の山。
今も江戸時代に敷かれた石畳の峠道が山の中を通っており、歴史ある温泉街や神社があり、江戸の風俗を肌で感じることができる一大観光地だ。だいたい30分~40分で越えることができる。他のルートはない。



昨日もいつものように登り、降りたとこにある三島の町で寝ようと思ってた。しかし、坂を上がっていくごとに増えてくる道路脇の白いカタマリ、雪。すれ違うJAFの作業車。

ま-、こんな主要道が走れなくなるようなことにはなってないだろう、とタカをくくったのが間違いだった。



もう‥‥‥


真っ白!!


ここは富良野か?



道はきつい登り。アクセルをフカしすぎないように、でもぎりぎり回しぎみで踏み続ける。集中しすぎで筋肉プルプル。後輪が空回りしてる感覚。もう少し登れば広いパーキングがある!




そして!!






あえなくストップ。



登り坂の途中で完全に動かなくなってしまう。いくらフカしても空回り。終了。


そこに現れたのがレッカー者。


「おう!宮崎から来てるだやか!?」

「はい。」

「よし!一万でいいわ!」



聞くと、本業の合間に雪の降った日だけこうして山を巡回して、はまってる車を助けて回って小遣いを稼いでいるのだという。いや、わずか30分で一万円なら立派な仕事だよな。

ほんとは組合で決められた値段てのがあって、箱根でのレッカーの相場は二万五千円なんだってさ。


「お前、新道行きゃよかったんだにゃ-。あっち雪ねーんだから。」


どうやら有料(三百円)の箱根新道は雪はあまり降らないらしい。いい勉強代になりました。



ほんでゆうべは、そのレッカーさんの家にお邪魔して晩御飯ごちそうになって、一緒に温泉入りに行ってきました。



激しい事故
十万円くらい&減点

初めてのレッカー
一万円

レッカーさんとの出会い
プライスレス