乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

クローサー/電脳天使

2006-08-11 | 映画

電脳天使    

   クローサー

            満足度   ★★★★☆

            ドキドキ度 ★★★★☆

            かわいさ  ★★★★★

 

 

 

             2003年 香港/アメリカ

              監督   コーリー・ユン

            キャスト   スー・チー 

                    ヴィッキー・チャオ

                    カレン・モク □ストーリー

 

 

 女性中心の香港映画、今回は記録のみ。あらすじは省かせていただきます。

 スピード感良し、かっこよさ、話のテンポ、アクションや女性たちの決めの形の良さは目を見張るものがありました。

 また体の柔らかさを利用した女性らしいアクションは、また一味違った楽しい方ができました。

 とにかく登場人物達の動き自体が美しい・・・目や唇の表情が豊か・・・

 美人女性三人は目を見張るものがありました。

 特に『少年サッカー』の ヴィッキー・チャオはまた一皮向けた活躍ぶりで、たいへん魅力的でした。

 

 日本刀で戦うシーンがありましたが、外国の方が刀を使うと日本の感覚とは違った使い方や戦いを見せてくれ、興味を持てました。

 

 この映画で一番印象深かったのは『ガラスの飛び散るシーン』

 このガラスのシーンは映画の『シンデレラ』、アール・ヌーボー、万華鏡 或いはモザイク、タイル画、、コラージュ、透明、クリーン、アップ・テンポ・・・といった考えが一気に頭をもたげ。一言で言うと透き通った美しさ。

 こういったシーンが何度も使われ、印象的でした。

 

 

 (あらすじなしでごめんなさ~~い。)

 

 http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/a1d8e3ca6e4ce49106c8f63c40acd8a0

  『少年サッカー』の日記記録です。

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彼女美し 備前焼

2006-08-11 | 美術・文様・展示物

岡山

彼女美し 備前焼

 岡山県のJR伊部駅を降りると焼き物の町がこじんまりと品良く並ぶ。

 ここは豊前焼きのひなびた職人さんの町。

 窯元や焼き物店。

 普通の民家を改良したような店が町並みに溶け込んでいる。

 

 見せの一歩裏に回ると使い込んだ窯屋立派な煙突がそびえ立つ。

 細い道を少しあがると小山に登る。

 両脇には巻きや丸めた粘土や布などが常備されて、私たちが見ても焼き物職人の心意気が伝わってきて、心は高揚・・・

 きちんと並べられたり、雑多に使い込まれたり、その秩序は一定にあらず、かえって趣を感じさせる。

 

 少しいくと田や畑。

 そこで昆虫網を持った小学校低学年の少年と出会う。

 男の子はとても人懐っこく、取った虫のことなどを話してくれる。

 ここの人たちはここの空気と豊前焼きのように美しい心を持っておられるのであろうか・・・

 このような純真な男の子の焼いた器を将来てに取りたいと瞬間に感じた私。

 

 ここの町は普通の民家の中にも備前焼が溶け込んでいる。

 割れた大壺の半分を植木鉢に使ったり、小さな鉢や器に花が植えられていて、なんだか器の知らない私も心が和む。

 無造作に使用された器たちは雨風に晒されて、とても美しい色に変化していた。

 美しい。

 月並みだがかなり美人の女性が風呂上りに浴衣姿で神をなで上げているといった風情だ。

 自然に雨風にあたり、生活に溶け込んだ器がこんなに美しいといったことは備前に行くまでは知らなかった・・・

 

 私たちは色と形の気に入った普段使いの湯のみ五客セットを一つだけ購入して、備前の地を去った。

 初めて言った土地なのに、なんだか後ろ髪が引かれる思いの、自分にとって居心地の良いしっくりと落ち着く場所のひとつであったことに驚く。

 

 あの昆虫を追いかけていた少年が大人になった頃にもう一度伊部に行って、少年の焼いた普段使いの茶碗でお茶でもすすってみたいナ・・・

 

