酔い方にはいろいろある。くだを巻くもの、説教師になるもの、脱いでしまうもの、殴りかかるもの、太鼓もちになるもの、何がおかしいのか笑い出すもの。とりあえず、先に酔ってしまった者が勝ちである。周りのものは、観覧者、もしくは介護者になるしかない。とりあえず、なだめすかし、まあまあと言い、話が穏便な方に向かうようにする。あまりに、面倒な酔人の場合、他人の振りをして、そっと席を離れたり、「おうおう大変なことになっていますね」と傍観するか、であろう。
何はともあれ、酔っている者本人は気持ちがよい。しかし、酔い遅れた者は、みるみるうちに酔いが醒めてしまう。
言葉を出すこと、表現することは、「酔うこと」に似ていると思う。それが文字で書かれたものであれ、声に出されたものであれ。書きながら、語りながら自らの言葉に酔っていく。
本人は、自分がどれだけ酔っているのか、なかなかわかりにくい。酔えば酔うほど、「酔っている自分に酔う」という厄介なものだ。周りのものは、取り残されて、「酔い人劇場」を見せられることになる。
語る人の「酒」はさまざまである。自分の技量だったり、ご自慢の品だったり、経歴だったり、家族だったり、それはもう、ありとあらゆる「その人の持ち物」が酒となりうる。
読まされ、聞かされるほうは、その「内容」でなく、その人の「酔い」を見せられる。
観客は、仕返しに殴り返したり、優しくなだめたり、知らぬ振りをしたりして通り過ぎるのだが、なかなか、語る人には「酔い」の自覚がない。独走である。
言葉を出すことの恐ろしさは、そこにある。知らぬうちに、言葉に酔いどれている。自分の語ることに浸っている。特に、何らかの「持ち物」を持っている人は、あぶない。「上手い」歌い手が、自分の歌声に酔ってしまい、やたらとコブシをまわしたり、サビを盛り上げすぎて、急につまらない歌しか歌えなくなってしまうのと同じだ。「上手い」ということは、「いい」に似ているけれど、決定的に違っている。「いい」はこころにまっすぐに飛んでくる矢である。「酔った射手」にはけして射れぬ矢である。
酔っていてかわいらしい人もいる(ただし、酔ってかわいい人は、酔わなくてもかわいらしい人なのだが)。酔わなければ言えないこともある。酔った振りをして言うという、「手」もある。
しかし、大人の諸兄諸姉は、シラフで語ったほうがよかろう。いつも酔っている大人は、重ったらしく、いやなにおいがする。たまに酔うから、かわいげもあるってものだ。
何はともあれ、酔っている者本人は気持ちがよい。しかし、酔い遅れた者は、みるみるうちに酔いが醒めてしまう。
言葉を出すこと、表現することは、「酔うこと」に似ていると思う。それが文字で書かれたものであれ、声に出されたものであれ。書きながら、語りながら自らの言葉に酔っていく。
本人は、自分がどれだけ酔っているのか、なかなかわかりにくい。酔えば酔うほど、「酔っている自分に酔う」という厄介なものだ。周りのものは、取り残されて、「酔い人劇場」を見せられることになる。
語る人の「酒」はさまざまである。自分の技量だったり、ご自慢の品だったり、経歴だったり、家族だったり、それはもう、ありとあらゆる「その人の持ち物」が酒となりうる。
読まされ、聞かされるほうは、その「内容」でなく、その人の「酔い」を見せられる。
観客は、仕返しに殴り返したり、優しくなだめたり、知らぬ振りをしたりして通り過ぎるのだが、なかなか、語る人には「酔い」の自覚がない。独走である。
言葉を出すことの恐ろしさは、そこにある。知らぬうちに、言葉に酔いどれている。自分の語ることに浸っている。特に、何らかの「持ち物」を持っている人は、あぶない。「上手い」歌い手が、自分の歌声に酔ってしまい、やたらとコブシをまわしたり、サビを盛り上げすぎて、急につまらない歌しか歌えなくなってしまうのと同じだ。「上手い」ということは、「いい」に似ているけれど、決定的に違っている。「いい」はこころにまっすぐに飛んでくる矢である。「酔った射手」にはけして射れぬ矢である。
酔っていてかわいらしい人もいる(ただし、酔ってかわいい人は、酔わなくてもかわいらしい人なのだが)。酔わなければ言えないこともある。酔った振りをして言うという、「手」もある。
しかし、大人の諸兄諸姉は、シラフで語ったほうがよかろう。いつも酔っている大人は、重ったらしく、いやなにおいがする。たまに酔うから、かわいげもあるってものだ。
屈託無く子供らしい真央ちゃんが益々好きになった。好奇心旺盛のB型で誰にも気楽に声かける、気になることはすぐさま聞いて解決する。さばさばしていてとてもかわいい。
お母さんが鷺山出身とは吃驚仰天。とても気持ち良い人だ。根に持たずスポーツマン精神の塊のような人。そんなかわいげある歳の取り方をしたいと思った。
すごいことのできる人ほど、そんなかわいげをもっていると思います。
今回のこの記事は非常にグサリと刺さりました。ので、書き込みいたした次第です。
考えさせられる内容だと。
転がりだしたら止まらないのであれば、やはり自分で速度や行く道を見極めなければいけませんよね。
心当たりがたくさんあるので、、、^^;
大人のカッコイイ酔い方をしなければ、いけませんね。(文章も、実際飲むときも。。。)
かっこよくって、楽しい酔い方、大人の目標ですよね。私も自戒の意味を込めて書きました。
naoさんのとこにも、お邪魔しますね。よろしくお願いいたします。この記事は、人通りも少なく、ゆっくりしていただけると思います。またのお越しをお待ちしております。
うん、あきちゃんはかわらなそう。でも、かわってる秋ちゃんも楽しそうだ。
>酔い遅れた者は、みるみるうちに酔いが醒めてしまう
まさに!まさに!実際のお酒は飲めませんが、ことばという美酒には酔いやすい性質。他人が紡ぐのでも自分が発するのでも。
うさとさんの言うところの「酔い人劇場」には辟易させられる。「なんで空気がよめないかね」と思っていたけれど、酔っぱらいと同じなのだと気づくとナットクです。そんなこと言って、私だって独壇場で周りをしらけさせているのかも。特に昨日のぎふてぃで!きゃ!
※メンバーに男性がいる酒席で必ずイヤな思いをします。セクハラとかでなくて。酔ってるからって何言っても、やっても許されると思ってる?周囲も「まあまあお酒の席だから」ってなんか違うと思う。反面、大抵酔ってる時に発する言葉の方が「ホント」な気がするから、その人の真情とか素なんかをリサーチできて得をした、と思ったり。
酔いたがる生き物なんですよ、きっと、人間って。
きもちいいもんですもん。
言いたいことって、しらふでは、なかなか言い出せないもん。ああ、げに、バランスはむずかし。
今度、酔ってみましょう。そうみやさんのお酒は楽しそうだ。ホンネを聞くのも面白そうだ。