◆№12 02月20日 「ユゴ 大統領有故」(★★★★☆)
(感想)監督と関係者の度胸には驚く。スキャンダルから27年が経過しているが、事件は風化していないように感じた。▼事件を監督の視点で再現映画の形式をとっている。事件の展開も凄いが、俳優の演技が良い。熱演と言うより、怪しいまでにデフォルメが効いた、まさに怪演だ。出ているみんな異様だ。みんな異様だから不自然なところも不自然に感じない。▼でも、映 . . . 本文を読む
◆№13 02月23日 「エリザベス:ゴールデン・エイジ」(★★★☆☆)
(感想)歴史映画だけれど、スペクタクルでもない、ヒーロー映画でもない、恋愛映画でもない、ヒューマン映画でもない、監督は一体、どんな映画を撮りたかったのだろうか。仕上がりを見て驚いているのは、出演した俳優たちではないだろうか。何か違うと感じているのではないだろうか。▼とにかくエリザベスの生きた時代は、日本の戦国時代とも重なり激 . . . 本文を読む
“重要なのは負けるたびに教訓を学ぶことだ。人生は学びの過程であり、自分
に最も合ったものを見つけなければならない。いつも見込みのないことをして
いたら人生は面白くない。”
ジョン・マッケンロー(アメリカ人テニス選手)
1959年02月16日生まれ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
マッケンローの全盛期を見てきた私にとって
マッケンローが「負けるたびに . . . 本文を読む
受賞作品について何かを言うつもりはありません
ただ私の感覚は、キネマ旬報ベストテンに近いと感じただけ
ただそれだけ
いい作品でしたよ
「天然コケッコー」、「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」、「今宵、フィッツジェラルド劇場で」
「それでもボクはやってない」を観なかったのは、ちょっぴり残念だったかな
杜人
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
第31回日本 . . . 本文を読む
◆№11 02月15日 「ヴィットリオ広場のオーケストラ」(★★★☆☆)
(感想)ドキュメント映画は評価が難しい。本作も映画としてみれば、構成もいまひとつ、映像もいまひとつ、編集もいまひとつのように感じる。しかし、主題となるオーケストラや登場人物の個性、音楽の多様性など、すばらしい点がいくつもある。私もすぐにサントラ盤CDを注文してしまった。▼というのも、映画では音楽がじっくりと聴けない。何かせわ . . . 本文を読む
「篤姫」は、ドラマとしていいですね
俳優の演技が思った以上にすばらしい
「菊本」を演じた佐々木すみ江さんの演技は、特にすばらしい(かった)
すでに過去形にしたのは、前回でほぼ出演が終わりだと思うからである
これまでの演技は、今後登場する俳優にいい刺激となるだろう
これほどの演技は、稀である、台詞も、動きも、何より目がすばらしかった
宮崎あおい、樋口可南子もすばらしいけれど
これまでは、佐々木す . . . 本文を読む
冬の星座と言えば、オリオン座だと、私は思う
これは私が勝手に思っていることだが、オリオン座に親近感を感じる
私は、私の星はオリオン座だと思っている
オリオン座が見え始めるころになると、私の季節が来たと感じる
2月は特に南の空に美しい
(データ)
杜人 . . . 本文を読む
◆№10 02月14日 「ラスト、コーション」(★★★☆☆)
(感想)▼私の感想は、アン・リー監督が自己満足してしまったように思う。ヴェネチアが認めても、私の感想として、本作は駄作である。良く作り、良く演技し、良く撮れていても、この作品は何かが欠けている。タン・ウェイが体当たりで演じた大胆な性描写を評価する人もいるかもしれないが、私は無駄が多いと感じた。▼アン・リー監督らしくない切れをまったく感じ . . . 本文を読む
◆№06 01月10日 「マンハッタン(1979)」(★★★★★)
(感想)▼人間は不思議なもので、普段見ているとおりだと刺激を感じない。映画というヴィジュアルなのに、あえてモノクロームにして色を減らすことで情報量を押さえ、観る者の意識を登場人物と会話に向けさせている。何気ないことだが、技法としてすばらしい効果を残している。音楽の選定もいい、ニューヨークにガーシュインの組み合わせは、あまりにぴった . . . 本文を読む
◆№09 01月27日 「再会の街で」(★★★★☆)
(感想)▼この映画は良く分からない。大変な傑作か駄作かというようなギャンブル的な作品。ドン・チードルとアダム・サンドラーの演技も良いのか悪いのか分からないというのが正直な気持ち。細かくて渋い演技と言えばそうかも知れない。しかし二人の演技が調和しているかというと、疑問。二人の出会いにも面白さがないし、絡みもインパクトはない。アダム・サンドラーの演 . . . 本文を読む