urt's nest

ミステリとかロックとかお笑いとかサッカーのこと。

ART-SCHOOL presents "KINOSHITA-NIGHT vol.14"

2005年07月16日 | live
2005.7.15 名古屋エレクトリックレディランド 前日にチケットを取って初めて、イベントだということを知りました。 対バンは誰だろう、と思って情報を集めてみると… ブ、 bloodthirsty butcers !? ヤバイ。 めちゃくちゃ好きなバンドじゃないですか! 今までタイミングが合わずにライヴ行けなかったのよー。正直アートより…いやいや。 もう一組、つばきも注目していたバンドな . . . 本文を読む

黒田研二『ふたり探偵 寝台特急「カシオペア」の二重密室』光文社カッパノベルス

2005年07月16日 | reading
ネタバレ注意。 ミス研読書会七月課題本。久しぶりにアマゾンを利用してしまいました。つか7&Yを使わないあたり社会人予備軍として自覚が足りない。 「知覚は他人と共有できない」というのがメインテーマで、それが恋人の魂が憑依してくるというプロットともつながってくるわけです。で、同一性が証明できない視覚の差異が密室の謎を形作っているのですが、この謎解きはなかなかシンプルにまとまって好ましいと思いました。 . . . 本文を読む

SPARTA LOCALS 『DREAMER』

2005年07月15日 | listening
これはかっこいい! 文句ない。スパルタの最高傑作。 僕は『悲しい耳鳴り』の頃からこのバンドをずっとリアルタイムで聴いていて、「GRUNGY SISTER」なんかの世界観――花村萬月が幻想小説書いたような――が凄く好きで、よってそれまでと一線を隔する前作『SUN SUN SUN』の路線が実はあまり好きじゃなかったんですよね。阿部コウセイもそのあたり自覚的だったみたいで、自分らは暗黒性とか毒が本質の . . . 本文を読む

LOST IN TIME 「蛍」

2005年07月14日 | listening
個人的にロストインタイムのベストは「群青」だと思ってます。三曲入りシングルですけど。あれに入ってる三曲はどれも珠玉の名曲だと思います。 何が言いたいのかと言うと、『きのうのこと』に至る、ウタゴコロ全開ロックバラード路線が僕はあまり受け付けないのです。「群青」で言えば、「約束」や「ひとつだけ」の疾走感溢れるギターサウンドを経てこそ、「列車」というミディアム曲がこの上なく胸に迫るわけで。なんか最近のロ . . . 本文を読む

島田荘司『毒を売る女』光文社文庫

2005年07月14日 | reading
ネタバレ注意。 ノンシリーズ短編集。 梗概があまりにもアレだったんで、ブックオフで100円でゲットした後ソッコーで手をつけました。まずはそのあまりにも魅力的な梗概からご紹介します。 《夫に性病をうつされ、それが不治の病いと知ったとき、若妻は狂った! 大道寺靖子は、秘密を打ち明けていた友人とその家族に対して、次々と鬼気迫る接触をはじめ…》 表題作…酷いな、コレ。で、この「鬼気迫る接触」になにか . . . 本文を読む

吾妻ひでお『失踪日記』イースト・プレス

2005年07月14日 | comic
いつ読んだか正確には忘れましたが、そう言えばまだ書いていなかったようなので。例の話題の漫画ですね。 花輪和一『刑務所の中』なんかもそうですけど、一度表舞台から消えた漫画家は自分をネタに実録モノで復活するのね。そしてそれが面白いし、売れるんだわー。『忍空』の作者とか、ジャンプの告発モノとか出さないかな。めちゃくちゃ面白そうなのに。 さて、本編はホームレス生活、アル中治療を中心とする悲惨な生活の実録 . . . 本文を読む

スネオヘアー『SUN!NEO!AIR!』

2005年07月13日 | listening
スネオのインディーズ1stのリマスター盤、らしい。 リマスターしてる割には、音質がちょっと…原盤はどんだけ酷かったんだ、ってかんじですが。 最初期楽曲が並んでいると思われるが、スネオヘアーというアーティストのキャラクタは既にこの時点で完成してる印象があります。叙情的な詞に美メロという王道スネオポップス(「ナロウカーブ」がいい曲です)を基調に、「ロック」というカテゴリに自意識過剰だったり、露悪的に . . . 本文を読む

