ドラマ『PERSUASION 説きふせられて』3.8★/5(ドラマ) 4.9/5★(接吻) ジェイン・オースティン原作(『説得』 ) 2008年 BBC 95分
昨日見たジェイン・オースティン原作の『高慢と偏見』が大変面白かったので、原作者つながりでドラマ『説きふせられて』をみる。
原作の『説得』は『高慢と偏見』と同様に長編小説とのこと。
『高慢と偏見』の場合は計6回(6時間)と時間に余裕があった。
ドラマ『Pride and Prejudice 高慢と偏見 』4.9★/5 (全6回)原作 ジェーン・オースティン 監督 サイモン・ラングトン BBC 1995年
『説きふせられて』は原作の核心に触れる場面はある程度描かれたと思う。
今回は、1回1時間半といった中に原作の意図や筋書きを凝縮せねばならないため、端折った嫌いが拭えない。
つまり、面白くなかった。
おそらくではあるが、ジェイン・オースティンの小説そのものをそむと、もっと深い風呂狩りや心情の揺れ動きが表現されていたと思う。
ジェイン・オースティンはどうも、『シンデレラ』を頭の片隅に置いているように思うことは、前回のドラマ『高慢と偏見』の記録でも書かせていただいた。
今回は、女性の身分は高く、決して灰被りのような扱いは受けてるわけではない。しかし元は男性の身分と将来が保証されず、加えて、18歳という若さもあって、家族から結婚を反対される。
この苦難ということが共通。
加えて、男性が戦場から戻り、大姉持ちになって変えってくる。
数々の小波のような苦難を乗り越え、二人は結婚することに、、、
まさに、今回の『PERSUASION 説きふせられて』も、シンデレラストーリーの変形で、脚本の作り方とは面白いものだと、前回同様に感じた。
もちろん、ああ口を開けたまま羨ましがる女性は多いであろうと思われるほどの、ハッピーエンドである。
その証拠に、男性からの手紙を読む。
【11時(?)に伺います(要約)】
上の手紙を読んだのは、5分前。
女性は、手紙を手にしたまま、2度、確かめる。
時計を、、、
後、5分しかない、、、
前回見た『高慢と偏見』では、男性が訪れる。
女性は自分の部屋。右手には水色の室内ばきをおもむろに持ち上げる。
ジェイン・オースティンという作家はシンデレラの中でも、魔法が消える時間と後に残された靴を重要視していたのだと感じる。
最後に、男性の球根の手紙に、女性は全力で走って男性の元へ。
そして、結婚を承諾。
直後の愛に満ちた二人の、接吻は見もの。
愛しすぎて、お互いになかなか靴付できない接吻は、美しいとしか言いようがない。
これまで見てきた映画やドラマの中でも非常に印象に残る、美しすぎる接吻だと感じた。
キス(eros)では無い、接吻(trust and love)であった。
みなさま、見て頂き有難うございいます。
感謝感謝でございます^v^