行きかふ年もまた旅人なり

日本の歴史や文学(主に近代)について、感想等を紹介しますが、毎日はできません。
ふぅ、徒然なるままに日暮したい・・・。

友人の転勤

2008-06-30 22:13:10 | Weblog
 1週間以内に都内の千葉県寄りに友人が転勤する事になり、その送別会を行った。その友人は家族があるのだが、引越しの準備もできないままの辞令となりそうだ。もっとも2,3年前から転勤のマジックが転倒していたので、本人はさほどショックを受けていない、と話していたが、そうは言っても頻繁に往来ができなくなった。
 これからが大変である事に間違いは無いが、転勤はこれまでがリセットできるような気がして羨ましいな、と不謹慎にも感じてしまった。
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日々是精進

2008-06-27 20:47:35 | Weblog
 稽古は1回休むだけで、相当な遅れになる。特にこれから暑くなるこの時期、少しでも体力をつけておかないと、夏を乗り越える事ができなくなる。
 今日は、出張帰りで稽古に行くのは本当に嫌だった。しかし、「強くなりたい」という気持ちがほんの少しだけ勝ってしまったので、稽古に励んだ。その代わり、職場には戻らず、というよりも戻る気力も無く、放置した。こちらは大抵、1日不在だと机に城塞が築かれる。
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年金特別便

2008-06-26 22:40:20 | Weblog
 年金の加入状況を知らせる通知が来た。年金なんて、天引きされるだけで、定年後給付される気がしない。最悪でも加入した期間の金額だけは返して欲しい。長い間のツケを現役世代に押し付けるのは納得できない。もっと腹立たしいのは、資格のない輩が支給されない事に怒りの電話をして、ムダな時間を割かれる事。イソップ物語の「アリとキリギリス」を話してやりたい。
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早く帰ったのに

2008-06-25 23:25:11 | Weblog
 三国志に影響され、再び「三国志」シリーズを解き直そうとしている。今回、あえて新君主を設定した。官渡の戦いがイベントで発生し、その後の曹操の勢いは止まらない。206年にも関わらず、魏の版図通りにまで天下統一事業が進んでいる。このままでは、彼一代で三国時代は終了しそうな勢いである。未だ戦乱から離れている益州、荊州を如何に曹操、孫策より先に制圧できるかが勝負となった。途中で面倒になってやめそうだが。
 せっかく早く帰宅したのに、という後悔の念が堪らない。
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蒼天航路読了

2008-06-24 23:51:44 | Weblog
 読み始めて、瞬く間に全36冊を読み切ってしまった。正史版を基に描かれる『三国志』は興味が絶えない。
 数ある登場人物の最期も描かれているが、ジュンイクの最期をどう描くのか、興味があった。何も入っていない箱と何も書かれていない紙が丸めて贈られた事は変わらないが、毒をあおるという終わり方ではなった。この意味の解釈で彼の死は印象が変わる。ジュンイクは、漢の臣なのか、魏の臣なのか、大いに悩んだ。
 それから夏侯淵。曹操の旗揚げから参加し、巴蜀方面の司令官にまで出世し、劉備をして、曹操は王となるべき人物を次から次へと育成しているのか、と言わしめた。夏侯淵の死は魏全体に衝撃を与えた。
 最後に関羽。各地の関帝廟に祀られ、神となった関羽に作者の深い敬意を感じた。義を貫き、侠の世界に生きた関羽の首を前に、曹操はその死を「羨ましいぞ」と総括した。曹操が惚れて、何度も配下にしようとした人物。
 物語は曹操の死をもって終了した。暫く私の三国志の熱は冷めそうに無く、横山版や関連小説などに手を出しそうで少し怖い。
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クライマックスへ

2008-06-23 23:59:34 | Weblog
 「蒼天航路」は夏侯淵が漢中で討死、間もなく関羽包囲網が開始され、続く曹操の死。いよいよクライマックスに向けて益々目が離せなくなった。
 賈ク文和が道化のような描かれ方になるが、彼は魏の中枢にあり、次代の皇帝曹丕に信頼された。しかし彼は、その子達に曹家との縁談は断り、一定の距離を保ち続けた。その結果、後に司馬懿がクーデターを起こした際、彼の一族は魏の重要な役職にあったにもかかわらず、権力闘争に巻き込まれず、勢力を保ち続けた。曹操の長子を殺した負い目があるのか、彼一流の処世術なのか、賈クは自らの身の処し方にも才能を発揮した。