テンパってました。

2005年07月12日 | other
卒論中間報告に向けて勉強してまして、今日指導教官にアドバイスなどもらいつつ一段落ついたっぽいので更新再開します。 書かずにいた日々の雑感を少々。 ボクシングについて。 日本フライ級五位、大場浩平の試合をテレビで見ました。以前の試合をテレビで見て惚れて(解説していた星野氏がひたすら「すげえ」と言っていた試合です)、以来ずっと気にしている選手です。 相手はタイのチャンピオンで、東洋太平洋のランカー . . . 本文を読む

ケツメイシ『ケツノポリス4』

2005年07月06日 | listening
何気に買ってます。 今、日本で、ポップスの快楽というものにもっとも真っ直ぐに向き合っているグループだと思うのです。 正直言って、ベッタベタ。でもそれを、どこまでも「気持ちよく」聴かせようというモチベーションと、センスがこのベッタベタな曲たちを一流のポップミュージックにしている。「さくら」とか「涙」、そして典型的なのは「東京」。一歩間違えばダサくて聴いていられないような詞曲でありながら、こんなにも . . . 本文を読む

THE SMASHING PUMPKINS『ROTTEN APPLES』

2005年07月06日 | listening
CDの棚の奥の方に眠ってた、スマパンのベストアルバム。ブクオフで見つけて買ったのはいつだっけ…以来マトモに聴いてないかも。 しかしまことキレイな曲を書くねえ。歪んだギターが美しい轟音のバンドサウンドと、それに乗ったメロディは、どの曲もロック史上の名曲として数え上げられるものだと思う。曲によってさまざまな表情を見せるヴォーカルも素敵。 「オルタナティヴ・ギターロック」という概念はまさにこのような音 . . . 本文を読む

SINGER SONGER 『ばらいろポップ』

2005年07月05日 | listening
いや、発売日に買ったんですけどね。音楽のレヴューってのはホント難しくてですね(よくロッキングオンなんて…以下略)。まあ大したことは書けないわけですが。 『ばらいろポップ』とは言いつつ、やはり以前のCocco作品のように、ドロドロした情念に満ちた曲もありつつ、くるり的なフォークっぽいポップを聴かせる作品、というのが事前の予想でしたが、まあまったく予想は裏切られました。どの曲も軽やかで、肩の力の抜け . . . 本文を読む

平石貴樹『だれもがポオを愛していた』創元推理文庫

2005年07月03日 | reading
ネタバレ注意。 久しぶりにいい本格を読んだなあ、という印象。 ポオの見立て殺人を中心として、非常に混沌とした状況はちょっと理解が追いつかないぐらい。しかし解決に至っては、それが論理的帰結としてキレイに解き明かされる。犯人、被害者の入り組んだ「行動」を解き明かしていく、という形の推理モノとして、理想的なフォルムを持っていると思いました。しかもそれがポオの見立てというとても魅力的なガジェットを成立さ . . . 本文を読む

大場つぐみ/小畑健『DEATHNOTE⑦』集英社ジャンプコミックス

2005年07月03日 | comic
土曜日はバイトしてましたが、発売日だけあってジャンプコミックスがバカみたいに売れて忙しかったです。ワンピース、ハンターハンターには負けてましたが、この漫画も良く売れてましたよ(ちなみに僕のレジではテニプリは一冊だけ売れました。ざまあ見やがれ)。 しかし! 僕はこの漫画、そこまで面白いとは思えません。まあ全巻買ってるけど…いやそれも、僕のマット仕様カバーフェチがゆえのこと(?)。 確かにアイデアと . . . 本文を読む

浦沢直樹『20世紀少年⑲』小学館ビッグコミックス

2005年07月02日 | comic
ここ数巻のグダグダぶりにはいい加減に愛想が尽きかけていたのですが、ケンヂ完全復活により、物語にも大きい動きが見え始めてきたかんじ。 しかしなんだろ、マンネリの感は正直拭えないなあ、と思った次第。市とか、出す必要あるか? 今まで彼が描いてきたエピソード、キャラクタがどんどん縮小再生産されてる印象があります。多分今、『PLUTO』描いてる方が楽しいんだろうな。七話あたりからの引っ張りまくりの展開には辟 . . . 本文を読む

『Introducing the popline according to FREENOTE』

2005年07月01日 | listening
タイトルが入りきらねえ。アーティスト名を削りました。…完璧主義者である僕はこういうのがたまらなく不愉快ですが。 という訳で買ってきました。フリーノートのメジャー1st。 タイトルの通り、顔見せ的な性格のアルバムかと思う。アルバム自体の色は感じられず、インディーからの代表曲を詰め込んだ形か。 音はライヴの印象の通り、ちょっとひねくれたギターポップ。「ウォークメン」のトラックが凄くいいなあ、と思って . . . 本文を読む