乱鳥の書きなぐり

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『興福寺古義 薪御能』「舞台あらため・外僉義」「胡蝶」「火入れ」「清水」「車僧」(13景)

2012-05-20 | 能楽・狂言
   (能楽などは写真撮影禁止のため、始まる前、休憩中、終了後写させていただきました)



   
   
  

   『興福寺古義 薪御能』

    「舞台あらため・外僉義」「胡蝶」「火入れ」「清水」「車僧」





  

薪御能 一日目
 5月18日(金)
  咒師走り(しゅしはしり)の儀 午前11時始
    場所 奈良市 春日大社舞殿
  演目 金春流能 「翁」 金春穂高 
            「千歳」 「延命冠者」 
            「三番三」 
  南大門の儀 午後5時半始
     場所 奈良市登大路町 奈良県庁前     
  演目 舞台あらため・外僉義(げのせんぎ)」
      演目 宝生流能「加茂」 辰巳満次郎
         火入れ 興福寺衆徒
         大藏流狂言「伯母ケ酒(おばがさけ)」 茂山あきら
         観世流能「頼政」 観世喜之

薪御能 二日目
  日時 5月19日(土)午前11時始
  御社上り(みやしろ)の儀
  場所 奈良市 春日大社若宮社
  演目 金春流能「春日龍神(かすがりゅうじん)」 金春欣三


  南大門の儀 午後5時半始
  場所 奈良市登大路町 奈良県庁前

  
     演目 舞台あらため・外僉義(げのせんぎ)
     演目 金春流能「胡蝶」 金春安明      
        火入れ 興福寺衆徒
        大藏流狂言「清水(しみず)」 茂山千五郎
        金剛流能「車僧」 金剛永謹



 

 少し風邪気味で今年はあきらめるつもりの「 薪御能」だったが家族が支えとなり、二日目の舞台あらため・外僉義(げのせんぎ)から終わりまで楽しませていただく事ができた。



 舞台あらため・外僉義(げのせんぎ)は僧兵姿が凛々しい。

 金春流能「胡蝶」、火入れ 興福寺衆徒、大藏流狂言「清水(しみず)」、金剛流能「車僧」


「胡蝶」に見とれ、のめり込む。

 蝶の冠も、能衣装も、面も見事に美しい。


 狂言の○条などの台詞に、京に思いを馳せる。


「車僧」をはじめて見ました。観世流百番集には「車僧」は「クルマゾウ」とある。

 前シテ山伏、後シテ天狗

 山伏と車僧との問答は、前に前に台詞が流れ、歌舞伎の『勧進帳の』弁慶と冨樫の掛け合いのようなリズムテンポ。

 間狂言はひょとこのような面。なつかしい形の動きとリズムの舞。

 後シテ天狗は赤頭。動きと形が素晴らしく、魅力を感じた。
 







 狂言までが終わり、辺りはすっかり真っ暗。





 全ての演目が終わり…。









 商店街にも「興福寺古義 薪御能」の幕。
 お食事を終え、家についた頃には11時をまわる。




 金春流能「胡蝶」、大藏流狂言「清水(しみず)」、金剛流能「車僧」の全てが力のこもった舞台。舞台あらため・外僉義(げのせんぎ)や火入れもあり、感動しすぎて、目がさえ、なかなか眠ることができず、嬉しいトホホ ^^V。


 



 関係者のみなさま、会場でお話をさせて頂いたみなさま、誠にありがとうございました。


 みなさま
 見て下さいまして、ありがとうございました。感謝しています(^^)



コメント (3)
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