夜の翼

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JPLAY FEMTOのコントロールアプリ

2022-10-15 04:44:44 | オーディオ

今回のデュアル電源化で一番問題だったのは、JPLAY FEMTOが素直に作動してくれないことだ。

レンダラーとサーバーはコントロールアプリから認識できるのだが、曲が再生できないことが多い。

ずっとこの症状に悩まされているが、最近は再生できない頻度が多くなっている。

原因は不明。

PCを再起動すると使えるようになる場合もあるが、今回は再起動を3回繰り返してもJPLAY FEMTOは曲の再生をしてくれず、さすがに閉口した。

再生できても、曲間のブランクも5秒以上かかる。

 

Lowモードでしか運用できず、Direttaとの相性が悪いので、この際試用期間が切れてしまった「Audirvana本」改め「Audirvana Origin」を併用せざるを得ないのか。

もともとそんなに安価なソフトウエアではないが、ソフトウエアなのになぜか10月から価格が改定されるついでの名称変更(こっちの名前の方がいいね)。

wav再生時でCPU消費電力が20W、DSD256再生時だと35WぐらいになるAudirvanaであればデュアル電源化で音質面での効果も期待できるかもしれない

 

Andriod用のJPLAY FEMTOコントロールアプリは実質的にBubbleUPnP一択なので、

ずっとBubbleUPnP使ってきたが、コントロールアプリを替えてみればいいのか。

考えてみれば、iPadを持っているじゃないか。

しかもJPLAY FEMTOにも対応しているfidata Music Appをインストールしてあるのに全然使っていない。

値上がりしたAudirvana Originを購入する前にfidata Music Appを試しておこう。

 

fidata Music Appを使おうと思ったが、インターフェースが違うので使い方が分からない。

触っていくうちにサーバー画面とプレイリスト画面が左右フリックで切り替えられることに気づいた。

ホーム画面ではアプリが認識しているサーバーがアイコンで示される。

自分の場合だと、NASのSoundgenic、リモート視聴をONにしてあるブルーレイレコーダー、あとはJPLAY FEMTO Serverが表示されている。

画面の一番下の左側に現在のサーバー、右側に現在のレンダラーが表示されることも分かった。

ホームのJPLAY FEMTO Serverのアイコンをタップすると、PC上の所定のフォルダが表示された。

フォルダの階層を下がって、曲が表示されたところで曲をタップ。

すると表示されていたアルバム単位で曲がまとめてプレイリストに追加された。

追加されたが、一瞬再生表示になるが再生が始まらず、次の曲にスキップされる。

ここまでの動作はBubblePnPと同じなのだが、BubbleUPnP だと2曲目から先に進まなくなるところ、

fidata Music Appは次々と曲がスキップされて、プレイリストの最後の曲まで進んでしまった。

結果、音楽は再生されないのだが、BubblePnPとは挙動が違うのでちょっと期待できる。

 

ここでいつものPC再起動。

PCが起動して、しばらくしてからfidata Music Appを開いても、JPLAY FEMTOのサーバーもレンダラーもアプリから認識できていない。

レンダラーについては、iPadにJPLAY FEMTO以外のレンダラーがないらしく「レンダラーを選択」と表示され、

タップしても選択できるレンダラーがない状態になる。

 

しばらく待つ。

数分待つと、ようやくJPLAY FEMTOのレンダラーが認識された。

程なくJPLAY FEMTO Serverも認識された。

この状態で再生を試みると、再生成功。

もちろんwavもFLACもDSD256も再生できる。

ただ、フォルダ内に格納してあるアルバムのアートワークJPEGもFLACに埋め込んだアートワークも全く表示されない。

一時期BubbleUPnPではフォルダ内に格納してあるアルバムのアートワークJPEGは表示してくれたが、なぜか最近になってまた表示されなくなった。

FLACに埋め込んだアートワークは表示されるものの、解像度が非常に低い状態で表示されて、はっきり言って使い物にならなかった。

 

fidata Music Appでは全く表示されない。

JPLAYはアルバムのアートワークの表示にPCのパワーを使わせたくないのか。

と諦めて曲の再生を続けていると、FLACについてはアルバムアートが表示されるようになった。

この認識の遅さは何だと思ったが、結果オーライ。

ただ、曲数が多いフォルダだと認識が遅いようで、全てのフォルダのアルバムアートが表示されるわけでもないようだ。

 

