urt's nest

ミステリとかロックとかお笑いとかサッカーのこと。

DVD『FIFAワールドカップ1974 オランダvsブラジル』

2006年03月03日 | soccer
名古屋で僕のサッカー談義に最も付き合っていただいた、美容師Tさんに貸していただきました。色々とありがとうございました。 てことで、1974年西ドイツ大会、二次リーグ最終節。 「トータル・フットボール」…稀代の名将ミケルスの「戦術」と、鳥人ヨハン・クライフの「天才」が、オランダという新興国の名を世界に知らしめた試合です。 オランダ、笑ってしまいます。ボール際に五、六人同時に行ったり、各人のポジシ . . . 本文を読む

山田正紀『女囮捜査官③聴覚』幻冬舎文庫

2006年03月03日 | reading
ネタバレ注意。 ネットが明後日には止められてしまうので、今日明日は怒涛の更新を予定しております。 …てかまず荷造りをしろ、俺。 三巻目を読みました。しかし巻が進むごとにどんどんトリッキィになっていきますな。今回は「いないはずの双子の妹」の二重人格に悩まされる志穂というサイコサスペンス要素、非常にトリッキィな誘拐のプロット、ビジネスミステリとしても面白い「胎児名簿」というファクタが絡まりあってな . . . 本文を読む

福井晴敏『亡国のイージス』講談社文庫

2006年03月03日 | reading
ネタバレ注意。 ブログ開設以来、記念すべき百冊目の読了本は帰りの飛行機の中で読了。千ページ超えの超大作です。 内容としては予想通り、自衛隊中心の冒険小説。スケールの大きさは十分に感じさせ、スペクタクルもあり、ちょっとクサいけど(特にラスト「ショーシャンク」か)男たちのドラマもなかなかに感動的。前作(『12Y.O』)との絡みもあったり、事件の様相が明らかになっていく過程にはカタルシスがあるし(ラス . . . 本文を読む

村上春樹『海辺のカフカ』新潮文庫

2006年03月03日 | reading
ネタバレ注意。 最近の春樹。ウィーンのホテルで読了。 基本的には、家出して図書館で暮らすことになる「僕」のパートと、猫探偵ナカタさんのパートの二層構造。前者のストイックに引き締まった印象と、後者のファンタジックにふわふわした感じが好対照で、序盤はインタヴューパートなども交えてどんどん読ませる構成の妙。終盤で二つの物語が統合されて構成の妙味はさらに堪能できますが、エディプスコンプレックスを前面に押 . . . 本文を読む