 日本はまだその場所さえ明確になっていない、邪馬台国と呼ばれた国家(小国家?)がようやく「魏志」に出る頃であった。時代や文化の次元が圧倒的に異なっている。
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サビ残

2008-06-22 23:11:00 | Weblog
 この土日、結局、両日とも出勤した。そして終わらず、来週への持ち込みとなった。今月は仕事が立て込んでいたから、望みもしない結果になったが、本当に無駄な時間となってしまった。誰のために、何のために、という目的も無いから仕事に対するプライドも無く、ただ仕事している感であった。他の部署へ異動したい、という思いから勇気があれば辞めたい、と思わせてくれる職場に辟易している。そして賃金にも計上されないサビ残を強要されている。いつもニコニコ現金決済、であれば良いのに・・・。
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湿度

2008-06-21 23:49:15 | Weblog
 梅雨時なので当然だが、蒸し暑くて仕方が無い。今日の稽古は本当に苦しかった。これから更に暑くなる・・・。何を望んでこんな苦行をしているのだろうか。
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読書記37 『関ヶ原』

2008-06-20 23:46:17 | Weblog
 『関ヶ原』(司馬遼太郎 著)
 豊臣秀吉の弱点は、何と言っても譜代の家臣がいない事であった。彼一代のうちは、創業者として諸侯を抑えておく事ができるが、亡き後は再び割拠の時代が到来する。寺の小姓から引き立てられた石田三成が、豊臣家を護るため全知全能を賭けて天下分け目の戦を練っていく。そしてその決着後、京都に上洛した黒田如水が豊後に帰国するまでを描いている。

 関ヶ原の合戦は結果は周知の通りだが、この日本最大の合戦までのプロジェクト、この合戦に関わる諸大名の思惑、苦悩などが描かれて興味深い。確かに19万石の小大名が250万石の家康相手に互角、むしろ兵力的には家康に勝っていた。合戦の大義名分は三成に分がありそうだが、秀吉亡き後の政権の担い手は家康以外に居なかったし、当時の世の人々もそう考えていたに違いない。一度訪れた天下統一の平和を、再び群雄割拠の時代を望むべくも無いのだから。

 石田三成。この人物は義の人であった。関ヶ原で敗れたとは言え、彼ほどの才覚であれば、徳川政権内でも十分な能吏であるが、豊臣家のためには徳川家康を取り除かねばならない。その危険予測は間違いではなったし、多くの大名が秀吉亡き後、家康に接近していく中、彼は自分を引き立ててくれた師匠に殉じた。盟友大谷吉継は、三成では家康に勝てないから自重するよう説得し続けたが、強い決意を知り友に殉じた。関ヶ原合戦後、西軍を裏切った者達は、我先にと、佐和山城を攻めたが、なんとも浅ましい姿である。

 秀吉子飼いの加藤清正や福島正則らは、後に自分達が改易(加藤清正は病没し、子が改易)の憂目にあった時、関ヶ原を悔いたのではなかろうか、と想像してしまう。
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寝不足

2008-06-18 23:49:47 | Weblog
 蒼天航路を読み続け寝不足になっている。毎晩2時近くまで読み込んでしまうため、朝は眠くて仕方が無い。社会人なんだから、コントロールできるのにしない所が、強気である。昼間はホントに眠く、アクビが止まらない。しかも、細かい数字を確認しなければならず、余計に辛くなる、しかし、寝不足を直そうと思わない。読み終われば元に戻るだろうから。
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人形劇「三国志」

2008-06-17 22:44:30 | Weblog
 本当に購入しようか迷っている。値はそれなりに張るが、それだけの価値はあると思うし、実際に手に入れたい。再放送を通じて、孔明の死まで描かれているが、演義主体なので、当然蜀の視点で描かれている。孔明の活躍と対比して周ユが道化役に見られるが、赤壁の主役は紛れも無く周ユであった。
 全部で何話分あったか失念したが、見続けるのも難しそうだ。
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昼休み

