乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

69: 三弥井民俗選書『憑霊の民俗 』  川島 秀一著 2003年

2012-05-10 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫



 今回も、題名記録だけで申し訳ございません。




     69:『憑霊の民俗 』



 三弥井民俗選書

 川島 秀一 著

 2003/08

 292 ページ 2800+税



 「MARC」データベースより ▼
 漁師たち、あるいは巫女や六部など宗教的職能者、宗教的な力能を発揮する旅の芸能者たちも含め、民俗社会の豊かな精神世界や信仰を担った彼らの存在を浮き彫りにする。




 目次

   1 漁師の伝承

   2 巫女の伝承

   3 六部と芸人の伝承



『憑霊の民俗 』を本日読了。
 目次を写し、今までに余りなじみの無かった「1 漁師の伝承」に悪戦苦闘。むずかしい(^^)
「2 巫女の伝承」「3 六部と芸人の伝承」になり、読み進むスピードが増す。
 本書は先週の金曜に大きな図書館でお借りしたもの。購入せねば、じっくり読まねばと感じた。

 本書内容については 口承文芸、オシラサマ、巫女、芸能、語り、六部など興味のある部分が多いので、今回は省略させていただきます。



 あとがきの次の部分に妙に納得した。
 本書をまとめる…「信仰」とか「精神」という言葉を、できるだけ使用しないことで、それらを表現することを心がけた。漁師さんたちは、「エビス」や「龍神」という言葉を具体的なモノや生物を通して捉えており、けっして「エビス信仰」や「龍神信仰」ということばが漁師の心の中にあるわけではなかったから…。   (284)

 フィールドワークや 学者と現地の方々とのずれを指摘した本に服数冊であったことがある。
 川島 秀一先生は信頼できる方だと直感的に思った。
 


 川島 秀一先生の面白そうな(難しそうな^^)授業を見つけました ▼
 國學院大學 平成16年度 伝承文学研究1
 
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雨上がりの公園   (6景)

2012-05-10 | 乱鳥徒然 Rancho's room.











 月曜日



 連休明けで家族は仕事

 家にはわたしひとり

 雨上がりに公園に行った。

 猫がうまそうに

 水を飲んでいた
















コメント (3)
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なつかしいお味の柏餅味噌餡

2012-05-10 | お出かけ


  

  
 お餅に薄く餡子がかかってようにしてみました。きれいな色♩

 またまた、柏餅味噌餡の話しでごめんなさい☆
 今回は、慣れ親しんだお味の 祇園饅頭の味噌餡です♬

 先日娘が滋賀近江八幡のたねやさんの味噌餡を大阪で買ってきてくれました後、三日もたたぬ間に家族がまた同じ物を買ってきてくれました。
 うれしいとはいえ、なじみの味ではなく、餅も薄く、ほろり涙が出てしまったのです…

 京都を離れてからというもの、なかなか本当の柏餅を食べられないでいるわたし。
 そして、つい三年程前から南座の五月大歌舞伎がなくなり、楽しみにしていた祇園饅頭の柏餅味噌餡も手に入れることができませんでした。

 うちふし、嘆き悲しむ姿に見かねた家族 ←たいそうや~
 京阪を途中下車して、祇園饅頭柏餅味噌餡を買ってきてくれました。

 ヤッター
   ヤッター

 祇園饅頭の目的のお菓子は7個だけあったそうです。
「もう少し待ってもろうたら、来ますさかいに」
と、前からこの店のおばさんたちはみんな京ことばです。
 仕事前でしたので、取り急ぎあるだけを買ってくれたそうです。
 やはり、味噌餡から売れるのでしょう…
 売り切れの可能性もあり、時間を急く人にとっては危ない所でした。

 店頭には「特製 かしわもちみそあん」と書かれていたそうです。

 お餅が厚く柔らかい
 味噌味が濃く、インパクトがある
 おいしい柏餅です 
 木の芽などの余分な物が入ってないのも実家のお味に近くうれしいです。

 なんて 
 なんてなんて 味噌餡なのでしょう…♡
 これからの一年、元気に過ごせそうなお味です☆

 たねやさん  170円
 祇園饅頭さん 150円

 やっぱり、庶民のおいしい「おまん」やわぁ~♩

   
      
  

 





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68:『日本絵巻大成7 』から「病草子」「九相詩絵巻」「解説」/ 九相図について(4枚)

2012-05-10 | 絵巻物、縁起絵巻、巻物、絵解き掛け軸、屏風



 
 68:『日本絵巻大成7 餓鬼草子・地獄草子・病草子・九相詩絵巻 』から 「病草子」「九相詩絵巻」「解説」

 日本絵巻大成 7

 1977年

  中央公論社




 

 
「病草子」 関戸定本  

 
「病草子」 鍼医(大和文華館蔵)




 
「九相詩絵巻」




【九相図(九想図、くそうず)】ウィキペディアより ▼

 屋外にうち捨てられた死体が朽ちていく経過を九段階にわけて描いた仏教絵画

 死体が朽ちゆくようすを見ることが珍しくはなかったであろう当時、現在とはまた違った感覚でこの絵を見ていたことだろう。だが、修行僧の悟りの妨げとなる煩悩を払うという点において効果があったと感じた。

 ここに載せた絵は、一枚目で見た目もさほどグウロテスクではない。しかし回を追うとその姿の恐ろしさに身震いした。



『大智度論』『摩訶止観』などでは以下のようなもの
   脹相(ちょうそう) - 死体が腐敗によるガスの発生で内部から膨張する。
   壊相(えそう) - 死体の腐乱が進み皮膚が破れ壊れはじめる。
   血塗相(けちずそう) - 死体の腐敗による損壊がさらに進み、溶解した脂肪・血液・体液が体外に滲みだす。
   膿爛相(のうらんそう) - 死体自体が腐敗により溶解する。
   青瘀相(しょうおそう) - 死体が青黒くなる。
   噉相(たんそう) - 死体に虫がわき、鳥獣に食い荒らされる。
   散相(さんそう) - 以上の結果、死体の部位が散乱する。
   骨相(こつそう) - 血肉や皮脂がなくなり骨だけになる。
   焼相(しょうそう) - 骨が焼かれ灰だけになる。

【九相観(九想観)】
 死体の変貌の様子を見て観想することを九相観(九想観)という。

 修行僧の悟りの妨げとなる煩悩を払い、現世の肉体を不浄なもの・無常なものと知るための修行。


【九相観を説く経典】
 奈良時代には日本に伝わっていたとされ、これらの絵画は鎌倉時代から江戸時代にかけて製作された。

 仏僧は基本的に男性であるため、九相図に描かれる死体は、彼らの煩悩の対象となる女性(特に美女)であった。
 題材として用いられた人物には檀林皇后や小野小町がいる。
 檀林皇后は信心深く、実際に自身の遺体を放置させ九相図を描かせたといわれる。



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