これはかっこいい！ 文句ない。スパルタの最高傑作。
僕は『悲しい耳鳴り』の頃からこのバンドをずっとリアルタイムで聴いていて、「GRUNGY SISTER」なんかの世界観――花村萬月が幻想小説書いたような――が凄く好きで、よってそれまでと一線を隔する前作『SUN SUN SUN』の路線が実はあまり好きじゃなかったんですよね。阿部コウセイもそのあたり自覚的だったみたいで、自分らは暗黒性とか毒が本質のバンドじゃないってなことを雑誌なんかでも言ってましたが。
翻って本作は、彼らの持つ要素が、混沌としながらも（それこそがスパルタの魅力だと思ってますが）、あちらこちらから噴出してくるようなアルバムです。不穏なギターフレーズ、主張の強いベースライン、おなじみの合唱コーラス（《金ぴか電車》！）。歌詞に狂気性・幻想的な物語性は薄れ、見事なくらいラヴソングですが、それをこの上なくかっこいいロックとして鳴らす。スパルタの新境地かと。多分スタイルやイメージを壊そうという意識のあった前作より、ニュートラルな状態にあるのかなあ。
素晴らしいアルバムです。どの曲もかっこいいけど、③「希望」という曲は彼らの最高傑作。スローな曲をかっこよく聴かせるってのはそのバンドの地力を示すものじゃないかと個人的には思います。
しばらくはこればっかり聴いてる気がする。今年聴いたＣＤの中ではベスト。
《アイデンティティなんかは もともと存在せんだろう／ドキドキしたいだけ》（「希望」）
僕は『悲しい耳鳴り』の頃からこのバンドをずっとリアルタイムで聴いていて、「GRUNGY SISTER」なんかの世界観――花村萬月が幻想小説書いたような――が凄く好きで、よってそれまでと一線を隔する前作『SUN SUN SUN』の路線が実はあまり好きじゃなかったんですよね。阿部コウセイもそのあたり自覚的だったみたいで、自分らは暗黒性とか毒が本質のバンドじゃないってなことを雑誌なんかでも言ってましたが。
翻って本作は、彼らの持つ要素が、混沌としながらも（それこそがスパルタの魅力だと思ってますが）、あちらこちらから噴出してくるようなアルバムです。不穏なギターフレーズ、主張の強いベースライン、おなじみの合唱コーラス（《金ぴか電車》！）。歌詞に狂気性・幻想的な物語性は薄れ、見事なくらいラヴソングですが、それをこの上なくかっこいいロックとして鳴らす。スパルタの新境地かと。多分スタイルやイメージを壊そうという意識のあった前作より、ニュートラルな状態にあるのかなあ。
素晴らしいアルバムです。どの曲もかっこいいけど、③「希望」という曲は彼らの最高傑作。スローな曲をかっこよく聴かせるってのはそのバンドの地力を示すものじゃないかと個人的には思います。
しばらくはこればっかり聴いてる気がする。今年聴いたＣＤの中ではベスト。
《アイデンティティなんかは もともと存在せんだろう／ドキドキしたいだけ》（「希望」）
 | DREAMER SPARTA LOCALS 安部コウセイ 曲名リスト 1. 青い夏 2. 夢ステーション 3. 希望 4. ロックとハニー 5. ナイトエスケープ 6. オオカミ男の唄 7. ヒビヤ 8. GET UP! 9. 僕はライオン 10. パーティー 11. Fly 12. Stay Dreamer Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ぜひ貸して下さいな☆
最近やっと復活の兆し
イースタンいきたいなぁ。まだ間に合う？
イースタンは余裕で間に合うと思うよ。クアトロ埋まるか不安…。