2008-06-16 23:52:30 | Weblog
 今日は、昼食も取れず窓口応対に追われたつくづく損な生き方をしていると痛感したのうのうと1時間キッチリ休憩を取る者、日程調整をせず我が道を進み休みを取る者・・・。
 考え方の違い、と言ってしまえばそれまでだし、自分も休みたい時はしっかり休むので文句も言えないしかし、今日は酷かった
 質のある仕事を求めるなら、最低でも休憩は必要だと思う。昼食、というか夕食は夕方6時に取れた。全て金銭で解決してはもらえぬか、と問い詰めたくなる休日も黙って出勤しているし、時間外もできるだけ付けない様にしている。これが会社が求める時短らしい無能な輩が思い付く、ありきたりの遣り方に頭が下がる思いだ。クビにできないから、こんな生温い遣り方しかできないのだ。前の会社にいたら、漏れなくクビになる者がたくさんいるそんな職場を選んだ自分に落度があるので、これ以上自虐しても虚しくなる。
 気付いた者が、真面目な者が損をする、こんな社会は間違っている。努力した分だけ報われなければみんなやる気を失う。真面目に働く者が損をし、働かない者が謙虚ささえ失い権利だ何だと言いながら暮らしている。権利は義務を伴って権利である事さえ忘れている。ただの自己中心的な考え方だ、と言う事を思い知って欲しい。
 無駄な事務量を増やしたK省のお偉方は、皆一斉に腹でも掻っ捌いてけじめを付けて欲しい。汚職ばかりしている貪官汚吏こそ・・・
 
 言いたい事は全部言えないが、所詮、中途半端な形でしか欧米の猿真似ができない
 今の職場を異動したら、何も思わなくなるだろうが

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団体戦

2008-06-15 16:48:12 | Weblog
 今日、5人制の団体戦に参加した。活発な団体は2チームも編成してくるが、我々は5人揃える事から難しい。昨年は、試合開始前の整列で大将が居らず、ヒヤヒヤしたものだった。前日確認したにも拘らず1日間違えていたためであった。今年も相変わらず、1人がギリギリまで来なかったが居なくても3人が勝てば良いのだから、“特にどうと言う事も無く”程度の気持ちを持てた。最終的にはもちろん間に合ったが。
 今年はリーグ戦ではなく、トーナメント方式で、あわよくば1回戦で終了か、と期待していた。
 私は4人目の副将で試合を待っていたが、先鋒・次鋒と勝ち、中堅が引分け2-0・1分けで来てしまった。誰も負けていないこともあり、負けるわけには行かず、出ばな籠手と引き面、引き籠手と手応えがあり、1本しか有効打突とされなかったが、とにかくも勝った。1回戦は4-0勝ってしまい、試合は1度だけのつもりだったが、もう1試合立ち合うことになった。
 2回戦では先鋒が敗れ、次鋒が引分け、中堅が勝ち、1-1・1分けで私の番となった。結果は敗れたが、当たってない所で相手の有効打突を取られたので、全く負けた気がしなかった。負けた時の悔しさは、相手に“やられた”という気持ちがあって初めて悔しくなるのだが、今回は全くそんな気持ちにならない。相手を圧倒しない自分が力不足なだけで、次こそは圧勝を目指して精進したい。
 貴重な日曜がほぼ1日潰れるのは痛いが・・・。
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地震

2008-06-14 22:55:34 | Weblog
 今朝のニュースで東北の地震を知った。この国は地震が多いが、いつ、東京・神奈川に直下型が来るのかビクビクしている。平日の昼間など、職場に居るときに遭遇したくない。予測は困難だが、少しでも被害を抑えるよう地震の予報が必要である。
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海音寺作品

2008-06-12 23:53:31 | Weblog
 『武将列伝』(戦国爛熟篇)を読み、戦国時代と三国志にハマリ、ただの歴史オタクになっている。作中、扱っている人物は、竹中半兵衛、大友宗麟、山中鹿之介、明智光秀、武田勝頼、徳川家康、前田利家の7人でそれぞれ短編ではあるが、流石に各人物の足跡をつぶさに調べ上げている。徳川と前田は戦国を生き抜き、勝者と呼んで良いだろうが、彼らに共通するのは「忍耐」のように思われる。明智光秀は、教養も将としての能力も高く、家臣としては申し分が無いが、信長の存在そのものが彼を苦しめ謀反に走らせた。真面目過ぎる人物の感が堪えない。竹中半兵衛は天才軍師であったが、天命が無かった。彼を知ろうとすると、古の張良や郭嘉を思ってしまう。純粋な軍師一代という印象が強い。大友宗麟は人格破綻者、武田勝頼は偉大な父を意識し過ぎた人物、そう簡単にまとめられないが、端的に表現すると、私はこう思う。
 
 最近、戦国時代から三国志に、私の熱は移ったが、ギリギリの処で生きた人物から、後世の我々は多くを学んでいる。
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