乱鳥の書きなぐり

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ドラマ『Pride and Prejudice 高慢と偏見 』4.9★/5 (全6回)原作 ジェーン・オースティン 監督 サイモン・ラングトン   BBC 1995年

2023-02-17 | ドラマ

 

 

 

  ドラマ『Pride and Prejudice 高慢と偏見 』4.9★/5 (全6回)原作 ジェーン・オースティン 監督 サイモン・ラングトン   BBC 1995年

 

 

 このブログを始めるよりもずっと前のことだが、テレビ放映で『高慢と偏見 』を見たことがある。

 あまりにも面白かったので、鑑賞直後に、岩波文庫で『高慢と偏見 』を読んだが、小説で読んでも面白かった。

 そこそこに長い話だったが、登場人物を想像しながらなので、一気に読めた。

 その後何十年が経つが、話の展開が面白かったという印象が強い。

 

 今回、以前見たBBC 6回バージョンの『高慢と偏見 』を見て、随所随所で涙が出てきたと同時に、幸せな気分に浸ることができた。

 場面場面で強烈な印象が残っており、何十年見た映像がフラッシュバックした。

 

 一種のシンデレラストーリーの尾びれ背びれをつけた変形バージョンとも取ることはできるが、話や脚本を作る上で、相当参考になるのではないかとも感じる。

 ラスト、紳士が告白に来る場面。女性が自分の部屋で水色の【室内ばき】を右手で拾い上げるシーンは、まさに軸とした話(シンデレラ)を思い起こさせ、構成力及び表現が、うまい!と感じた。

 

『高慢と偏見 』はチェンバロに近いピアノの音と、シェークスピア音楽風歌い込みや調べが美しく優雅な気持ちに陥る。

 本来の絵画や肖像画などは、この様に用いられていたのであろうと、美術にお好きな私は絵画でもうっとりとする。

 当時の髪型や帽子を含めた装いも、古典絵画で馴染みのある様子だ。

 さらに言い回しが、シェークスピアの舞台か、あるいはマザーグースの読み語りの様な美しいイギリス英語である。

 特に父親役の声と言い回しは数時間聞いていても飽きないのでがないかとさえ思った。

 

 話の展開も私が望む所の幸せ感が感じられ、悲壮な話も良いが、ハッピーエンドもこれまた嬉しいものである。

 登場人物の誰か一人に感情移入してみると、満足のいくドラマだと感じます^^

 

 私は、このドラマを見終えて幸せ感に浸りながら、シェークスピア音楽をスイングしていた。

   oh willow willow willow   willow~

   oh willow willow willow   willow~~

   in my garden~~~

 

Anonymous - The Willow song (Othello, IV:3)

 

 

 

 見ていただきありがとうございます。

 

 

『高慢と偏見』(Pride and Prejudice)

 原作 ジェーン・オースティン

 台本 アンドルー・デイヴィス(英語版)

 監督 サイモン・ラングトン(英語版)

 

 出演者 ジェニファー・イーリー コリン・ファース テーマ

 曲作者 カール・デービス

 撮影監督 ジョン・ケンウェイ

 

 放送チャンネル BBC

 期間 1995年9月24日 - 1995年10月29日

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