乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

121; 『はがき絵 洋花手本集―おしゃれな花々78種・原寸下絵24点付き』 増渕澄子著

2010年07月23日 | 読書全般(古典など以外の一般書)







2010年度 121冊目  






    『はがき絵 洋花手本集―おしゃれな花々78種・原寸下絵24点付き』

  



 イフシリーズ

 日貿アートライフシリーズ

 増渕 澄子 著

 日貿出版社

 2003/07/10

 ¥1,575




『はがき絵 洋花手本集―おしゃれな花々78種・原寸下絵24点付き』を楽しんだあと、押し入れで眠らせている岩彩や赤・青墨を取り出す。

 さてさて和紙に描こうか、色紙に描こうか、ワトソンに描こうか。

 この土日、暑さに負けずゆっくりと楽しもうか。

 久しぶりに絵は緊張するものだ。Ahaha Ahahaha^^


 今回も記録のみにて失礼申し上げます。





詳細
本書は、おおよそ明治時代以降に渡来し、現在切り花や鉢花として親しまれている草花や、鑑賞のために世界各国から輸入されている草花のはがき絵作例を豊富に収録し、手本集としてまとめたものである。

春(アイリス;アクレギア ほか)
夏(アブチロン;イソトマ ほか)
秋冬(アリューム;キャットテイル ほか)
周年(アンスリューム;ガーベラ ほか)

著者紹介
増渕澄子[マスブチスミコ]
福島県白河市生まれ。県立白河女子高等学校卒業。昭和35年に結婚、東京浅草に住み、42年に台東区竜泉に移る。60年から東京谷中の花を描き始める。小池邦夫先生の主宰する「絵手紙友の会」に入会、約7年間続ける。61年から第一勧業銀行三ノ輪支店でロビー展を開催、以後、毎年1回の個展を7年間行う。平成元年から東京都上野恩賜公園内緑の相談所で年1回の個展を8年間続ける。平成2年に東京銀座の花の木ギャラリーで「花紀行二千日展」を、9年・11年・12年・14年に銀座藤屋画廊で「母と娘の展覧会」を開催。3年に日本ユニセフ協会の「花カード」へ、10年・13年に「年賀用花はがき」へ作品を提供。現在までにスケッチ帳約150冊、はがき絵約4,000枚を描く。イトーヨーカ堂上尾カルチャー教室、読売文化センター町屋教室講師。ほかに鎌倉教室「花の会」、大宮教室「花葉書絵会」を主宰









コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

120; 『第29回 日本伝統工芸近畿展』 日本工芸会近畿支部 平成12年

2010年07月23日 | 読書全般(古典など以外の一般書)







2010年度 120冊目  






    『第29回 日本伝統工芸近畿展』

  



 日本工芸会近畿支部

 平成12年5月

 ¥1000+税




 美しいものや好きなものや見とれるものもあったし、好みでないものもあった。

 楽しい時間を過ごすことができた。

 今回も記録のみにて失礼申し上げます。





 第29回 日本伝統工芸近畿展  受賞者 ▼ (第29回 日本伝統工芸近畿展図録より)



 日本伝統工芸近畿賞  桐塑「丸木橋」 柴田徳子
京都府教育委員会
教育長賞 木縒胎流文銀溜椀 佐々木幸子
大阪府教育委員会賞 乾漆五稜食籠 森 安子
奈良県教育委員会
教育長賞 型絵染きもの「朝朗け」 岡田その子
滋賀県教育委員会
教育長賞 絞り染訪問着「木洩れ日」 福村廣利
和歌山県教育委員会
教育長賞 紫檀造六角箱 宮下賢次郎
日本経済新聞社賞 楓拭漆八角箱 竹内昭雄
京都新聞社賞 パート・ド・ヴェール鉢
「花しまき」 石田征希
松下幸之助記念賞 桐塑「カラ松の道」 阪本節子
日本工芸会賞 鉄釉鉢 市野良行
日本工芸会
近幾支部長賞 藍青釉鉄線紋大鉢 村田真人
日本工芸会
近畿支部奨励賞 線文肩衝釜 酒井博行
日本工芸会
近畿支部奨励賞 織成名古屋帯「錯」 赤松眞司
日本工芸会
近畿支部奨励賞 飛紅釉鉢 古野勢兒