 

http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/14f92c72ef820fcd166e686ca30e4b18

 山口県萩焼きの記録

 

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萩焼の窯の中 /山口

2006-08-10 | 美術・文様・展示物
 山口県
     萩焼の窯の中



 山口県の萩に器を選びに行く。



 千秋楽城山からは議場後にかけて、萩焼の窯元やは気焼きを取り扱った店が立ち並んでいる。

 その近くに住むというおばあさんが、
「私もこれからそっちのに行きますから、いっしょ見行きましょう。」
と、その土地の柔らかくて美しい響きの言葉で、話しかけてくださる。

 萩のことや世間話、そのほか色々と語り続けてくだ祭増したおばあさんの目は、三日月形で優しかった。

 白山という窯元は、大きな窯がそびえたつ。

 この窯は美しい。

 窯の入り口のは、鳥肌が立つほどに魅力的な色に変化している。

 素晴らしい色調に、私は一息ついた。

 窯そのものが重厚で威厳にあふれ、芸術である。

 他にも壁面を圧迫するような電気がまを、気が付いただけでも三個備え付けられていた。



 このあたりの窯元直営店で、野点茶碗を五個購入。

 本当に欲しかった茶碗は、ウン十万もするので、ここはひとまず普段使いの使い勝手の良いもの考慮に入れて購入する。

 野点に使わず、紫蘇ご飯や豆ご飯、筍の木の身和えや、今なら冬瓜とえびにたいたんでも似合いそうな色の洒落た器。

 器はこれだから面白い・・・




 窯元はとても立派で、制作半分、観光県販売半分といった開かれた感じ。

 陶芸入門や絵付け体験もできて、一般観光客の方は非常にに楽しめるのではないでしょうか。

 私たちがここへ訪れた日も、団体の方々が多く見えて、絵付け体験をなさっておられた。

 皆さん筆を手にして、とても楽しそうで、こちらまでほくそ笑んでしまう。

 この開かれた窯元は萩の右の方の有名な窯元が立ち並ぶ地区に位置する。

 実際に萩の方々やタクシーの運転手さん、バスセンターの社員に聞くとこちらを教えて下さることが多い。ところが・・・




 私の場合実際に面白いと感じるは、萩の左上方向に位置する窯元。

 東光寺から松蔭神社にかけての車一台が通れるくらいの一本道。

 地図上ではあまり目立ちはしなかったのですが、この通りにも萩焼の店や窯元が点在していた。

 ここは観光客を受け入れるだけの大きなところではなく、軒先は普通の民家で、とても情緒の感じられる。




 小さな普通の家の表一角に並べられていた器がたまらなく魅力的で、戸をあけようとしたが、鍵がかかっている。

 裏に回り、玄関のチャイムを鳴らしたが、この家主は留守であった。

 気に入った器であったが、縁が無かったものとあきらめる。

 私は、コーラルレッドの恋人に別れをつげ、先を急いだ。



 あの器は確かに私の手元に嫁ぎたがっていたと思うと、いまだに心残りである。


 




                 春の思い出   山口県萩にて










 
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本日のぱんのおもちゃ

2006-08-09 | 乱鳥徒然 Rancho's room.

    本日のぱんのおもちゃ  

 8日に焼いたおやつ用のパンを少し落書きしてみました。

  ハムのぱんに種類とシナモンシュガーぱんはまるで百金のビニールに入ったミニチュアぱんの詰め合わせのようになってしまいました。

 ぱんがまずそうに見えるといった家族全員の意見があたってるのでしょうが、私にとっては 妙に心に引っかかる落書きでした。  

 

 

http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/30f13801f1f1881563c8159d8999416b

8日に焼いたパンの日記はこちら  (落書きなしのパンの写真があります)

 

