乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

妖怪大戦争  水木しげる・荒俣宏氏・京極夏彦・宮部みゆき監修映画

2008-03-22 | 映画

(写真は大阪の石切神社近くの水掛け不動。

 

 

記録だけ   2008年 映画ー14

 

   妖怪大戦争

 

 

 満足度 ★★★☆☆ ☆☆☆☆☆

 2005年 日本

 

 監督 三池崇史

 監修 水木しげる

     荒俣宏

     京極夏彦

     宮部みゆき

 

 キャスト

  神木隆之介 

  宮迫博之

  近藤正臣 

  阿部サダヲ 

  高橋真唯 

  栗山千明    

  菅原文太 

  豊川悦司 

  竹中直人   

 

 

 画面は日本の民間芸能から始まる。

 中国の麒麟舞に似た動き。

 ここはあえて獅子舞を表さず、民俗学的に深みを持たせようという目論見があらわだ。

 麒麟に頭を噛まれた子が、その年の麒麟送子として選ばれる。

 

 麒麟送子はもとは中国の 春秋の世に現れた中国最大の聖人・孔子誕生にまつわる麒麟出現の伝説による。

 また以前読んだ『麒麟とドラゴン』には、男児の成長と出世を願い毎年、麒麟舞が披露させると記されていたことを思い出す。

  他にも麒麟送子には、まだ子を持たぬ親の、男子赤子を願う意味合いもあるといわれている。

 

 さて、映画の話に戻るとしよう。

 ここのところ、少しだけだが 妖怪学や民俗学で遊んでいたため、この映画がどのように描かれているのかを知る意味合いで、眠けと戦いながら、ある意味必死の思いで見ていた。

 水木しげる氏をはじめ、荒俣宏氏、京極夏彦さん、宮部みゆきさんという豪華なメンバーの監修。

 これだけの方たちがそろえば、期待大だった、私。

 ところが 妖怪、幽霊、物の怪などの各分野を互いに知恵を絞りあい、出来上がった映画が、『妖怪大戦争』・・・・・・。

 つまりお互いが力を権勢し合うという現在日本の保守的体質が全面的にでた、映画内容とは別意で考えるならば、非常に日本らしさを感じる映画であり、そういう意味合いで おもしろく感じた。

 

    ま、いいんじゃないかぇ~~。

               どんとはらい

 

 

コメント (2)
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