第29回 日本伝統工芸近畿展 出品及び入選概況 ▼ (第29回 日本伝統工芸近畿展図録より)

 区分      出品点数 入選点数
 陶芸 170 104
 染織  63  53
 漆芸  13  12
 金工  14  14
 木竹工  25  23
 人形  29  22
 その他の工芸  24  17


















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

119; 『時給800円のフリーターが207日で1億2047万円稼いだいちばん簡単な方法』

2010年07月23日 | 読書全般(古典など以外の一般書)









2010年度 119冊目  






    『時給800円のフリーターが207日で1億2047万円稼いだいちばん簡単な方法』

  



 菅野 一勢 著

 イースト・プレス

 2007/09/25  

 227ページ ¥1300+税




 なにげに図書館にあった手つかずの『時給800円のフリーターが207日で1億2047万円稼いだいちばん簡単な方法』を借り読んでみる。

 これで、主婦返上。

 左うちわで故の暑さも吹き飛ぶというもんだぃ!



『時給800円のフリーターが207日で1億2047万円稼いだいちばん簡単な方法』を読み進める。

 繰り返しと説得力似押される。

 まるでテレビの通販だ。

 このマシンを買えば、絶対痩せる。買わねば後悔するといった恐怖心にあおられる。Ahaha haha.



 誰にでもできる、絶対成功する、やらねばみすみすの成功を手放すことになる。

 なるほど、素晴らしい。



 誰でもできる。何もできない自分ができたのだ、阿多田にもできる。

 なるほど、見事だ。



 そして読み進めていくうちに、自分のサイトや関係サイトや顧客の宣伝を自然名形で巧みに推す。

 なるほど、儲かるな。



 絶対儲かる、誰でもできる、ただし著者の言う通りにすれば。

 著者のゴールド会員、強いてはプラチナ会員になれば、成功すること間違いなし。

 なるほど、魅力的だ。



 ・・・

 著者の素晴らしいところは、プロ意識に徹しておられるところ。

 この方法で著者にお金をつぎこむと、そのうちの何%かの方(氷山の一角というべきか)はある程度多くの収入を自分の手にすることができるだろう。

 著者の広告塔に選ばれるならば、わたしは会員になろう。

 だが、多くの方は一般会員である。



 何も著者を批判しているのではない。

 著者はお金儲けにおいてプロ中のプロ、素晴らしい起業家だ。

 また、著者の指導の元、成功者も多いとは思う。



 ただし、成功者は全てではない。

 著者の条件に当てはめられる人バカ裡ではないと冷静に受け止めるべきだ。



 この本を図書館に置くのはいかがなものかと、首を傾げたくなったのも事実である。

 幸い『時給800円のフリーターが207日で1億2047万円稼いだいちばん簡単な方法』はまっさらに近い状態で、多くの目には触れられてはいなかったことを付け加えておく。



