行きかふ年もまた旅人なり

日本の歴史や文学(主に近代)について、感想等を紹介しますが、毎日はできません。
ふぅ、徒然なるままに日暮したい・・・。

防災訓練

2008-08-31 15:38:02 | Weblog
 1923(T12)年9月1日午前11時58分、相模湾沖を震源にM7.9の地震が起こった。約10万人の死者を出した関東大震災を教訓に、毎年この近辺で防災訓練が行われている。現職になるまで殆ど意識しなかったが、防災にも力を入れている事に触れ、意識するようになった。
 参加者は若年層が少なく、高齢者が目立つ。実際に災害が起こったら、普段訓練に参加しない者が我儘放題になるんだろうな、と思いながら訓練に参加した。
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原作をマンガで

2008-08-30 19:25:35 | Weblog
 「人間失格」、「斜陽」、「カラマーゾフの兄弟」、「ツァラトゥストラはかく語りき」・・・といった文学作品のマンガが出版されている。本屋で立ち読みしたが、分かりやすかった。特にロシア文学は何となく、日本語への訳が不自然な気がして難解に感じることがあった。それに登場人物の名前が長く、覚えられない事もあった。原作も読んでより作品の世界に触れたほうが良いのだろうが、マンガだと気楽に読めるので、悪くないと思うのだが、どうだろうか?
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豪雨&雷雨

2008-08-29 23:50:35 | Weblog
 台風のような風雨である。呼び出されるかな?と思いながら不安な夜を過ごす。どうやら大丈夫なようだ。電車が脱線したり、川が決壊したり、土砂崩れがあったり、と散々な自然災害が発生している。
 生物に自然治癒力があると考えるなら、地球という惑星もその活動をしているのだろう。地球が悲鳴を上げているのかもしれない。
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速攻

2008-08-28 23:05:43 | Weblog
 異常な暑さが和らぎ、過ごしやすい夜が続き、夏の疲れが出始めた。今週、特に眠気が勤務中に出て辛いところである。
 今日は、定時で速攻で帰宅した。横になったら眠りに落ちてしまった。目が覚めると夜9時頃で、身体がダルイ。こんなにも寝てしまい、今夜は暫く眠れず、再び寝不足になり、明日も苦しくなるだろう。
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笑いの刺客達

2008-08-27 21:28:12 | Weblog
 メッセージ入りのTシャツには、何とも言えないメッセージが多い。
 目の前に居ると、笑い出しそうで苦しい。笑わせたら勝ち、とか、負けを競っているとしか思えない。「海人」のように、一見して沖縄だな、と言うくらいなら良いが、いきなり「阪神優勝」とか「アツイぜ」とプリントされたシャツを着た人を前に、冷静に仕事はできない。
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蟹工船追記

2008-08-26 23:07:47 | Weblog
 せっかく取得した夏休みの貴重な1日を、自宅にこもり『蟹工船』を読破したが、何て寂しい夏休みだろう、と思った。今回の夏休みに『人間失格』か『蟹工船』のどちらかだろう、と考えていたが、そもそも、そう考える事からして失敗(?)だったわけだ。それにしても『蟹工船』は、暗い話だった。夢も希望も見出せない、この絶望感、閉塞感を感じたかったので、その目的は果たした。
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読書記41 『蟹工船』

2008-08-25 18:52:54 | Weblog
   『蟹工船』(小林多喜二 著)
 文学史で分類するプロレタリア文学は、大正中頃から昭和初期にかけて興った文学運動である。思想的には、第一次世界大戦後の労働者と資本家の対立の激化を背景として、社会主義思想に基づいた革命を文学で興したもので、1926年の北洋の蟹工船での実際の事件を基に、1929年にプロレタリア文学の代表的作家である作者が発表したものである。
 
 サハリン、カムチャツカの海洋で蟹漁を行い、その船で缶詰を製造する労働者(水手、火手、労働者)と使用者(資本家)の対立の過程と革命に目覚める労働者の心情を描いている。海上に浮かぶ船は、缶詰製造も行い、動く工場であった。この船上の労働者にとって、第一の使用者は船長ではなく、船長よりも現場監督であった。
 当時の世相は、第一次世界大戦後、日本では金融恐慌が起こり、徐々に不況が加速していった頃である。資本家達は安い労働力で利潤を上げようと躍起になっていた時代だった。田舎の小作農らは、田を安く買い叩かれ、都市に流入するか、身売りして過酷な労働者となるかしかなった。都市に流れても結果は同じである。都市に仕事はなく、結局は労働力を提供するしかなくなるのである。国内の工場では、労働者の権利が僅かながらも芽生えており、組合組織も未熟ながら誕生し、使用者が一方的に労働者を使役するのは、少し難しくなっていた。しかし、海上の船で、しかも労働組合や労働者の権利には無関係な人間達を集め、使用者は傍若無人に振舞っていた。労働者はいつ殺されても不思議ではない状況下であった。廃船間際のボロボロな船で北洋の海域で作業をし、一歩間違えればロシアと衝突しかねない場所であったにもかかわらず、悪天候でも出漁し、何百人もの労働者を遭難させても使用者達は船を気遣った。ロシア近郊で漁をしているため、一応、護衛のために駆逐艦が並行しているが、それを使用者である現場監督が「日本帝国のために、我々は働いているのだ」ともっともらしい言い方を労働者達に伝える。本当は、一部の資本家がその利潤を貪っているだけなのだが。
 出漁した数隻のうち、一隻はサハリンへ漂流した。そこでロシアの社会主義の断片を知る。日本人、とりわけ出漁している労働者にとって、それは魅力的な話であった。そうした知識を他の船の労働者達に伝え、簡単な労働組織が出来上がる。学生上がりの労働者が組織図を作り、各部署の代表者を決め、監督者に分からないようにサボタージュを一斉に行い、やがて、監督者ら使用者との話合いが持たれる事となった。何百人という労働者と10人に満たない使用者では、使用者が命の危険を感じ、穏便に済ませようと、返事を引き延ばし、護衛の駆逐艦隊に通報する。日本帝国軍は国民の味方だ、と労働者は楽観していたが、学生上がりだけは、「失敗した」と言っていた。果たして、労働者の代表達は連行されてしまったが、それを見ていた他の労働者は、全員で駆逐艦隊に立ち向かう決意をする。「このままでは殺されてしまう。死ぬか生きるかだからな」と彼らは立ち上がった。