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イラン土産のエナメル皿とペルシャ更紗

2006-08-07 | 乱鳥徒然 Rancho's room.
      イラン土産のエナメル皿とペルシャ更紗



 お土産のエナメル皿とペルシャ更紗で落書きをして遊びました・・・

 落書きしないほうがきれいだったような・・・

 落書き失敗でした・・・
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四十歳からのダイエット

2006-08-07 | 読書全般(古典など以外の一般書)
記録のみ
  四十歳からのダイエット



            著者  東畑 朝子
                (北里記念病院栄養士・東大医学部助手)

            (株)海竜社

            平成2年9月11日第刷発行
            ” 4年4月17日第刷発行

            1200円+税


 たいへん参考になりました。

 ダイエットもさることながら、ヨーグルトの水切りで笠を半分にすれば『クリームチーズ』になるそうです。

 ホテルや洋菓子店でもこの方法は結構取り入れられているそうです。

 これは使えそうで・・・ラッキーって感じの私です・・・

 この本は読んで得をしました。
            
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ショウタイム  / SHOWTIME

2006-08-06 | 映画
今回は記録のみ
   SHOWTIME
     ショウタイム




          満足度  ★★★☆☆

          スリル  ★★☆☆☆

          喜劇性  ★★★★☆

          話の展開 ★★★☆☆





          
           2002年  アメリカ   1時間35分

           監督 トム・デイ

          キャスト   ロバート・デ・ニーロ
                エディー・マーフィー
                レネ・ルッソ
                フランキー・R・フェイズン
                ウィリアム・シャトナー
                ドレナ・デニーロ        他



 とにかく楽しめ、笑い転げていました。

 ロバート・デ・ニーロとエディー・マーフィーの持ち味が生かされた喜劇性の高いアクション映画。

 最後の手錠で助かるシーンは、初めのデニーロがエディー・マーフィーに手錠をかける場面の韻を踏んでいましたが、そんなことはどうでもよい。

 楽しい、面白い・・・ルパン三世の銭型警部とルパンのようで、小粋で楽しめるものでした。


 
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江戸の絵を愉しむ / 視覚のトリック

2006-08-06 | 読書全般(古典など以外の一般書)
   記録のみ
       江戸の絵を愉しむ / 視覚のトリック




            著者  榊原 悟

            岩波新書(新赤本)843

            (株)岩波書店

            2003年 6月20日  第一刷発行

            780円+税金




 まず襖絵の「ひらく」という絵における「可動性」の説明に感心して拝読いたしました。

 また女が蛇身を現していく様子を描いた絵巻物『どうじょう寺縁起絵巻』(どうじょう寺)の時間を追っての説明や実際の絵を載せてあり、興味深く読ませていただきました。

 騙し絵や形の説明もわかりやすく、また江戸川柳や『俳風多留め』などの少しエッチな(?)せんりゅうも愉しませていただきました。

 面白かった・・・
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感動の紅いコーリャン

2006-08-06 | 映画

      紅いコーリャン(紅高梁)

http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/382535ec9174f062e7e1cefa40a69c45             

 ↑ かなりダラダラと長い ネタバレありの感想ですので、宜しくお願いいたします・・・ 感想は同ブログの『乱感 感動映画』に記載しています。  

 

      満足度     ★★★★★+★              

      感動度     ★★★★★            

      話の展開    ★★★★★            

     監督     チャン・イーモウ              

     中国    1987年  1 時間 31分              

     キャスト   コン・リー      他               

     ベルリン国際映画祭(1988)金熊賞

 

 

 

 

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紅いコーリャン(紅高梁)/コン・リー

2006-08-05 | 映画

    紅いコーリャン(紅高梁)

 

             満足度     ★★★★★+★

            感動度     ★★★★★

            話の展開    ★★★★★

            この映画での大好きなコンリー★★★★☆

            芸術性     ★★★☆☆ 紅いコーリャン紅高梁 Red 

 

 

              監督     チャン・イーモウ

              中国    1987年  1 時間 31分 

             キャスト   コン・リー      他

             ベルリン国際映画祭(1988)金熊賞

 

 

 

