urt's nest

ミステリとかロックとかお笑いとかサッカーのこと。

大塚英志/山崎峰水『黒鷺死体宅配便』角川ホラー文庫

2006年03月15日 | comic
彼女さんの実家にお泊り、というイニシエーションを経た僕が帰宅しましたよ。 近況報告はそれだけですが。 原作本だとばっかり思ってたら、文庫化でした。昔単行本持ってたんだけど売って正解だったわー(角川はコミック文庫のレーベル持ってないはずだから、ホラー文庫に入ったのはホラー風味で良かったってことね。サイコも入れろ)。単行本の時は絵のクセが好きになれなかったんだけど、文庫だと余裕を持って見れますな( . . . 本文を読む

浦沢直樹『20世紀少年 21』小学館ビッグコミックス

2006年03月13日 | comic
21巻で綺麗に終わるというわけにはいかなかった模様。 キャラクタが終結し始め、ここ最近の間延び感もやや減退でクライマックスの気配が濃厚に。しかし「ともだち」の行動原理がもはやメチャクチャになりつつあり(いや、原理は「よげんの書」なんだろーけどね)、十全に燃える感触を得られなかったのは残念なところ。 ケンヂの「行くか、万博へ……」って台詞は良かったな。まだ名古屋にいたら、そう呟きながらリニモに乗 . . . 本文を読む

久保帯人『BLEACH 21』集英社ジャンプコミックス

2006年03月11日 | comic
ネット繋げました。容易く繋いだ俺に満足感。 「東京の街に出てきました」なんてタイトルで雑記書こうかと思ったけどベタだしめんどくさくなったのでいつも通りに更新していきます。 三ヶ月ばかり練馬区の赤塚ってとこに住んでますんで遊びに来てください。 しかし…名古屋、濃くていい街だったぜ。 さて、でブリーチの最新刊です。瀞霊廷編もクライマックスを迎え、後日談の回収と新展開の巻です。すげーテンションでギャグ . . . 本文を読む

DVD『FIFAワールドカップ1974 オランダvsブラジル』

2006年03月03日 | soccer
名古屋で僕のサッカー談義に最も付き合っていただいた、美容師Tさんに貸していただきました。色々とありがとうございました。 てことで、1974年西ドイツ大会、二次リーグ最終節。 「トータル・フットボール」…稀代の名将ミケルスの「戦術」と、鳥人ヨハン・クライフの「天才」が、オランダという新興国の名を世界に知らしめた試合です。 オランダ、笑ってしまいます。ボール際に五、六人同時に行ったり、各人のポジシ . . . 本文を読む

山田正紀『女囮捜査官③聴覚』幻冬舎文庫

2006年03月03日 | reading
ネタバレ注意。 ネットが明後日には止められてしまうので、今日明日は怒涛の更新を予定しております。 …てかまず荷造りをしろ、俺。 三巻目を読みました。しかし巻が進むごとにどんどんトリッキィになっていきますな。今回は「いないはずの双子の妹」の二重人格に悩まされる志穂というサイコサスペンス要素、非常にトリッキィな誘拐のプロット、ビジネスミステリとしても面白い「胎児名簿」というファクタが絡まりあってな . . . 本文を読む

福井晴敏『亡国のイージス』講談社文庫

2006年03月03日 | reading
ネタバレ注意。 ブログ開設以来、記念すべき百冊目の読了本は帰りの飛行機の中で読了。千ページ超えの超大作です。 内容としては予想通り、自衛隊中心の冒険小説。スケールの大きさは十分に感じさせ、スペクタクルもあり、ちょっとクサいけど(特にラスト「ショーシャンク」か)男たちのドラマもなかなかに感動的。前作(『12Y.O』)との絡みもあったり、事件の様相が明らかになっていく過程にはカタルシスがあるし(ラス . . . 本文を読む

村上春樹『海辺のカフカ』新潮文庫

2006年03月03日 | reading
ネタバレ注意。 最近の春樹。ウィーンのホテルで読了。 基本的には、家出して図書館で暮らすことになる「僕」のパートと、猫探偵ナカタさんのパートの二層構造。前者のストイックに引き締まった印象と、後者のファンタジックにふわふわした感じが好対照で、序盤はインタヴューパートなども交えてどんどん読ませる構成の妙。終盤で二つの物語が統合されて構成の妙味はさらに堪能できますが、エディプスコンプレックスを前面に押 . . . 本文を読む

Cocco 「音速パンチ」

2006年03月02日 | listening
日本に帰って来たら、Coccoが復活してた。 前から「音速パンチ」ってシングル切るのは知ってたけど。そのコミカルな語感からして、第二期CoccoはSINGERSONGERからの流れを引き継いだ音を鳴らすのだろうと漠然と考えていた。あれはあれで好きだけど。そんな風に考えながら聴いてみた。 復活してた。 ザックリしたギターのリフに不穏なメロディ、一転して高揚感のあるサビ。エロくて攻撃的な詞。「カ . . . 本文を読む

山田正紀『女囮捜査官②視覚』幻冬舎文庫

2006年03月02日 | reading
ネタバレ注意。 出国前に読んでた二作目。以前読んでたのはコレでした。初期の段階で分かりましたが(あらすじだけで気づけよ)、完全に忘れてたので再読。 ①は割とオーソドックスな警察小説の趣でしたが、その美質を受け継ぎながら、この巻はよりトリッキィなプロットが敷かれています。のっけからエログロと、いかにも混迷した状況が呈示されますが、それが解決編でスルスルと解きほぐされ、パズルのように組み上げられてい . . . 本文を読む

note "ありますよ、そんなもん"

2006年03月01日 | other
ひとしきりネットチェック終了。 バトンを消化していきます。 まずはきーちの野郎から。バトンマメだっつーの俺。 1.家に帰ってまず何をする? 鍵を所定の位地に収納。      2.普段家での格好は? 今の季節、部屋着はreebokのジャージとUNIQLOスウェットを交互に。 3.部屋はどんなかんじ? 壁が一面本棚になってて、ロフトベッド共々ちょっとありえない圧迫感を演出。 引っ越したら . . . 本文を読む