乱鳥の書きなぐり

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『枕草子』九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649] 四巻の前に 『新日本古典文学大系』解説を読む。 【4】

2023-02-24 | 枕草子

『枕草子』九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649] 四巻の前に 『新日本古典文学大系』解説を読む。 【4】

 

 

『新日本古典文学大系』解説  渡辺実

(前回のつゞき)

作品の執筆と成立 (P.370)

『枕草子』の執筆にあたっては、中関白家または、中宮定子からの石の働きかけがあったから。支援があったから。

 

 当時、紙は貴重

 物を書くという行為が、角に値する動機なり、目的を持っていなければならない時代。

 

『枕草子』258段  (P.370-371)

 清少納言自体、にも書いてない博士や筆を手に入れることができれば、どんなに幸せだろう、、、(要約)と書いている。

 そんな時は世を捨てようと思うきもいが一挙に慰められて生きる喜びが湧いてくる、といったことを語っている。

 

 

『枕草子』の巻尾

 中宮の兄、内大臣藤原伊周が、草子を中宮に献上した。

 送るものを手にした中宮が、

「何を書こうか?(要約)」

「帝のところでは、史記を書いているようだが(要約)」

と申されますと、清少納言は、

「枕にこそ侍らめ。

とお答え、中宮

「さてはえてよ。」

とその草子を清少納言に下賜された。

 それに書き記したのが「この草子」なのだと語られている。(.371)

 

上は清少納言の著作の「枕草子の名の由来を語るものとして、注目される。(P.371)(諸説あり)

 

草子について

草子を中宮に献上した。のここでの草子

【草子・冊子・草紙・双紙】 帳面。

  ▽紙をとじて作った本の総称。書物。

草子を中宮に献上した。のここでの草子は、袋とじの何も書かれてない帳面のこと。

 

 

 清少納言は元は『枕草子』を他人に見せる気は無く、「よう隠しお」いた。 (P.371)

 左中将源経房がまだ伊勢守出会った時に清少納言の里を訪問し、迎える清少納言が彼のために畳を差し出した時に「この草子乗りて出にけり」という不覚なことになrった。

 慌てて取り戻そうとしたが、左中将源経房はそのまま持ち去り、「いと久しくありて」返してくれた。

 そして『枕草子』は意に反して、「ありきそめた」

 

 

       つゞく

 

 

 

早稲田大学蔵書

二条通(京都) : 沢田庄左衛門,

慶安2[1649]

4冊 ; 25.6×18.5cm

早稲田大学図書館

早稲田大学蔵書 請求番号  文庫30_e0091

 

 参考

『枕草子』九曜文庫 慶安2年

『日本古典文学大系』

『新日本古典文学大系』

『枕草子解環  四』

 

『枕草子 一』

(一から三十六 総合)

『枕草子』25  『枕草子』一巻読了(1〜36段 まとめ)  九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649]

『枕草子 二』

(三十七から五十総合)

『枕草子 二』51 『枕草子』二巻(26〜50段 まとめ) 九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649]

『枕草子 二』  『枕草子』二巻(51〜68段 まとめ) 九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649]

『枕草子 三』

『枕草子 三』  三巻 まとめ (岩波古典文学大系では119-205)  九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649]

『枕草子 四』

 

 

『枕草子 その他』

『枕草子』関係総合   (日本古典文学大系)

『枕草子解環』を見つけた、、、  枕草子解環 著者 萩谷朴  出版社 同朋舎  刊行年 1981  冊数 5冊 

(↑ 『枕草子解環 』五巻購入)

『枕草子』九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649] 四巻の前に 『新日本古典文学大系』解説を読む。  【1】

『枕草子』九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649] 四巻の前に 『新日本古典文学大系』解説を読む。 【2】

『枕草子』九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649] 四巻の前に 『新日本古典文学大系』解説を読む。 【3】

『枕草子』九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649] 四巻の前に 『新日本古典文学大系』解説を読む。 【4】

                                     

 

 

みなさま、

いつもお越しくださいまして、誠にありがとうございます。

 

 

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映画『 Cast Away Cast Away キャスト・アウェイ』4.1★/5 監督ロバート・ゼメキス トム・ハンクス、バレーボールのウイルソン 2000年 144分

2023-02-24 | 映画

写真 壬生寺にて

 

 

   映画『 Cast Away Cast Away キャスト・アウェイ』4.1★/5 監督ロバート・ゼメキス トム・ハンクス、バレーボールのウイルソン 2000年 144分

 

 

 トム・ハンクス主演の映画『 Cast Away Cast Away  キャスト・アウェイ』を見た。

 ジーンとして、感動を覚え、涙が出てきた。

 

 筋書きの半ば、特にバレーボールのウイルソンが出てからのトム・ハンクスの演技は素晴らしい。

 ウイルソンという形を借りての自問は、名医演技といっても過言ではない。

 また、島での四年の月日が流れた頃からのトム・ハンクスの脂肪を削ぎ落とし筋肉質の痩せ体型になっている姿を見ると、一流の役者だと痛感した。

 

 ラストの話の展開及び幕引きも素晴らしい。

 現実社会に戻ってからの彼。東西南北の分岐点で、自分の道を見出そうとする彼の姿に、感動した。

 

 みなさま、

 いつもありがとうございます!!

