ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

椀と皿。

2010-04-04 | Weblog
年々食べこぼすことの増えてきたBooじーちゃ。
通常のお椀では口径が小さいということもあるのかと、食器を皿に変更。
お箸もスプーンの方が使いやすいのではないのかと思うが、交換しようとすると拒絶するBooじーちゃ。
そこはこだわりですかそうですか。


それが、このブログを始める前のこと。


ここ数ヶ月のうちに、食事のしかたが悪化してきたBooじーちゃ。
ご飯だろうがうどんなどの汁物であろうが、食器を手に持とうとしない。
口を皿に近づける、いわゆる「犬食い」というやつだ。
左手は出そうともしない。
おかんさまに叱られ、ようやくにょろりと出てきた左手は。
皿の端を上から摘んで押さえつけている始末。


腕の筋力が低下していて、皿が重いからなのかとプラスチック製に替えてみたが、それでもアウト。
あぐねたあげく。


お茶碗復活。


……ちゃんと持ち上げて食べるじゃん。


慣れ親しんだ環境を変更するのは、どうやら当人によかれと思っても、短期的には良くても、じわじわと悪影響が出てくるもののようである。





食べこぼし、食卓の下で雀の大群が飼えそうなくらい散らばるけどな。
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