  
                             負け犬の遠吠え主婦




詳細
明日から、バカらしくて会社で働けなくなる!?「知識ゼロ」「資金ゼロ」から誰でも稼げるノウハウのすべてを、情報起業のカリスマが、いっさい隠すことなく公開。

1 「知識ゼロ」「資金ゼロ」でも月収100万円突破!「情報起業」って、こんなに簡単でいいの?(ゼロからでも始められる!月収1000万円の稼ぎ方、教えます!;知ると知らないでは大違い!失敗しようがない「情報起業」のルール ほか)
2 絶対に失敗しようがない!「自動的に儲かるしくみ」のつくり方(拍子抜けするほど簡単な「売れる商材」の見つけ方;1週間に1回、5分間でOK!あなたを「売れる脳」にするマル秘トレーニング ほか)
3 レター4通で1億円儲けた男が教える、がっつり稼げるセールスレターのつくり方(10分で売れるタイトルがつくれる!菅野式マル秘レッスン;アマゾンのランキングに見る「売れるタイトル」の法則 ほか)
4 “寝ている間”にお客さまがガンガン集まる!アクセス率アップの裏ワザ(これさえ攻略すれば月収100万円以上は確実!「アドワーズ広告」でアクセス率をアップ!;たった1万円が3~5倍の費用対効果!いちばん効果的な広告費の“使いどころ” ほか)
5 月収100万円突破が続出!これが「がっつりサポート会員」の成功体験だ!(成功体験記1 「真逆の発想」で自分のブランドを確立した天才(中村司さん)
成功体験記2 複数サイトの運営で月収1000万円が見えてきた!(大戸要さん) ほか)

著者紹介
菅野一勢[スガノイッセイ]
1974年生まれ。24歳で会社を設立。通信業界の代理店時代、マイライン戦争において最大手の電話会社から有線接続優秀賞を受賞。その後、さまざまなビジネスを展開するが、経営不振に陥って会社をたたむ。その後、フリーターをしながら情報起業を開始。たった5カ月で1600万円を稼ぎ出す。現在、「情報起業でがっつり稼ぐ会」をはじめ、情報販売サイト3つを運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

午前9時40分、只今開店前     大阪道頓堀界隈で (9景)

2010年07月23日 | お出かけ




               午前9時40分、只今開店前









 こいさん通り。赤が印象的。向こうに見えるのは、法善寺横丁。



 こいさん通りでソフトな中村翫雀さん似の男性を見る。

 7月大歌舞伎には中村翫雀丈も出演。やったね^^



 朝。人のまばらな宗右衛門町。看板に注目したよ。CLUB KEMURIだって。

 煙(煙)に巻いちゃうのかな?わたしに全くなじみのないホストの世界も大変そうだ。



 道頓堀松竹座近く。不思議なうつり方だな。

 上半分は道路がうつり込んでいるよ。Ahaha haha~。



 道頓堀松竹座近く。わたしにとってはお宝の一枚。

 7月歌舞伎のポスターだ(嬉)



 千日前のかに道楽。まだ、動いてないよ。



 千日前で人気パチンコ店?で座って開店を待つ人々。

 パチンコも面白いんだろうな・・・と思いつつ、通り過ぎる。



 松竹座前でくつろいで昼の部開場を待つ人々。

 大◯演劇芝居小屋開場前のようで、なごやかな光景。



 松竹座前で昼の部の開場を待つ人々。暑さに負けない笑顔の方が多い。





                           大阪道頓堀界隈で

                           2010年07月22日











コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

118; 『プラド美術館 名画に隠された謎を解く!』 薮野健著 中央公論新社 2006年

2010年07月23日 | 読書全般(古典など以外の一般書)







2010年度 118冊目  






           『プラド美術館 名画に隠された謎を解く!』

  



 薮野 健 著

 中央公論新社

 2006.3  

 127ページ ¥1800+税




『プラド美術館 名画に隠された謎を解く!』を楽しむ。

 まさに楽しむという言葉がぴったり。

 ゴヤやルーベンスがいっぱい。

 独立美術の故須田国太郎氏のことが二ヶ所、名前三回記述。

 薮野 健氏は二紀会の方だけれど、須田国太郎さんに一目置かれているのかな。

 この先生の講義も受けたかったな。




   


レビュー
出版社/著者からの内容紹介
ティッツィアーノ、エル・グレコ、ベラスケス、ゴヤ……。プラド美術館所蔵の超一級品名画の数々。画家藪野健が、描く立場から名画の見方を語り、その中に隠された謎を解き明かします。

