うさとmother-pearl

目指せ道楽三昧高等遊民的日常

ひなめぐりの旅に出るずら

2009年02月14日 | お出かけ
こんばんは。毎度毎度の、街道、宿場、古建築めぐりのうさとです。
古い町並みのそそるところは、家の構えだけではない。路地の陰影、崩れかけ蔦草の縁取る姿だろう。特に、古くに栄えた町は。しかし、残念なのは、日常にある町をよそ者が歩くと、やっぱり不審者であることだろう。その証拠に、まず、犬に吠えられる。猫が怪訝に睨み付ける。写真を撮ろうとしようものなら人間にもよそ者とばれてしまう。大通りを歩いているのは許されるのだが、観光向けに公開してますよってのじゃない町の隅は許されない。しかし、やっぱり、そこが見たいのだなあ。古い家がなぜよいのか、いろいろ考えてみるのだけれど、やっぱり、「木」が違うのが第一だと思い当たる。長い年月を生真面目に育った木はぎゅうっと固まっていて、そのくせ伸びやかで、それが今物の建物と大きく違うところだ。見たいみたい。でも、不審者は困る。
しかし、この時期はいい手がある。このたび、古い町は町おこしで「ひなめぐり」が大流行なのだ。



先週は塩の道 足助宿 中馬のおひなさんにでかけた。



この路地は観光地図にも載る「観光公開許可路地」
しかし、大型バスでやってきた人が歩かないような路地には、もはや持ち人も定かでなさそうな、朽ちかけた家があったり、こんな可愛らしい窓があったりする。



懐かしい窓もある。



明日は日曜、また、どこぞのひなめぐりへと参りましょう。どこぞのひなめぐりの路地でお会いしましょう。
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