 中国山東省農村で貧しく厳しい状況の中で生きる人間交差。

 恋と欲望と闘いを描く。 

 九児(チウアル / コン・リー)はラバ1頭のかたに、ハンセン病の造り酒屋の主人(老人)のところへ嫁がされる。

 自然のコーリャン畑(とうもろこし科)の黄色い大地とコンリーの衣装及びかごの『アカ』が鮮やかで美しい・・・「アカ」を前面に押し出した強烈な色彩イメージの映像は心地が良い。

 同時に日中戦争や時代性や思想、若い男女の情熱を表していて、素晴らしい・・・

 色彩やかごを担ぐ男たちのからかい、筋肉や汗まで細かく映し出される一こま一こまが心に食い込み、さすがに チャン・イーモウ監督の作品と感心してしまう。

 花嫁の衣装,てりつける太陽,コーリャン酒も『アカ』、そして中国人たる同胞の『血』の『アカ』。

 終始一貫して『アカ』にこだわる監督はこの情熱の『アカ』を大地の『黄土色』、人肌の『黄土色』で統一させ、中国人の心奈でも統一そして団結させる。

 

 

 

 嫁入りのかごがコーリャン畑にさしかかったとき,強盗に襲われるが、危機を救ったのはかご担ぎの余(ユイ)だ。

 

 嫁いで3日目に慣例により実家へ帰る途中の九児を再び覆面の男が襲うが,先日助けた余。

 二人はコーリャン畑の中で心身ともに結ばれる。

 

 九児が実家から造り酒屋に戻ってみると,夫は何者かに殺されていた。

 

 途中日本軍が来てたいそう大事なシーンが続き、日本人の私としては襟元を正して観る事となる。

 かなり印象的な場面の一つとしては日本軍が思想家の中国人を吊り下げ、中国人の手によって生きたままの皮(肌)をはぐように強制するところ。

 コーリャンの銘酒を作り上げた思想家の中国人の堂々とした突き刺すような目が印象的。

 

 チウアルは家に帰り、コーリャンの銘酒思想家の中国人(思想家の中国人)にひざまず気男たちに言う。

「さあ、これから男たちは、復習よ。」

 瓶から酒を大きな酒器に力強く注ぎいれ、一つの酒器には火をつける。

 コウリャン酒の『アカ』は火の『アカ』に変わる。

 中国人の段けるの血潮の『アカ』。

 

 日本人に復習する彼らは長時間炎天下のてりつける太陽『アカ』の下で日本軍を待ち続ける。

 あまりの時間の長さに幼い子供は家二帰り、水を飲む。

 祝杯のために用意された豚の丸焼きなどの豪華な料理の数々が印象的。

 

 子供は、母に言う。

「お母ちゃん、みんなおなかをすかしている・・・」

 子供の後を追うように母と女は飲み物などを担いで現地へと向かう。

 乾燥したもやも掛かる一本道であった。

 

 ちょうどそのとき日本軍が反対方向の道路から現れる。

「お母ちゃん!!」

 子供の声と同時に、日本軍の銃声。

 くずれ倒れる女たち・・・

 

 怒り狂う男たち。

 銃に倒れる仲間。

 子供の父(現在の夫)はコーリャン酒の樽を日本軍の軍車に向けて放り投げる。

 爆発する車と一瞬の『アカ』・・・

 

 土にかぶさり、倒れる日本人兵士。

 ここで大地の『黄土色』は初めて焦げ茶色の帰られる。

 日本人のモノクロームな印象。

 

 

 生き残った余(父)と豆官(子供)が無表情に立ちつくす。

 日蝕が始まり二人の顔が見えぬほど『紅い』太陽 。

 それは二人にとっての生活の変化と同時に、新しい時代の幕開けともいえよう・・・

 

 大好きな中国映画を見られて満足しました。

 好きな監督と俳優・・・もちろん今回もDVDにとっておきました・・・

 

 

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波のうえの魔術師 / 石田衣良

2006-08-04 | 読書全般(古典など以外の一般書)
記録のみ
     波のうえの魔術師


                   著者  石田衣良

                  (株)文芸春秋

                   2001年8月30日

                   1333円+税


 面白かった・・・

 記録のみ
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日御碕の祇園祭???『えみぃご』で『雲丹海苔』紹介

2006-08-04 | 乱鳥徒然 Rancho's room.
日御碕の祇園祭???

          『えみぃご』で『雲丹海苔』紹介






 日御碕のみやげ物店の前で『いかの日干し』を見た。

 規則正しく並べられた白いいかはまるで京都の祇園祭の提灯のようで、親しみを感じてしまいました。

 そういうと今年は珍しく祇園祭に行きそびれてしまいました。





 
『いかの日干し』は私にとっては珍しく あまりも美しい光景でしたので、思わずカメラを向けてしまいました。

 エプロン姿の人のよさそうな土産店のおばさんが、
「おいしいよ~~」
と勧めてくださったイカの姿焼きはとてもやわらかい・・・

 甘くて食感がよくておまけにたれも甘すぎず辛すぎずといった具合に美味しかった・・・

 近くの海岸からは海鳥の泣き声が鳴き、日御碕のてくてく歩きも楽しかったです。

 神社の方は老朽化が進み、ほとんどは新しく改築、進行中のものもありましたが、四ヶ月ほどたった今はもっと工事は進んでいるのでしょうか・・・

 ここの神社は
「頭痛の神様が奉られています。」
と巫女さんが教えて下さいました。

 あまり親切でしたの帰りに『鬼の土鈴』(直径7cm位)を購入しました。

 この鬼の鈴の形態はかなり古くからのものだそうですが、私は全くわかりません・・・

 当初は調べようと思っていたのですが、四ヶ月たった今もなおわからずじまいです。

 なおこの鈴は千円で買い求めました。





 最近島根県も好きになった私、テレビをつけているとたまたま島根県のお土産『雲丹海苔』が紹介されていました。

 タレントの上沼恵美子さんが美味しそうに食べておられました・・・

 



 行きたいなぁ、島根県・・・


 
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春の宍道湖 / 島根県

2006-08-02 | 乱鳥徒然 Rancho's room.

  思い出           

      春の宍道湖 / 島根県  

 

 少し前の話ですが、春に家族で島根県に行きました。

 宍道湖の夕日を一目見たいと思い、美術館で待機。

 美術館内は同様に夕日を待っておられる方々でいっぱい。

 美術館の窓からあたる西日は非常に強い光が放たれていました。

 

 当時美術館では『写真展』のようなものも公開されており、順に追っていくと、モノクロの『たいしゅうえんげき』 の役者さんを写した写真も展示されておりました。

 私たちはジュースを飲んだり写真を見たりして時間をつぶし、いよいよ夕日・・・

 

 夕日はサンキストオレンジよりも赤く、非常に美しいものでした。

 写真は真っ黒に写ったものですが、ほとんどの写真は真オレンジの夕日が写っています。

 こんなに美しい夕日はスイスで見て以来の感動もので、胸のすく思いでした。

 

 もう一度、島根県にいきた~~い。そして、石見神楽もみた~~い。

 

 

 大好きな(といってもまだ観たことがない&是非観たい)

   石見神楽のポスター&スーパー神楽共演抜粋ポスター  ↓デス

 http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/785d029a04b1c8967d28f742e0b74148

http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/b608449915d5faedc92dbfb576e5649d

 

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レースのカーテン

2006-08-02 | 乱鳥徒然 Rancho's room.

     レースのカーテン



 

 何も考えずにシャッターを押す。

 知らず知らずのうちに窓にカシャリ…

 レースのカーテンは逆光を受けて輝いていた。

 少し落書き気分で画像で遊ぶ

 ……


 
 ひまつぶしの落書きは楽しい…

 
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息子 / 山田洋次 / 三國連太郎

2006-08-01 | 映画

      息子  

 

            満足度    ★★★★☆

            感動度    ★★★☆☆

 

 

             1991年   日本

              監督    山田洋次

             原作    椎名誠  『倉庫作業員』

 

             キャスト   三國連太郎

                    原田美枝子

                    田中邦江

                    永瀬正敏

                    和久井映見      他

 

 

 岩手県の農村に一人住む父。

 

 父が倒れ、親戚一同は新潟の父の家に集まる。

 久しぶりににぎやかな家。

 

 

 次男が『マークボラン』(T・REX)のTシャツを着て登場。

 

 次男の部屋は昔のまま残されている。

 

 

 壁には『ブルースリー』のポスター、その左横には良くは見えませんでしたが『ジャネット・リン』のポスター。

 

 かけたEPレコードはハードロックかグラムロックだと思いきや、キャンディーズ。

 

 このあたりが都会にあこがれた何もかもが長続きしないような軟弱な70年代の若者を見事に描いており、ここでも山田洋次 監督に拍手…

 

 

 次男になつく姪っ子で彼の気さくで誠実な人柄を表している。

 

 

 

 彼は胸を患い、ニトロを服用。

 倒れた父を心配する長男夫婦。

 大学も出てできのよい父自慢のエリートサラリーマンの長男は、父に本音60%体裁40%といった気持ちの揺れ動きの中で、同居を勧める。

 

 ある日戦友会の出席のために、長男夫婦の東京のマンションに向かう。

 久しぶりの東京。

 愛着のある家を後に、もしかすればこの地を離れることになるかもしれないといった一抹の不安が、新潟の片田舎の駅構内でよぎる。

 そんな寂しさをかき消すかのように、送ってくれた身重の娘に、

「体に気をつけて、安全に帰れよ…ありがとう……」

と振り返る。

 三國連太郎さんの切なさがにじみ出るシーン。

 

 

 迎えには都会人らしい仕草の長男の嫁。

 彼女は優しい。

 マンションの全体像がタクシー内から目にはいる。

 マンションを見上げる年老いた田舎物の父。

 ここで一般の映画のつくりならばモノクロームに色調を変え、父の心理描写を表すのでしょうが、山田洋次 監督の場合はあえて前に進める。

 山田洋次 監督は心理のゆれ動きを あえて第三者の人間行動を背景としてとらえて、内なる本人の描写として現してしまう。

 こういった表現も素晴らしいなと感じた作品の一つでした。

 

 

 マンションの室内に入る。

 ここで初めて無機質感を強調。

 父が丹精こめて作った赤の花束に例を述べながらもテーブルに無造作に置き、子供をつれて買い物に行く嫁。

 夜遅く息子が帰り、父の妻のなくなった葬式のビデオから息子家族のまばゆいまでもの海水浴のビデオは必然性もなくただ画面の中で動き続ける…

 居心地の悪い父は息子の同居の申し出を断り、眠ると告げる…

 寝室に通された布団の電気毛布は真新しい…

 視の他人行儀な毛布を父は二度ばかりつまみ上げ、見つめる…

 

 翌朝父はマンションのベンチで無機質で冷たい都会の砂漠で思いにふける。

 周りには父と同じように行き場の失った老人たちが、独りで肩を落としてとぼとぼと歩いている…

 ここの表現が巧みで好き、思わずうなってしまいました…

 

 

「お父さんこんなところにいらっしゃったの?朝食ができてますよ…」

父は我に帰り、嫁とともにマンションに向かう…

 

 

 戦友会についた父は嫌に明るい占有に声を掛けられた。

「この男を覚えているか?」

その男は自分に何度もビンタを喰らわせた男でした。

「まあ、まあ、まあ…時代が悪かった…」

 男は過去を正当化して水に流したかのような振る舞い…

 

 

 戦友会でも居場所のない父…

 ここの表現も好きでした。

 山田洋次 監督、お見事…

 

 

