◆№01 01月04日 「明日へのチケット」(★★★★☆)
(感想)2007年のスタートは、カンヌ映画祭で昨年パルムドールのケン・ローチ監督からいってみようかというのりで、本作を選びました。期待を裏切らないしっかりとしたつくりの作品です。感覚で観るとという映画の対局にある映画、観ていると自然と考えてしまう映画づくりは相変わらすのもの。衝撃を与えるのではなく、とつとつと語りかけてくるような映画。訴え . . . 本文を読む
いい言葉にめぐり合ったのでご紹介します。
“年をとるのは避けられないことだ。でも年寄りになる必要はない。”
ジョージ・バーンズ(アメリカ人コメディアン)
1896年1月20日生まれ
そうなんだ、年をとることは避けられないけど、
年にあわせて老け込むことはないということか
言われれば当たり前のことなんだけど、なかなか気づけない一言
杜の都 . . . 本文を読む
◆№68 12月30日 「山猫(1963)」(★★★★★)
(感想)この映画は二度目です。感想は以前のものを再掲載します。
総合 5
監督 5
脚本 5
演技 5
音楽 5
映像 5
とにかくこの映画、イタリアに感謝です
よくぞ復元(復刻)してくれました
豪華絢爛とはいいますが、衣装は最高
これだけのものをいま揃えられるだろうかと感心してみてました
博物館か美術館を見ているという感じがしま . . . 本文を読む
◆№66 12月23日 ◆№66 12月23日 「イノセント(1975)」(★★★★★)
(感想)自信家でプライドもある紳士なのだが、我がままで利己主義な男だった。そして何より、精神的な脆さを持つ男だった。自分は妻に対して傷つけても全く平気なくせに、同じ事をされたとき自分も動揺するほどのショックを受けてしまう。自分の我がままは、自分を受け止めてくれるものの中でしかできないことを知ってしまった。女性 . . . 本文を読む
◆№67 12月25日 「ユアマイサンシャイン」(★★★★☆)
(感想)真っ直ぐに愛することのできる人の物語。観ていると羨ましくなってくる。男の真っ直ぐな愛が徐々に女の拗ねた心さえも真っ直ぐにしていく。お互いの愛を確信し合った二人の愛の力は、さらに凄いものだと感心してしまう。二人の演技もいい。チョン・ドヨンは生まれながらに備わった雰囲気を持っているように感じる。自分の持ち味を良く分かってうまく出し . . . 本文を読む
◆№65 12月23日 「ルードヴィッヒ 神々の黄昏(1972)」(★★★★★)
(感想)ルードヴィッヒⅡは、浪費家に違いはないが、彼を支持する国民がいたことも確かだ。国王というだけでは国民の支持は得られない。彼の魅力はどこにあったのだろう。この映画からは彼の治世を測り知ることは難しいが、彼の満たされない心は感じられる。次々と失っていく、家族も兄弟も失い仕える者たちの心もしだいに離れていく。彼の権 . . . 本文を読む
◆№64 12月21日 「敬愛なるベートーヴェン」(★★★★☆)
(感想)ベートーヴェンの作品を楽しみながら映画も楽しめた佳作。エド・ハリスの演技もダイアン・クルーガーの演技も良かった。エド・ハリスは「ホロック 2人だけのアトリエ」に続いて天才芸術家を演じる。ベートーヴェンの本物は知らないが、絵画などと比べ実によく似ている。そして何より指揮する姿がとてもさまになっている。これはかなり練習を積んだ演 . . . 本文を読む
◆№63 12月18日 「王の男」(★★★★☆)
(感想)まずタイトルに面白い題名を考えるものだと感心した。同性愛の王様の映画かと思ったら、それよりもマザコンというか、猜疑心の塊のような王の物語。権力とは魔力を持っている。能力のあるものが王になることは稀なこと。大概は真の実力者に選ばれて王になる。飾りではないが、実力で王になるわけではない。どの国でもキングメーカーとはよく言ったもので、日本の摂関政 . . . 本文を読む
やはりニューイヤーといえば、これですね、私の新年の定番です
ウィーン・フィル(WPh) ニューイヤー・コンサート2007
ベルリンフィルとまったく違った世界を持っています
小澤征爾さん元気になって早く戻ってきてください
今年の演目は次のとおりです
「行進曲“乾杯!”作品456」 ヨハン・シュトラウス作曲
「ワルツ“調子のいい男”作品62」ヨーゼフ・シュトラウス作曲
「ポルカ“水車”作品57 . . . 本文を読む
今年の大晦日から新年もベルリン・フィルのジルヴェスター・コン
サート2006でした。
今回の注目は、なんと言っても内田光子さんのピアノでした。
モーツアルト・イヤーの締めくくりに選ばれた内館さんのピアノは
最高でした。演目は次のとおりです。
「交響詩“ドン・フアン”作品20」
リヒャルト・シュトラウス作曲
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