うさとmother-pearl

目指せ道楽三昧高等遊民的日常

ことしもまた

2008年08月02日 | ことばを巡る色色
今年もまた、忙しくも暑い夏がやって来て、
変わらないことも、変わってしまったこともあって
自分の体のうちが どこか空っぽになってしまっている気がしている
ノゾミ というものがないような
なんだか 消化試合のような
だから 今年も見に来たよ
世の中はさ
エコなんて言っているけれど
そんな美しい思想はうわつらで
なんだかしみったれていて
誰のせいにしたら良いのかわからない子達は
手近に親のせいなんかにしてナイフを手に暴走して
この小さな川は山からの湧き水で
河の骨という名の茎を洗って流れる
黄色い花はすっくりと立って 今年もここに咲いている
この国は どうなっていくのだろう
優しい若い人は物をほしがらず 今日の処世だけを考えて
老いた人は 今日の怒りに身を任せ
責めを負うべき人は 臆面もなくインタビューに笑って答えている
花は その昔あの山の城を落とそうとした侍が野に伏していたときも
同じように咲いていたのだろうかな
その人は どんなノゾミを持っていたんかな
人のためにもならず 人の妨げにもならず
咲き続けるとは そういうことですか
コメント (6)
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