うさとmother-pearl

目指せ道楽三昧高等遊民的日常

京都ご報告

2005年12月12日 | お出かけ
今回の京都は、土曜の9時近くに出て、栗東まで一般道を走り、栗東ー京都南と高速を走り、今回の課題(なぜかプレゼンを聞くことと、丸太町の小さな菩提寺にて墓参り)を済ませ、三条大橋たもとの旅館に夜8時に着く。ちょっと三条から四条を歩く。やっと「国家の品格」を見つけ購入。かの「六曜社」地下にてコーヒーを飲む。久しぶりに、懐かしくおいしいコーヒーだった。定番のシンプルなノリタケだった。日曜は、また三条へ。「寛永堂」の「丹波大納言」を購入。きんつばである。そうして、錦へ。いつものように、「冨美家」のうどんすきとカレーうどん、豆乳ドーナツ、山椒ちりめんをかう。和泉式部、一遍上人、世阿弥ゆかりの誓願寺を拝し、先斗町を抜け、四条大橋をわたり、三条に戻り、車を出して、中立売の「とようけや」へ。胡麻豆腐、紫蘇豆腐、柚子豆腐、豆乳、引き上げ湯葉、油揚げ×3。西本願寺の前を通り、「東福寺」へ。門内の駐車場に車を止めて、拝観する。紅葉の盛りは過ぎていたけれど、一面に少し赤茶けた紅葉葉が敷き詰められており、静かな秋の終わりだった。そうして、伏見の月桂冠近くで、とり飯をいただいた。たべるものばかりですね。
すべてをわすれました。よろしうございました。

女人の「往生」を考える旅となりました。
何度も行ったはずの新京極で、和泉式部の墓所をはじめて拝観いたしました。
謡曲「誓願寺」の舞台となったところです。
その昔、女人は「往生」(極楽往生のあれです)できぬ「性」とされていたそうです。
女人は、「業」が深いと思われていたゆえでしょう。

ふと、与謝野晶子の「やわはだのあつきちしおにふれもみで」の歌を思い出しました。殿御は、「やわはだ」には触れたがるが、柔肌の下にある、女人の「熱き血潮」には、なかなか触れようとせぬものかもしれぬ、などなどと考えました。

やわはだのあつきちしおにふれもみで
かなしきか
さびしきか
むなしきか
みちたるや
みち(理)をとくや
きみよ
われと ともに はしりて かたりて
わが あつきちしおに
ふれてみよ


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
奥が深いですね (あおちゃん)
2005-12-14 10:27:56
京都は奥が深いですね、まだまだ知らない由緒ある場所が沢山ありますね・・・次回は是非誘って下さい。



世の男性は「やわはだ」の下にある「熱き血潮」には怖くて触れられないようですね。
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深いです。 (家主うさと)
2005-12-14 21:10:52
あおちゃん。

今回は本当にごめんなさい。今度はゆっくり、遊びましょう。東福寺の紅葉は終わっていましたが、来年の12月初旬は、行きましょう。山門の中の駐車場もすんなりとめられましたよ。



「熱き血潮」こそが、女人のいのちですのにね。

私は向こう見ずな人が好きです。
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京都 (matsubara)
2005-12-14 22:26:58
有益な旅でしたね。この中では東福寺ぐらいかしら、参観したのは・・・40年以上昔に・・・その近くに知り合いの画家がいて・・・

妹が京都に嫁いでいますが、うさとさんの1/10も知りませんよ。寺から外に出ないので・・・

与謝野晶子のうた・・・この歌を例に出されるのは、若さの証拠ね。老人くさいこと言ってお許しあれ。
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漢字 (bube)
2005-12-15 15:06:13
うどん、ドーナツ、豆腐に惹かれてしまう。。。

京都に接すると、漢字がたくさん出てくるように思います。

私が漢字が書けないのは、住んでいる所のせいにしよう。

ヒルズ、カレッタ、みなとみらい・・・

いつも rom です。

相変わらず、読解力不足と感性のなさで、つっこめない。

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京疲れ (家主うさと)
2005-12-15 15:10:03
matsubaraさま。

今日は失礼いたしました。

京都はいっぱいお寺がありますものね。お寺のお庫裏さまはたくさんの御用をお抱えだと思います。私は通り過ぎてくだけですから、気楽に勝手に見られて幸せです。

与謝野晶子では、やはり「おごりの春」「美男におはす」というような「熱い」歌が好きです。
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bubeさん、いらっしゃーい (家主うさと)
2005-12-15 15:19:27
bubeさん、何をおっしゃる。

私は、「今回はわかりにくかったよ」とか、「読みにくいよ」とかでも、本当にうれしいんだよ。すごくうれしいんだよ。いつも来てくださってありがとう。

京都はおいしいよお。日曜は、観光客でいっぱいでした。東京からの人も多そうです。えいって行ってみると、おいしいとこですよ。東海道線の途中には、岐阜もあるしね。
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釈迦牟尼 (matsubara)
2005-12-15 20:50:15
美男におわす・・・のあの有名な歌、あの鎌倉大仏は正確には釈迦牟尼ではないのに、歌がその事実に勝ってしまうほどの力があるとは凄いことだと思います。私はスケールが小さいので間違いは努めて避けますが・・・



別件ですが、手作り石鹸のblogは私のページにコメントを書き込むmakaさんですから、一度アクセスしてみて下さい。
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本当 (家主うさと)
2005-12-17 09:04:37
matsubaraさま。

晶子にとって、鎌倉様は釈迦牟尼だったんだろうと、思います。そうでなければならなかったんだろうと思います。うまくはいえませんが。



手作り石鹸、とても素敵ですよね。ありがとうございます。
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