内容(「MARC」データベースより)
ベラスケス、ゴヤなど超一級の収蔵品を誇るプラド美術館。画家・藪野健が、描かれた場所、時代背景、構図に秘められたメッセージなど、78枚の名画に隠れた謎を解き、その見方・愉しみ方を伝える。

出版社からのコメント
著者の藪野さんは、プラド美術館を見たことで人生が変わったひとりです。マドリードの建築学校に進む予定が、プラドの作品に魅せられてサンフェルナンド美術学校に留学先を急遽変更。そして画家になります。そんな藪野さんがプラドを再訪し、新たな目で作品を吟味し、そして作品を模写して作品の魅力を語ります。画家ならではの見方を存分にお楽しみください。そして、読み終わったときには、きっと新たな絵画の魅力を発見していると思います。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
薮野 健
1943年名古屋生まれ。画家。二紀会理事。早稲田大学芸術学校教授。早稲田大学大学院文学研究科美術史修了。1970~71年、マドリード・サン・フェルナンド美術学校プロフェソラードで学ぶ。安井賞展佳作賞、二紀展文部大臣賞などを受賞。武蔵野美術大学教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


   


YOMIURI ONLINEより ▼




芸術とは生きるための装置


藪野健著『プラド美術館―名画に隠れた謎を解く!』(中央公論新社、2006年)
プラド美術館を「自分の人生を変えた場所」という藪野教授が、数々の名画を自ら模写しながら、その時代背景、登場人物、構図、技法、隠されたテーマなど“7つの謎”を考察。

 スペインでは、プラド美術館でベラスケスやゴヤをはじめ、膨大な量の絵画作品を見て、根底から考え方の違うものに出会ったという衝撃がありました。他の国ではあまり見られないような、暗さと重々しさに満ちていて、宗教的な知識がないと読み解けないような難解な図像とか、サイズの巨大さなどで、なにかこう見る者に格闘技を挑んでくるような、圧倒的な存在感がある。しかも極めて高いテクニックがあって揺るぎがない。このスペイン絵画の力は凄いと思いました。

 例えば、ゴヤの「黒い絵」と呼ばれる14点のシリーズは、ゴヤが死に際で描いたもので、「我が子を食らうサトゥルヌス」をはじめ、地獄絵と言ってもいいようなおどろおどろしい作品が並んでいます。70歳を超えて病床に就いたゴヤは、もう今日死ぬか明日死ぬかと言われていたのに、やおら筆を手にして、当時住んでいた家の壁に這うように描き始めたと思ったら、それから3年ほどもかけて家中の壁に大作を書きまくったんですね。描くにしたがって、食欲がもりもり出てきて、肉をがつがつ食べて、ワインもがんがん飲んで、凄いエネルギーを取り戻したらしいです。

 これらの作品を見て、まさに「ものを創り出すとういことは、生命を生かすための装置だ」ということをゴヤが体現したのだと思いました。当時のスペインは、ナポレオン侵攻と悲惨な内乱を経験し、「生き死に」の残酷な現実を直視させられて、それがこうした作品へ表現されていったのではないかと思います。

スペイン絵画に魅せられる一方で、スペインの都市にも関心がそそられました。スペインの街並みは内乱でかなり破壊されて、マドリードなんかも壊滅的な状態だったんですね。それを莫大な資金を投じて、戦前の街並みを徹底的に復興することを目指してきた。このエネルギーと情熱には驚愕しました。都市が好きで、スペインへ行く前も東京の街並みをぐるぐる歩き回ったりしていたんですが、マドリードの都市再生への取り組みを見て、「日本はいまだバラックのまま、戦争で壊された街の上にただ都市を造り続けているだけだな」と思いました。でも、じつはそれがきっかけで、帰国してからさらに東京や地方都市の街を歩き回るようになり、逆に日本の都市の中にも、素晴らしい街並みがたくさん残っていることに気づくようになったんです(笑)







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする