3月1日、バスの車窓から、上のような空を度々見た。
うねりを上げる黄砂。恐ろしささえ感じる。
この日は、先日にも記録したように、雲崗石窟や九竜壁を訪れた。
北京の暖かさに比べ非常に寒く、風は吹き荒れ、黄砂で覆われる。
山西省をバスで走っていると、棚田らしきものを度々見る。
だがそこには作物はなく、点々と植林された葉のなき低木が認められる・
あたり一面黄土色の土・・・。
雲南省なら今頃は、見事な菜の花の棚田だろうし、水分を含む赤土だと思うと、中国の広大さを感じる。
石炭を掘リ、生活する土色の民家。
北京まで石炭を運ぶ車両連結が多く、かなり長いの汽車を何度も見た。
モノクロームな世界に近い環境の中で、汽車はなじみ、すぐそばの道路では大型高級車の走行も多く見られる。
中国は色々な意味で、広いと感じた旅であった。
上の写真は同一日。空によって、こんなに色が違う。
砂漠化した棚田が物悲しい。
場所によっては雨風で縦にえぐられ、崖のようななっている。
もろい砂地。
自然の厳しさを感じた。