◆№08 02月04日 「ずっとあなたを愛してる」(★★★★☆)
(感想)
▼この日上映時間を30分勘違いして、見ようと思った映画に遅れた。私はそんなときでも観たい映画を探すことにしている。ちょうど本作にちょうどの時間だった。結果、勘違いに福がありだった。
▼とても地味な映画内容だが、心のゆれ、心の痛み、そして癒しが感じられる佳作だ。監督の確かな手腕を感じる演出だ。
▼それに応えたクリス . . . 本文を読む
◆№06 01月31日 「アバター(日本語吹替版)」(★★★★☆)
(感想)
▼偶然付き合いで見ることになった映画だったけど、初めての3D映画体験となった。映画の内容はさておき、これは忘れられない事になるだろう。今回は日本語吹替版を見ることで3D映像に集中することにしたので狙い通りだった。
▼3D映像の迫力とリアル感は驚きだった。これはファンタジー映画のスタンダードとして定着していくだろ . . . 本文を読む
◆№07 02月02日 「オーシャンズ」(★★★★☆)
(感想)
▼イグアナの映像がスタートしたときから臨場感溢れる映像がとても素晴らしく釘付けだ。海の生き物が生き生きとしていて、海洋との関わりを強く感じさせてくれる。このテーマで一貫した作品とすることも選択肢にあっただろう。しかし、…
▼しかし本作品は、海の生命的な美しさや神秘性海だけではなく、海の危機、つまり海洋汚染、乱獲、温暖化の影響など . . . 本文を読む
◆№03 01月17日 「副王家の一族」(★★★★☆)
(感想)
▼「山猫」の印象が強かったせいだろうか、どうしても深みが足りないように感じてしまう。精神的な面を描くというのは難しいもので、俗っぽく描けば出せるというものでもない。市民には市民の俗っぽさがあり、貴族には貴族の俗っぽさがあるものだ。遺産争いや、親子関係など、分かりやすいだけではなく、貴族らしさが出てこそ映画の風格というものだ。 . . . 本文を読む
◆№05 01月26日 「シャネル&ストラヴィンスキー」(★★★★☆)
(感想)
▼余談だけど、老けメイクがすごくリアルで技術の進歩に驚き。そして、アナ・ムグラリスとマッツ・ミケルセンとも、やけに似合っていてビックリ。
▼ココ・シャネルと春の祭典、イメージが重なる感じで私的にはOK。
▼さて、映画は、小説を基にしたフィクションだということだが、何か、本当にあったことのように感じるほどリアル . . . 本文を読む
◆№02 01月11日 「台湾人生」(★★★★★)
(感想) かつて日本人だった人たち。日本人として戦い、負けた中国の蒋介石が支配した台湾で暮らしてきた人たち。その辛酸は想像を絶する。▼精神的な意味で日本は空洞化しているという人がいます。でも具体的に空洞化を説明できる人は少ないです。本作に登場する人たちは、日本がいかに空洞化したかを見事に語ってくれます。▼敗戦によってか、それ以前からなのか . . . 本文を読む
◆№01 01月10日 「ひめゆり」(★★★★★)
(感想) このドキュメンタリーで語っていただいた方々の勇気に敬意を表します。そしてまだ語ることのできない20名もの方々にも敬意を表します。観ている間、言葉の重みに体が固まりました。柴田昌平監督、ありがとう。この作品にたずさわったすべての人たちに心から感謝します。▼ドキュメンタリーはいろいろ優秀な作品はありますが、日本人が観るべき作品というも . . . 本文を読む
◆№78 12月12日 「ファッションが教えてくれること」(★★★★★)
(感想) アナ・ウインターに圧倒される。何年かもの間トップを維持できるというのは言葉に尽くせない何かを感じる。彼女の深みは、このドキュメンタリーを見ただけでは理解できないと感じる。実の娘や長い付き合いのある同僚の言葉や態度を見ていて感じるのは、何年も一緒に過ごしていても理解理解困難なほどのアナのファッション感性と決断力、企 . . . 本文を読む
◆№80 12月16日 「アンナ・カレーニナ(1967)」(★★★★☆)
(感想) 最初に「幸福は似ているが、不幸は様々」という誘導が無ければ、私のような恋愛音痴はストーリーの迷宮から抜け出せないままラストを迎るだけだった。▼人間は心の持ちようで不幸になるのだ。感情まま行動しても、不必要に耐え忍んでも、人間は不幸になる。いや、なるのではない。人間は何もしないでいると不幸に向かって歩いて行く . . . 本文を読む
◆№76 12月09日 「罪と罰(1970)」(★★★★☆)
(感想) ドストエフスキーが追求した人間の心の闇と光を見事に描いた映画かと思うが、私としては、生活そのもの、時代、国、宗教的な要素がことごとく異なるため深い部分が読みとれない。俳優の表現方法は、いかにもという感じのメリハリの効いた舞台風の演技も好きにはなれない。(データ)
総合 4 ロシア風の映画、私には合わない気がしてきた
. . . 本文を読む