私はだいぶ前から大人だ。仕事をしているし、家庭も家も車も持った。こどもの頃は心もとないことがたくさんあった。「誰かに頼らねばならぬ心もとなさ」というやつであろう。早く大人になりたいと思い続けた。誰か(親やら教師やら周りの大人やら)の気まぐれで生活を左右される子供なんて早くやめたいと思っていた。そうして私は大人になった。そうは言っても大人はそんなに面白いものではない。なんだかやっぱりこどもの頃の方が一つ一つの出来事が面白かったような気がしてしまうが、それがなぜなのか、大人の私はわからない。
そこで、ひとつ大人の遊びをしてみようと思った。
家庭も、家も、車も持っている大人の遊びって、どんなものだろうか...
よくはわからないが、とりあえず、「お大尽」をやってみよう。
まだ大人でなかった私が思う「お大尽」は、料亭でご飯を食べる人である。こじゃれた創作料理なんて問題外である。グルメを気取るこどもがいるところだからだ。(先日は先斗町で創作イタリアンを食べたが、「こども」だった)
「お大尽ご飯」のキーワードは「庭園」「番頭」「個室」である。
当地岐阜で「大尽遊び」をするにふさわしいところはどこだろう?私は幸せなことに食道楽の親戚を持ち「潜龍」「萬松館」は中学生の時経験済みである。また、「ひら井」は勤め先の慰安会で使ったことがある。しかし、それは「貰い飯」、やっぱり自分の懐から払う料理は経験すべきである。当然前の3つは候補である。
まず、手始めに敷居の低いところで練習してみた。「かいらん亭」である。そして、「後楽荘」「萬松館」へと、攻め入った。会社でえらいおじさんたちは、経費で食べているんだろうか!!!しかし、私は私のお金で食べる!!(と威張って言ってみるが、ランチどまり。可愛いもんだ。)仲居さんに部屋まで案内され、庭など眺める。「もそっと、ちこうよれ」「あれ、ご無体な」なんてことがあったりするんだろうかとどきどきするのも素敵だ。器もこじゃれていないとこがいい。「わかる人にはわかるのよ。あんたには私の価値がわかる?」という風情を持つ茶碗である。静かでありながら、挑戦的な器だ。(この点で創作料理屋とは大違い。えてしてケレンミだけの安いお茶碗なことが多い)お帰りはずーっと門のところでお見送りされる。
いい時代になったものです。世が世なら、私のようなものは、いくら大人になっても、こういうとこでご飯は食べられなかったでしょうに。
次のターゲットは、「ひら井」「潜龍」、そして、本丸「水琴亭」
.............ふと、考えた。お大尽でないのはいいことだ。こんなことでも日々を営む糧にできる。
そこで、ひとつ大人の遊びをしてみようと思った。
家庭も、家も、車も持っている大人の遊びって、どんなものだろうか...
よくはわからないが、とりあえず、「お大尽」をやってみよう。
まだ大人でなかった私が思う「お大尽」は、料亭でご飯を食べる人である。こじゃれた創作料理なんて問題外である。グルメを気取るこどもがいるところだからだ。(先日は先斗町で創作イタリアンを食べたが、「こども」だった)
「お大尽ご飯」のキーワードは「庭園」「番頭」「個室」である。
当地岐阜で「大尽遊び」をするにふさわしいところはどこだろう?私は幸せなことに食道楽の親戚を持ち「潜龍」「萬松館」は中学生の時経験済みである。また、「ひら井」は勤め先の慰安会で使ったことがある。しかし、それは「貰い飯」、やっぱり自分の懐から払う料理は経験すべきである。当然前の3つは候補である。
まず、手始めに敷居の低いところで練習してみた。「かいらん亭」である。そして、「後楽荘」「萬松館」へと、攻め入った。会社でえらいおじさんたちは、経費で食べているんだろうか!!!しかし、私は私のお金で食べる!!(と威張って言ってみるが、ランチどまり。可愛いもんだ。)仲居さんに部屋まで案内され、庭など眺める。「もそっと、ちこうよれ」「あれ、ご無体な」なんてことがあったりするんだろうかとどきどきするのも素敵だ。器もこじゃれていないとこがいい。「わかる人にはわかるのよ。あんたには私の価値がわかる?」という風情を持つ茶碗である。静かでありながら、挑戦的な器だ。(この点で創作料理屋とは大違い。えてしてケレンミだけの安いお茶碗なことが多い)お帰りはずーっと門のところでお見送りされる。
いい時代になったものです。世が世なら、私のようなものは、いくら大人になっても、こういうとこでご飯は食べられなかったでしょうに。
次のターゲットは、「ひら井」「潜龍」、そして、本丸「水琴亭」
.............ふと、考えた。お大尽でないのはいいことだ。こんなことでも日々を営む糧にできる。
私の場合、緊張のあまり畳のヘリでつまずきそうです。野球ならセカンド守っててトンネルって感じです。
あきちゃん。 潜龍、確かにおいしいけど、高いです。積み立てが必要です(とほほ)「萬松館」は、番頭さんアリでした。
みのるさん。 いやいや、私のやってるのは、木苺の木から飛び降りる程度のものです。
ujoさん 守備範囲だけは広いです。AからZまで、あんなことから、こんなことまでです。誰でも最初は一見さん!当たって砕けてますわ。
僕のつたない経験と知識から、まず最初に思い浮かんだのは、昔の不二子アニメです。お大尽の食事は、ビフテキでした。家族でレストランでビフテキを食べる、という行為は、お大尽の象徴だったように思います。今じゃ普通ですよね。日本も豊かになったもんだと再認識します。
職場の同僚にも尋ねてみました。「お大尽遊び」と聞いて何をイメージする? 答えは、芸者と女体盛りだそうです。聞くんじゃなかった…。
船と別荘っていうのも思いついたけど、これは「ごっこ」で真似できるもんじゃないですよね。それに、大金を使えばお大尽かというと、そういうことでもないだろうと、うさとさんは暗に問いかけておられるような気もします。
払った金額に合うだけのサービスを期待する…元を取るという発想・・・は、「取引」であって「遊び」ではないというのが僕の持論です。
こうしていろいろと思いを巡らせていくと、うさとさんの示された1つのお大尽の定義「料亭でご飯を食べる人」に戻ってくるんですよね。改めて、なるほどなぁ~、と唸ってしまいました。