乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『気ままに漢詩キブン』より 『春暁』孟浩然

2018年03月01日 | 読書全般(古典など以外の一般書)


  『気ままに漢詩キブン』


 

 足立 幸代
 1976年兵庫県生まれ。2013年、武蔵野美術大学通信教育課程コミュニケーションデザインコース卒業。中国古代史ファン。

 筑摩プリマー新書210

 2014.2.10

 850円+TAX

 

 目次
1章 恋はいつでもウラハラ(ドタキャンのにおい―「静女」詩経
   ツンデレ?―「(けん)裳」詩経 ほか)

2章 酒をやめたら寝こんじゃう(まだかなまだかな―「待酒不至」李白
   朝酒サイコー―「卯時酒」白居易 ほか)

3章 生まれてくれて、ありがとう(どうか元気に育っておくれ―「命子」陶淵明
   うちのやんちゃ娘―「嬌女詩一首」左思 ほか)

4章 今日も一首、よませてもらおう!(嬉しくならずにいられない―「自遣」王安石
   開放感いっぱい―「登科後」孟郊 ほか)

5章 あの月はどこからきたの(静謐な梅花の庭―「山園小梅」林甫
   印象派の絵画のよう―「海棠渓」薛涛 ほか)

 

 筑摩プリマー新書という中学、高校生向きの漢詩の本を、料理をしながら台所で読んでみる。

 しかし、この本のノリが、私には馴染めない

 例えば上で書いた一章にあるような、「恋はいつでもウラハラ(ドタキャンのにおい―「静女」詩経 ツンデレ?―「(けん)裳」詩経 ほか)」と記されても、ピンとこない。

 むしろ、べったり漢詩気分を味わいたい私にとっては、漢詩キブンでは満足感を得ることができない。

 本書では、今風のノリと考えておられる著者の説明部分は読むのを省き、白文と書き下し文と多少の語句の説明のみを読み進みて楽しんだ。

 結局、普通の古典文学的な漢文を読めばよかったのだと、後悔する。

 幸い昨年、漢詩全集を購入したので、続きとしては、全集の中から好きな作者を読み進めたい。

 


 『春暁』  (春眠暁を覚えず)

    孟浩然


ここでは、中国の詩人、孟浩然がよんだ漢詩「春暁」の原文(白文)、書き下し文、現代語訳・口語訳、文法解説を記しています

原文(白文)

  白文      書き下し文

  春 眠 不 覚 暁   春眠暁を覚えず

  処 処 聞 啼 鳥   処処啼鳥を聞く

  夜 来 風 雨 声   夜来風雨の声

  花 落 知 多 少   花落つること 知る多少



 


 ご訪問くださいましてありがとうございます。

 心より感謝申し上げます。

 




 
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