 この作品で作者は不敬罪に処された。その後、1933年非合法活動の中、治安維持法違反で逮捕され、即日拷問死した。この作品の発表時、国民は冷ややかな反応だったのだろうか、それともこれに同調して革命に惹かれたのか。しかし、表現の自由を許さない当時の日本は労働者の組織さえ禁止する法律を作り上げた。この反省から「思想・良心の自由」、「表現の自由」が戦後生まれた。
 出典を失念したが、大分前に作者の拷問死の写真を見たことがあった。とても人間だった事が分からないくらい酷いものだった記憶があり、こうした多くの犠牲の上で今の日本があることを忘れてはならない、と感じた。
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寝苦しさから解放か?

2008-08-24 15:33:05 | Weblog
 ここ数日、気温が30℃を下回り、涼しさを感じるようになった。と言っても25℃を越しているため、温度としては過ごしやすいと言えないが。ただ、湿度が下がったのは良い傾向だと思う。合宿先も昨年と違い、初日から暑さがやや落ち着いて感じだった。しかも曇っていたためより強く感じた。昨年は西日の差し込む中、36℃もあり、「体温かよ!」とツッコミせずにはいられなかった。
 セミの鳴き声も元気がなくなってきている・・・。
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合宿終了

2008-08-23 23:57:24 | Weblog
 剣道の事しか考えなくて良い2日間は、あっという間に終了した。来年の昇段審査に向け、基本に忠実に、がテーマとなった。如何に自分の理想形ができるか、それを追い求める修行の再確認となった。
 木刀を使う剣道形は、小太刀の形も対象となるため、忘れていた箇所を細かく見直せた。形だけでも1時間以上の稽古になるわけで、相対するために相手に気迫を込めて一つ一つの技を繰り出すのだから、直ぐに汗だくになってしまう。相手を呑む気合、というのがどういうものか、まだまだ分からないが、良い稽古が積めて満足している。
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合宿前日

2008-08-21 23:27:39 | Weblog
 明日~明後日の22・23日に毎年恒例の剣道部合宿を行う。本当は24日までだが、3日目は帰るだけなので、私は2日目の夜に帰ることにした。
 準備、といっても剣道具だけは忘れなければ他は気にしなくて良いので、まだ準備は終わっていない。気分を盛り上げるために、全日本選手権のDVDを鑑賞。多少、気持ちが入ってきた。昨年に引き続き今年も幹事残留なので、気疲れするのだが、最終日は大して役目もないので、まあ良いだろう、と思っている。
 さて、そろそろ準備するか・・・。
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夏の試験

2008-08-20 23:10:36 | Weblog
 2年前に失敗したが、仕事に全く関係ない分野ではないので、仕切り直して来年に向けて準備を始めるか迷っている。仕事を終えた後に勉強するのは本当に辛い。しかも何のために、という明確な目標があるわけではなく、勉強した証として残すものと考えているため、モチベーションも今ひとつだ。2年前に受験したとき、余りにもマニアックな問題が多かったためバカバカしくなって辞めてしまったのだが、万が一、職を失い路頭に迷うハメになった時のことを考えて準備しておくのも、立派な理由だろう。
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Part6

2008-08-19 22:39:10 | Weblog
 本屋でふと、目に留まり「これは読まねばなるまい」と、間髪入れずに購入を決めたジョジョのパート6。再びマンガ生活が始まりそうである。こんなヒマはないはずだが・・・、と思いつつも、つい読み始めてしまう。
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目眩、再び

2008-08-18 23:43:28 | Weblog
 定期的に現れる症状の一つだが、乗り物に酔った状態が続いている。放っておけばそのうち治まるだろう、という楽観的な意見と、この際、より深刻に利用するか考えてしまう。いずれにしても、早く完治したい。
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桔梗

2008-08-17 11:02:12 | Weblog
 昨日の山梨小旅行で、天目山に小学校の分校があり、その敷地に咲いていた。個人的に好きな花だが、この花を見ると必ず思うのが明智光秀である。元々は美濃の守護・土岐氏がこの家紋を用い、「太平記」に足利尊氏に従軍する土岐氏がこの家紋の旗の下、家臣を引き連れ従軍した、との記録がある。また、本能寺の変で、本能寺を取り囲んだ水色桔梗の旗を見て、明智光秀が謀叛を起こした事を悟り、信長は「是非もなし」と呟いたという。
 水色と表現するのが正しいのか、淡い青色の可憐な花に見えるが、この花を家紋に用いた武将は大田道灌、加藤清正ら不運な最期を遂げた人物がいた。桔梗は、吉凶の音を転じた花としてこれらの人物に用いられたようが、こうした事を考えるのも、旅先での楽しみの一つだ。
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小旅行の写真(竜門峡・蜘蛛淵)

2008-08-16 23:46:03 | Weblog
 竜門峡の蜘蛛淵。落ちたら逝くな、と思いました。
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