それはともかくfidata Music AppでJPLAY FEMTOが再生できた。

重要なことは、PCの再起動を1回しさえすれば、安定してJPLAY FEMTOが再生できるようになったこと。

再起動後レンダラーとサーバーが認識されるまでしばらくかかるものの、この安定性はBubbleUPnPの時はなかった。

 

そういえばfidata Music AppにはAndroid版もあったのを思いだし、Andoridスマホにfidata Music Appをインストールして試してみた。

fidata Music AppだとAndroidでもPC再起動1回で素直に曲を再生してくれる。

これはBubbleUPnPの問題なのか。

設定が違うのは、fidata Music AppではJPLAY FEMTO以外のレンダラーを認識させないようにしている。

BubbleUPnPの場合だと、JPLAY FEMTOのレンダラーをうまく認識できないとローカルレンダラーに切り替わってしまい、

切り替わった後はなかなか再生がうまくいかなくなる。

BubbleUPnPの設定を確認したら、ローカルレンダラーを使わない設定にもできたので、ローカルレンダラーをオフにした状態で使ってみると、

fidata Music Appと同じ方法でうまく再生してくれる。

あー、BubbleUPnPの設定の問題だったのか。

 

 

ようやくJPLAY FEMTOが素直に曲を再生してくれるようになったので、電源見直し後の構成でいろいろな曲を聴いてみた。

柴田淳の「Covers70’s」ではサ行が多少気になるが、他の曲では全く気にならないものもあり、この辺も音源によりけりだなと改めて認識した。

フォルダを見ていて「上々颱風」の文字を見つけ、10年ぶりぐらいにファーストアルバムを聴いてみた(音源はCDリッピングのwav)。

なんと、今まで聴いたことのない上々颱風がそこに現れた。

30年近く前のCDで、録音については特に印象がなく普通の録音と思っていたが、楽器、声それぞれがきれいに分離して聞こえる。

楽器の音の粒立ちもよく、三線バンジョー(バンジョーに三線の弦を張った上々颱風のオリジナル特殊楽器)の弦が三線の弦だというのが音で分かる。

ああ、ボーカルの映美さんの声がクリア。

なんだか上々颱風のスタジオライブを聴いているような気分だ。

 

ずっと悲しい歌に聞こえていた「踊りゃんせ」も悲しくは聞こえない。

 神様ほんとにいるのなら

 この世にゃ苦しみ多過ぎる

 世界にゃ悲しみ多過ぎる

 手拍子シャンシャン踊りゃんせ

 

ADI-2 DACにWP-906PSを使っているのが効いているのか、フロアノイズの低さではiPowerに一歩譲るものの、絶妙な音のウォームさというか、聴き心地のよさ。

音の分離、空間表現は削がずに、サ行が気にならないというバランスはいままで自分のシステムでは感じたことはなく、不思議な感じがする。

ただ、ちょっと上々颱風にしては上品すぎるかな。

 

Diretta入れてからなぜか低音がしっかり出るようになり、ATH-A2000Zでは低音が弾む。

そこへ行くとHD650だと、低音の量感自体はしっかりあるものの、低音の輪郭がにじみ、弾まないで、つぶれた感じを受けてしまう。

音抜けの良さはさすが開放型という感じなのだが、このヘッドフォンの限界なのだろう。

ウォームな傾向が強すぎてあまり使っていないZEN CAN Signature 6XXではどうだろう。

 

 

ともかくDiretta導入した状態でJPLAY FEMTOでの(いちおう)安定再生が見えてきたのは光明である。

あとは開放型のヘッドフォンだ。



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