 今回も見たという簡単な記録だけで失礼致します。

 

キャスト・アウェイ  Cast Away Cast Away

監督 ロバート・ゼメキス

脚本 ウィリアム・ブロイルズ・ジュニア

製作

スティーヴ・スターキー

トム・ハンクス

ロバート・ゼメキス

ジャック・ラプケ

出演者

トム・ハンクス

ヘレン・ハント

ニック・サーシー

音楽 アラン・シルヴェストリ

撮影 ドン・バージェス

編集 アーサー・シュミット

製作会社 ドリームワークス 20世紀フォックス イメージムーバーズ  プレイトーン

2000年

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映画『End Day  世界沈没 』 2.3★/5  2005年 監督 ギャレス・エドワーズ  脚本 ギャレス・エドワーズ   イギリス BBC 

2023-02-24 | 映画

 

 映画『End Day  世界沈没 』 2.3★/5  2005年 監督 ギャレス・エドワーズ  脚本 ギャレス・エドワーズ   イギリス BBC 

 

 

 映画『End Day  世界沈没 』を見た。

 着眼点は良いが、意図する処が鼻につく。

 構想はイケるが、作品、そして映画としてはイマイチのの作品であった。

 よってこの映画も『カサノバ 最後の、、、』と同様、実際の時間よりもずいぶん長く感じたことを付け加えておきたい。

 

 

 みなさま、いつも有難うございます^^

 今回も簡単な、見たという記録だけで失礼致します。

 

 

 

世界沈没 End Day

監督 ギャレス・エドワーズ

脚本 ギャレス・エドワーズ

製作 ルース・ドレウェット サイモン・ウィンチカム

製作総指揮 デボラ・カドバリー

出演者 

  ビル・マクガイア ジェイ・メロシュ  ジョン・オクスフォード  フランク・クローズ  ブライアン・コックス

音楽 ギャヴィン・スキナー

編集 ダグラス・モクソン マーティン・セージ

製作会社 BBC

上映時間 50分

製作国 イギリス

 

 

 

 

 

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映画『Dernier amour カサノバ ~最期の恋~』1.7/★5 2019年  フランス/ベルギー/アメリカ

2023-02-24 | 映画

イラン モザイク

 

  映画『Dernier amour カサノバ ~最期の恋~』1.7/★5 2019年  フランス/ベルギー/アメリカ

 

 

 映画『カサノバ ~最期の恋~』を見たが、意気消沈。

 映画が始まってすぐに、私は『カサノバ』が見たかったのであって、『~最期の恋~』が見たかったわけではなかったことに気づく。

 1時間半の映画が、ずいぶん長く感じられ、途中でおやつ休憩やらティタイムやら。

 挙げ句の果てはノンアルコールビールの力まで借りて、最後まで見終えることができた。

 

 カサノバ が高齢を迎えてからの愛模様の着眼点は良かった。

 つまり筋書きは寝られていた。

 ただ、この映画が良くなかった理由は一つ。

 映画に出てくるカサノバ が、あまりにもヨタヨタで、若い女性はおろか、高齢女性でさえ憧れの男性ではなかったこと。

 この問題点は、大きい。

 

 よりリアルに高齢のカサノバ を描きたかったという意図はわかるが、はっきりいって気持ちが悪い。

 カサノバに扮するヴァンサン・ランドンという役者は顔立ちのはっきりした割合に知性的な役者だとは思うが、演出が非道方向に向かっていると私は感じる。

 おそらく、この映画上のカサノバは、女性向けに造られたものではなく、世の男性に向けて描かれた作品だと感じた。

 

 この映画でのカサノバの演出は

   顔に輝きとチャーミングさが無い。

   女性が憧れる対象では無い。

   服の着こなしが、ウスグタなくヨレヨレで、臭そうである。

   絶えず持つステッキは、とってつけたような持ち方で、ダサい。

   立ちポーズ、座りポーズに関わらず、いつも不自然な角度で格好をつけているのがみっともない。

   本人はかっこをつけているつもりかもしれないが、滑稽である。

   当時流行った音楽家のようなカツラが似合わない。

   脚(ふくらはぎあたり)の形がかっこよく無い。(服装のせいだと思う)

   流し目が、似合わないし、気持ちが悪い。

   営みを始めた時、女性の母親が部屋に入ってきた時のこと。母親の前で胸もあらわな女性に気遣うことなく、カサノバは自分の服を羽織り、荷物をまとめて部屋を出た。なんてひどい男なのだろう!と、内心カサノバを叱る。

 

 このように、カサノバを演出していたのは、意図的であることは明白ではあるが、私はこの描き方は嫌いであった。(悪魔でも、私個人の意見ですので、お許しください。

 

 唯一、カサノバに共感を持った場面は、以前に女性といった屋外喫茶。

 ここで、女性はlemon teaを頼んでいた。

 その後、カサノバは一人寂しく同じ喫茶に行ったが、迷わず頼んだ。

「lemon tea.」

と。ここだけは共感を覚えた。

 

 とにかく気持ちの悪い描き方及び演出をした映画で、カサノバ役のヴァンサン・ランドンが気の毒にさえ感じた後味の悪い映画であった。

 

 

 みなさま、

 拙ブログにお越しくださいましてありがとうございます。

 素晴らしい時をお過ごしください^^

 

 

  • 原題/Dernier amour
  • 制作年/2019
  • 制作国/フランス/ベルギー/アメリカ
  • 内容時間(字幕版)/99分
  • ジャンル/ラブロマンス/青春

出演

役名 役者名
カサノバ ヴァンサン・ランドン
マリアンヌ・ド・シャルピヨン ステイシー・マーティン
コルネリス夫人 ヴァレリア・ゴリノ
セシル ジュリア・ロワ
オルテンス・スタヴェンソン ナンシー・テイト
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