 戦友会の帰り、タクシーも乗らずにとぼとぼと歩く老人三人。

 先ほどまではあれほろ元気僧に振舞っていた戦友は、咳き込み、自分の置かれた状況を話し出す。

 戦友は老人ホームに住むという…

 この時代に行きた男たちの家制度屋男社会から一気に核家族の世の中に移った日本の社会的問題を見事に描く…

 ここでは深く重く各自が考えさせられたのではないでしょうか…

 

 

 今も心配な次男の家には突然訪問。

 嫁は父に、まばゆいばかりの臙脂(えんじ)のマフラーをプレゼントし、お土産の方は家に送るよいってくれる。

 もし次男のアパートが狭ければ何時でも洋から戻ってきてくださいと伝えてくれる優しい嫁。

 

 

 次男のアパートは狭かった…

 ベッドにはTシャツが脱ぎ散らかしてあり、雑多な雰囲気。

 父はここで始めて居心地のよい笑みを浮かべる…

 ここの場面と三國連太郎さんの表情がとても好き。

 父は東京に来て初めて次男の息子に、東京で我慢してきたあふれんばかりの好き放題の言葉を放つ。

 この息子に土は甘えているように映り、ほほえましさが感じられた。

 コンビにでは東北出身の二人の労働者とにこやかに会話を始める…

 彼はホーム炬燵のすみっこで くつろいだ姿勢で横になる。

 東京ではじめての自分の居場所を見つけた父。

 

 

 父にとっては突然表れる次男の彼女…

 彼女は耳と言葉が不自由だったが、とても明るい良いお嬢さんだった。

 反対されると思い込んでいた息子はいきまいて、

「倒産と兄さんにいくら反対されても、このお嬢さんと結婚する。」

 父は、女性に向かって

「お願いします。」

と、心から喜ぶ。

 

 

 今までお互いにボタンの掛け違っていた父と息子の心の交流の瞬間だった。

 

 

 喜ぶ父ははしゃいでスタンドをぱちぱちとつけては消す。

 深夜二時、電気をつけ

「ビールをもう一本…」

「これで最後だよ。明日仕事があるんだから…」

 息子は筒の心の高揚に答えビール2本とつまみを持つ。

 さりげなく年老いた父の方にダウンジャケットを羽織らせる。

 

 美しい親子描写…

 

 父は上機嫌で『お富さん』を語りように唄う。

 さすが三國連太郎さん、上手すぎる。

 そんな幸せそうな父を温かい目で見守る息子…

 

 

 美しい。

 この二人には物理的条件を超えた家族愛が感じられた…

 つい最近までのの本の家族制度が二人という制限の仲でもごとに現されていたと同時に、日本の変化を目の当たりにした戦争を生きてきた男の苦悩と寂しさ、切なさが表現されていた…

 山田洋次 監督の見事な表現…

 

 

 暗い家の中では長男の嫁にもらった演じのマフラーがまぶしい…

 視の臙脂色は父(自分)がマンションに持っていった手作りの花束の色と同じで、優しさと寂しさが同時に感じられる切ない演出でした…

 山田洋次 監督、あっぱれじゃぁ~~

 

 

 

 そして…

 岩手の家に帰った父は、独りで鍵を開け、独りで墨(薪ではありませんでした)をおこし、ふと見上げると息子たちがまだ小中学生くらいで、母親や妻も生きており、娘もかわいく…といった 懐かしい昔の日本のだ御家族の形態の思い出にふけるのでした…

 そして我に返った父は我に返り、今までの生活となんら変わることなく、しばらくは独りで生活していくことになるのでしょうか…

 

 ただ東京を訪れたことにより息子(次男)との互いの心の接点を見出し凧とによって、安堵感に浸り茶をすするのではないでしょうか…

 日本の問題点を見つめながらも心の温まる秀作でした…

 面白かった…

 

 

キネマの天地 / 山田洋次 監督関連映画記録↓

http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/27999cf0a8a70cdca5072b7f7a308891

 

 

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