『武将列伝』(戦国爛熟篇)を読み、戦国時代と三国志にハマリ、ただの歴史オタクになっている。作中、扱っている人物は、竹中半兵衛、大友宗麟、山中鹿之介、明智光秀、武田勝頼、徳川家康、前田利家の7人でそれぞれ短編ではあるが、流石に各人物の足跡をつぶさに調べ上げている。徳川と前田は戦国を生き抜き、勝者と呼んで良いだろうが、彼らに共通するのは「忍耐」のように思われる。明智光秀は、教養も将としての能力も高く、家臣としては申し分が無いが、信長の存在そのものが彼を苦しめ謀反に走らせた。真面目過ぎる人物の感が堪えない。竹中半兵衛は天才軍師であったが、天命が無かった。彼を知ろうとすると、古の張良や郭嘉を思ってしまう。純粋な軍師一代という印象が強い。大友宗麟は人格破綻者、武田勝頼は偉大な父を意識し過ぎた人物、そう簡単にまとめられないが、端的に表現すると、私はこう思う。
最近、戦国時代から三国志に、私の熱は移ったが、ギリギリの処で生きた人物から、後世の我々は多くを学んでいる。
最近、戦国時代から三国志に、私の熱は移ったが、ギリギリの処で生きた人物から、後世の我々は多くを学んでいる。